湘南は流れを変えた山田に6.5。先発抜擢のキリノは不発に終わる。
【試合内容】
前半は両チームともに守備に軸足を置いて睨み合うような展開が続いた。
しかし後半に入ると、次第にボール支配率を高めていった横浜が、徐々に仕掛ける回数を増やす。54分、セットプレーの流れから、小林のロングフィードを下平が折り返すと、そこに飛び込んだ伊藤が力で捻じ込み先制する。
一方、シュートさえ打てずにいた湘南だが、65分の山田の投入で流れが一変。70分、永木が直接FKを叩き込んで同点とする。
その後、流れに乗ったホームチームが攻勢を強め、横浜もアデミウソンを活かした速攻を仕掛ける。しかし、両チームともに詰めを欠き、結局1-1で引き分けた。
【J1採点&寸評】全9試合の評価をチェック!
【J1 PHOTOハイライト】2ndステージ・12節
【チーム採点・寸評】
湘南 5.5
底力を発揮して、なんとか同点に追い付く。ただ永木の直接FK以外は、結局決定機を作れず、6試合連続で先制点を与えたのも課題。
横浜 5.5
守備陣の安定感が際立ち、崩された場面はほとんどなかった。一方、攻撃陣は湘南の厳しいプレスに苦しんだ。
【湘南│採点・寸評】
GK
1 秋元陽太 6
サイドをえぐられた後のグラウンダーやハイボールなどクロスへの対応にはミスがなかった。
DF
3 遠藤 航 6
調子の良かった齋藤を封じ、横浜の攻撃の流れを遮断。攻撃参加の揺さぶりも効果的で、惜しいミドルを2本放つ。
20 坪井慶介 6
A・バイアの負傷によりスクランブル起用となったが、最終ラインにしっかり“フタ”をするように引き締めた。
17 三竿雄斗 6
流動的に動く横浜の前線へのケアを優先。CB的な役割もこなしながら、サイド攻撃を活性化させた。
MF
5 古林将太 5.5
前半はボールの収めどころとして機能していたが、後半に入り、ばったり消えてしまった。
2 菊地俊介 6
中村への素早いプレスなど、球際で効いていた。ただそこからの展開力が物足りず、攻撃の形を作れなかった一因にもなっていた。終盤、ようやく彼らしい馬力のあるアタックが見られた。
6 永木亮太 6.5
まったく攻撃の形を作れずにいたなか、渾身のひと振りで直接FKを捻じ込む。一方、失点シーンは決して彼のみの責任ではないが、相手のセットプレーの流れでマークが曖昧になっていた時間帯だけに、展開を読んで対応したかった。
10 菊池大介 5.5
長い距離を走り、局面に顔を出した。後半は彼のいた左サイドから攻撃を組み立てる展開になったが、相手に脅威を与えるプレーは限られた。89分のシュートはせめて枠には飛ばしたかった。
FW
9 キリノ 5
前線に不足していたパワーをもたらした。しかし、スピードと走力が現在の湘南レベルに達していない印象だ。
23 高山 薫 5.5
藤田祥、キリノに動きが少ないため、彼が突くスペースが限られた。大型FWを並べた時の弊害が見えたが、山田投入後に躍動感を取り戻した。
11 藤田祥史 5
中澤とファビオが築く横浜の壁の前で沈黙。前線3人で流動的にポジションを替えるなど、もっと工夫したかった。
交代選手
MF
8 山田直輝 6.5
投入後、明らかに流れが変わった。停滞していた前線に“風”を注ぎ込み、チーム全体が息を吹き返した。
MF
14 藤田征也 6
流れに乗った終盤に何度か好クロスを放った。もっと彼にボールを集めても面白かったか。
FW
19 大槻周平 ―
身体を張ったプレーは見せたものの、泥臭くゴール前に顔を出すプレーは限られた。
監督
曺 貴裁 5.5
湘南らしい迫力あるプレスを最後まで貫かせた。ただ、前半はほとんど攻撃が機能せず、終盤に互角以上の戦いぶりを見せた展開を振り返ると、キリノの先発抜擢が失敗に終わった感は否めない。
