シンガポール戦以上のシュートを放ち、ゲームは圧倒的に支配したが。
ロシア・ワールドカップ・アジア2次予選の日本対カンボジアが9月3日、埼玉スタジアムで行なわれた。
カンボジア戦|サッカーダイジェスト記者の採点・寸評
【PHOTOギャラリー】日本 3-0 カンボジア
第1戦のシンガポール戦をスコアレスドローとしていた日本は、この試合の前半でも相手の超守備的な戦術に苦しめられたが、最終的には3ゴールを奪い、予選初勝利を飾った。
日本はGKに西川周作を起用。DFは右サイドから酒井宏樹、吉田麻也、森重真人、長友佑都。MFはダブルボランチに山口蛍と長谷部誠が入り、2列目は右サイドから本田圭佑、香川真司、武藤嘉紀。1トップに岡崎慎司が入った。
日本は立ち上がりからボールを支配し、敵陣でゲームを進めた。4分には右SBの酒井宏がサイドをえぐり、ラストパスを送ると、武藤がノートラップでゴールを狙ったが、シュートはヒットせず。
17分には山口のサイドチェンジからチャンスを掴み、岡崎の落としに反応した長友が相手DFに倒されたかに見えたが、笛はならず。その直後の18分には岡崎がエリア内でシュートを放つも枠を捉えきれなかった。
圧倒的に押し込みながらゴールを奪えない日本は、22分にもCKの流れから吉田がヘディングで、長谷部がボレーで狙うがいずれもシュートは枠の外へ。ゴール前に人垣を築いたカンボジアの粘り強い守備の前に、日本は押し込みながらも得点を奪い切れない。
しかし28分、日本に待望の先制点がエースの左足によってもたらされる。ペナルティエリア付近にカンボジア守備陣を押し込んだ日本は、山口からボールを受けた本田が利き足に持ち直すと、そのまま左足を一閃。矢のようなシュートがGKの手を弾き、ゴールネットに突き刺さった。
1点を先制した日本はその後も圧倒的なポゼッションを維持して、カンボジア陣内に攻め込む。だが、やはり最後の決め手を欠き、追加点が生まれない。43分には武藤からのグラウンダーのラストパスに反応したフリーの香川が、シュートを打ち損ねて絶好のチャンスを逸してしまう。
結局、日本は前半だけで17本のシュートを放ちながら本田の1点に止まり、前半終了のホイッスルが鳴った。
後半に入っても日本はゲームを支配。そして立ち上がりの50分にようやく2点目を挙げる。敵陣の高い位置でパスを回して守備組織を崩すと、最後は吉田が低い弾道のミドルを突き刺した。これで勢いを得た日本は61分、ゴール前の混戦から香川がこぼれ球を確実に押し込み、3-0とする。
65分、日本は武藤に代えて宇佐美貴史を投入。さらに78分に岡崎に代えて興梠慎三、83分に本田に代えて原口元気を投入した。
しかし、宇佐美がいくつかの決定機を迎えたのをはじめ、再三チャンスを作りながらもゴールは生まれず、3-0でタイムアップ。日本はこの予選で初勝利を挙げ、勝点を4に伸ばしたが、やはりゴールを奪い切る力強さに欠けた印象を残す内容となった。
日本はこの後、9月8日にイランでアフガニスタン戦を迎える。
カンボジア戦|サッカーダイジェスト記者の採点・寸評
【PHOTOギャラリー】日本 3-0 カンボジア
第1戦のシンガポール戦をスコアレスドローとしていた日本は、この試合の前半でも相手の超守備的な戦術に苦しめられたが、最終的には3ゴールを奪い、予選初勝利を飾った。
日本はGKに西川周作を起用。DFは右サイドから酒井宏樹、吉田麻也、森重真人、長友佑都。MFはダブルボランチに山口蛍と長谷部誠が入り、2列目は右サイドから本田圭佑、香川真司、武藤嘉紀。1トップに岡崎慎司が入った。
日本は立ち上がりからボールを支配し、敵陣でゲームを進めた。4分には右SBの酒井宏がサイドをえぐり、ラストパスを送ると、武藤がノートラップでゴールを狙ったが、シュートはヒットせず。
17分には山口のサイドチェンジからチャンスを掴み、岡崎の落としに反応した長友が相手DFに倒されたかに見えたが、笛はならず。その直後の18分には岡崎がエリア内でシュートを放つも枠を捉えきれなかった。
圧倒的に押し込みながらゴールを奪えない日本は、22分にもCKの流れから吉田がヘディングで、長谷部がボレーで狙うがいずれもシュートは枠の外へ。ゴール前に人垣を築いたカンボジアの粘り強い守備の前に、日本は押し込みながらも得点を奪い切れない。
しかし28分、日本に待望の先制点がエースの左足によってもたらされる。ペナルティエリア付近にカンボジア守備陣を押し込んだ日本は、山口からボールを受けた本田が利き足に持ち直すと、そのまま左足を一閃。矢のようなシュートがGKの手を弾き、ゴールネットに突き刺さった。
1点を先制した日本はその後も圧倒的なポゼッションを維持して、カンボジア陣内に攻め込む。だが、やはり最後の決め手を欠き、追加点が生まれない。43分には武藤からのグラウンダーのラストパスに反応したフリーの香川が、シュートを打ち損ねて絶好のチャンスを逸してしまう。
結局、日本は前半だけで17本のシュートを放ちながら本田の1点に止まり、前半終了のホイッスルが鳴った。
後半に入っても日本はゲームを支配。そして立ち上がりの50分にようやく2点目を挙げる。敵陣の高い位置でパスを回して守備組織を崩すと、最後は吉田が低い弾道のミドルを突き刺した。これで勢いを得た日本は61分、ゴール前の混戦から香川がこぼれ球を確実に押し込み、3-0とする。
65分、日本は武藤に代えて宇佐美貴史を投入。さらに78分に岡崎に代えて興梠慎三、83分に本田に代えて原口元気を投入した。
しかし、宇佐美がいくつかの決定機を迎えたのをはじめ、再三チャンスを作りながらもゴールは生まれず、3-0でタイムアップ。日本はこの予選で初勝利を挙げ、勝点を4に伸ばしたが、やはりゴールを奪い切る力強さに欠けた印象を残す内容となった。
日本はこの後、9月8日にイランでアフガニスタン戦を迎える。