インテル、移籍市場最終日も精力的な動きを展開。必要な戦力補強はほぼ完遂!!

カテゴリ:メガクラブ

ジャンルカ・ディ・マルツィオ

2015年09月01日

ナポリとの交渉が頓挫するや、すかさずトルコでSBを調達。

移籍先として多くのクラブの名が挙がったが、結局、長友は残留。いばらの道を歩むサムライの行く手に待っているのは……。 (C) Getty Images

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 懸案だったイバン・ペリシッチの獲得を実現したインテルはメルカート最終日、残る補強ポイントだったもうひとりのウイング、守備的MF、左SBの獲得に向けて積極的に動き回った。
 
 ウイングとして当初候補に挙がっていたのは、セカンドトップでもプレーできるイタリア代表エデル(サンプドリア)。移籍金1000万ユーロを提示して交渉を進めたが、サンプのマッシモ・フェッレーロ会長が放出を躊躇、残留という結末となった。
 
 並行して話を進めていたアルゼンチン代表ディエゴ・ペロッティ(ジェノア)も、移籍金900万ユーロというオファーをジェノアが受け入れず、進展しないまま時間は過ぎていった。
 
 この状況を受けてインテルは、もうひとりの候補だったセルビア代表アデム・リャイッチ(ローマ)に集中、交渉のなかではファン・ジェズスとの交換なども検討されたが、最終的にはレンタル料200万ユーロ、移籍金900万ユーロの買い取りオプションつきレンタルという形態で合意に達した。
 
 守備的MFに関しては、当初からフェリペ・メロが唯一のターゲット。7月から動いていた交渉は、メロの契約延長などもあって最終日までもつれ込んだが、移籍金350万ユーロで決着した。
 
 左SBについては、アルジェリア代表ファウジ・グラン(ナポリ)に的を絞り、31日午後にはイタリア代表FWマノーロ・ガッビアディーニとセットで2800万ユーロ(レンタル料と移籍金の合計)というオファーも提示したが、ナポリがこれを拒否したため話は立ち消えとなった。
 
 しかし、F・メロの移籍交渉を進めていたガラタサライと、若手のブラジル人SBアレックス・テレス獲得についても話を進め、一気に移籍成立に持ち込んだ。
 
 ちなみにSBの余剰戦力とみなされていた長友佑都は、レスターに続きレバンテからのオファーも断って、残留を選んでいる。
 
文:ジャンルカ・ディ・マルツィオ
翻訳:片野道郎
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