前半は両チームともに守備に軸足を置いて睨み合うような展開が続いた。
しかし後半に入ると、次第にボール支配率を高めていった横浜が、徐々に仕掛ける回数を増やす。54分、セットプレーの流れから、小林のロングフィードを下平が折り返すと、そこに飛び込んだ伊藤が力で捻じ込み先制する。
一方、シュートさえ打てずにいた湘南だが、65分の山田の投入で流れが一変。70分、永木が直接FKを叩き込んで同点とする。
その後、流れに乗ったホームチームが攻勢を強め、横浜もアデミウソンを活かした速攻を仕掛ける。しかし、両チームともに詰めを欠き、結局1-1で引き分けた。
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【J1 PHOTOハイライト】2ndステージ・12節
【チーム採点・寸評】
湘南 5.5
底力を発揮して、なんとか同点に追い付く。ただ永木の直接FK以外は、結局決定機を作れず、6試合連続で先制点を与えたのも課題。
横浜 5.5
守備陣の安定感が際立ち、崩された場面はほとんどなかった。一方、攻撃陣は湘南の厳しいプレスに苦しんだ。
【湘南│採点・寸評】
GK
1 秋元陽太 6
サイドをえぐられた後のグラウンダーやハイボールなどクロスへの対応にはミスがなかった。
DF
3 遠藤 航 6
調子の良かった齋藤を封じ、横浜の攻撃の流れを遮断。攻撃参加の揺さぶりも効果的で、惜しいミドルを2本放つ。
20 坪井慶介 6
A・バイアの負傷によりスクランブル起用となったが、最終ラインにしっかり“フタ”をするように引き締めた。
17 三竿雄斗 6
流動的に動く横浜の前線へのケアを優先。CB的な役割もこなしながら、サイド攻撃を活性化させた。
MF
5 古林将太 5.5
前半はボールの収めどころとして機能していたが、後半に入り、ばったり消えてしまった。
2 菊地俊介 6
中村への素早いプレスなど、球際で効いていた。ただそこからの展開力が物足りず、攻撃の形を作れなかった一因にもなっていた。終盤、ようやく彼らしい馬力のあるアタックが見られた。
6 永木亮太 6.5
まったく攻撃の形を作れずにいたなか、渾身のひと振りで直接FKを捻じ込む。一方、失点シーンは決して彼のみの責任ではないが、相手のセットプレーの流れでマークが曖昧になっていた時間帯だけに、展開を読んで対応したかった。
10 菊池大介 5.5
長い距離を走り、局面に顔を出した。後半は彼のいた左サイドから攻撃を組み立てる展開になったが、相手に脅威を与えるプレーは限られた。89分のシュートはせめて枠には飛ばしたかった。
FW
9 キリノ 5
前線に不足していたパワーをもたらした。しかし、スピードと走力が現在の湘南レベルに達していない印象だ。
23 高山 薫 5.5
藤田祥、キリノに動きが少ないため、彼が突くスペースが限られた。大型FWを並べた時の弊害が見えたが、山田投入後に躍動感を取り戻した。
11 藤田祥史 5
中澤とファビオが築く横浜の壁の前で沈黙。前線3人で流動的にポジションを替えるなど、もっと工夫したかった。
交代選手
MF
8 山田直輝 6.5
投入後、明らかに流れが変わった。停滞していた前線に“風”を注ぎ込み、チーム全体が息を吹き返した。
MF
14 藤田征也 6
流れに乗った終盤に何度か好クロスを放った。もっと彼にボールを集めても面白かったか。
FW
19 大槻周平 ―
身体を張ったプレーは見せたものの、泥臭くゴール前に顔を出すプレーは限られた。
監督
曺 貴裁 5.5
湘南らしい迫力あるプレスを最後まで貫かせた。ただ、前半はほとんど攻撃が機能せず、終盤に互角以上の戦いぶりを見せた展開を振り返ると、キリノの先発抜擢が失敗に終わった感は否めない。