ノーゴールながら、何度も仕掛けた金崎には及第点を与えて良い。
【試合内容】
左サイドから崩し、折り返したボールを1タッチで沈める――。3分と6分に似たような展開から点を取り合ったゲームは、攻守で高いテンションを保ったまま時計が進んだ。両チームとも球際が激しく、局面のバトルは見応え十分。そのなかで、前半のうちにビッグチャンスを3度迎えるなど、ペースを握ったのは鹿島だった。
後半も緊張感が漂う好ゲームとなるが、ひとつのミスが勝敗を分ける。左サイドからのクロスに対し、曽ヶ端が痛恨のファンブル。こぼれたボールを興梠に叩き込まれ、鹿島は優勢に試合を進めながらリードを許してしまう。
その後、前線の選手を入れ替えて浦和ゴールに迫る鹿島だったが、シュートは西川に止められるか、枠を捉えられない。アディショナルタイムにも西のヘディングが西川に弾き出されるなど最後まで1点が遠く、そのままタイムアップ。鹿島は合計27本ものシュートを放ちながら、第2ステージ優勝が遠のく厳しい1敗を喫した。
【J1採点&寸評】全9試合の評価をチェック!
【J1 PHOTOハイライト】2ndステージ・12節
【チーム採点・寸評】
鹿島 5.5
試合の主導権を握りながら、またも浦和に逆転負け。好ゲームを演じただけに、ひとつのミス、多くの決定機逸が悔やまれる。
浦和 6.5
選手全員が守備の意識を強く持ち、気迫漲る球際で鹿島の攻撃を凌ぎ切る。攻撃の費用対効果も良かった。
【鹿島|採点・寸評】
GK
21 曽ヶ端準 4.5
昌子と重なる難しいシチュエーションだったとはいえ、ファンブルはいただけない。試合を決定付けた失点だった。
DF
22 西 大伍 5.5
空中のボールを積極的に処理し、攻め上がるタイミングも適切。ただ、2失点とも自分のサイドから奪われたのは減点要素。
3 昌子 源 5.5
興梠のポストプレーを警戒し、自由を与えず。セットプレー時は惜しいヘディングを3度放つも、ゴールは遠く……。
5 青木 剛 5.5
カバーリングやヘディングの対応は問題なし。ただし、1失点は適切なポジションをとっていれば、防げたものだった。
16 山本脩斗 6
守備ではそれほど隙を見せず、前線ではボールキープからチャンスを演出。平均点は与えていいだろう。
MF
20 柴崎 岳 5
後半はやや持ち直したが、パスミスや判断ミスが目に付く。攻守とも、いつもの躍動感が感じられなかった。
40 小笠原満男 5.5
浦和のアグレッシブさに押され気味。特に後半は、ボールを持った時のプレーの強度が足らず、打開力を欠いた。
25 遠藤 康 5.5
見事なシュートで先制点をマークするも、徐々に尻すぼみ。サイドで起点になり切れず、目立ったのはセットプレーくらい。
7 カイオ 5
確かに攻撃では可能性を感じさせたが、守備の不安のほうが大きい。肝心のフィニッシュも精度が低く、“違い”にはなれず。
FW
33 金崎夢生 6
アグレッシブな仕掛けの鋭さは特筆。何度も相手守備陣を切り裂いており、ノーゴールとはいえ合格点を与えて良い。
11 ダヴィ 5
強さと抜け目なさは取り戻しつつあるが、コンビネーションに課題。特にカイオとのそれは早急に改善したい。
交代出場
FW
34 鈴木優磨 -
指揮官の指示通りにサイドからチャンスを作るも、自ら狙うシーンは少ない。本拠地での2戦連続ゴールはならず。
MF
8 土居聖真 -
押し込んだ時間帯での登場も、限られたスペースでは技術を活かせず。不完全燃焼のまま試合を終えた。
監督
石井正忠 5
展開自体は悪くない。ただ、最後まで交代枠をひとつ残すなど、早々に動いた敵将に比べると腰の重さが際立った。
左サイドから崩し、折り返したボールを1タッチで沈める――。3分と6分に似たような展開から点を取り合ったゲームは、攻守で高いテンションを保ったまま時計が進んだ。両チームとも球際が激しく、局面のバトルは見応え十分。そのなかで、前半のうちにビッグチャンスを3度迎えるなど、ペースを握ったのは鹿島だった。
後半も緊張感が漂う好ゲームとなるが、ひとつのミスが勝敗を分ける。左サイドからのクロスに対し、曽ヶ端が痛恨のファンブル。こぼれたボールを興梠に叩き込まれ、鹿島は優勢に試合を進めながらリードを許してしまう。
その後、前線の選手を入れ替えて浦和ゴールに迫る鹿島だったが、シュートは西川に止められるか、枠を捉えられない。アディショナルタイムにも西のヘディングが西川に弾き出されるなど最後まで1点が遠く、そのままタイムアップ。鹿島は合計27本ものシュートを放ちながら、第2ステージ優勝が遠のく厳しい1敗を喫した。
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【チーム採点・寸評】
鹿島 5.5
試合の主導権を握りながら、またも浦和に逆転負け。好ゲームを演じただけに、ひとつのミス、多くの決定機逸が悔やまれる。
浦和 6.5
選手全員が守備の意識を強く持ち、気迫漲る球際で鹿島の攻撃を凌ぎ切る。攻撃の費用対効果も良かった。
【鹿島|採点・寸評】
GK
21 曽ヶ端準 4.5
昌子と重なる難しいシチュエーションだったとはいえ、ファンブルはいただけない。試合を決定付けた失点だった。
DF
22 西 大伍 5.5
空中のボールを積極的に処理し、攻め上がるタイミングも適切。ただ、2失点とも自分のサイドから奪われたのは減点要素。
3 昌子 源 5.5
興梠のポストプレーを警戒し、自由を与えず。セットプレー時は惜しいヘディングを3度放つも、ゴールは遠く……。
5 青木 剛 5.5
カバーリングやヘディングの対応は問題なし。ただし、1失点は適切なポジションをとっていれば、防げたものだった。
16 山本脩斗 6
守備ではそれほど隙を見せず、前線ではボールキープからチャンスを演出。平均点は与えていいだろう。
MF
20 柴崎 岳 5
後半はやや持ち直したが、パスミスや判断ミスが目に付く。攻守とも、いつもの躍動感が感じられなかった。
40 小笠原満男 5.5
浦和のアグレッシブさに押され気味。特に後半は、ボールを持った時のプレーの強度が足らず、打開力を欠いた。
25 遠藤 康 5.5
見事なシュートで先制点をマークするも、徐々に尻すぼみ。サイドで起点になり切れず、目立ったのはセットプレーくらい。
7 カイオ 5
確かに攻撃では可能性を感じさせたが、守備の不安のほうが大きい。肝心のフィニッシュも精度が低く、“違い”にはなれず。
FW
33 金崎夢生 6
アグレッシブな仕掛けの鋭さは特筆。何度も相手守備陣を切り裂いており、ノーゴールとはいえ合格点を与えて良い。
11 ダヴィ 5
強さと抜け目なさは取り戻しつつあるが、コンビネーションに課題。特にカイオとのそれは早急に改善したい。
交代出場
FW
34 鈴木優磨 -
指揮官の指示通りにサイドからチャンスを作るも、自ら狙うシーンは少ない。本拠地での2戦連続ゴールはならず。
MF
8 土居聖真 -
押し込んだ時間帯での登場も、限られたスペースでは技術を活かせず。不完全燃焼のまま試合を終えた。
監督
石井正忠 5
展開自体は悪くない。ただ、最後まで交代枠をひとつ残すなど、早々に動いた敵将に比べると腰の重さが際立った。