背後を狙われる展開のなか、小椋のボール奪取力と配球が際立つ。
【試合内容】
ロングボールを中心に攻撃を組み立ててくる仙台は、R・ロペスを起点に押し込む。ミスから立ち上がりにリズムを掴めなかった山形は、FKやクロスボールを渡部、金園などに頭で合わせられるが、ここを凌ぐと、次第にセカンドボールを拾うようになり、左サイドから突破口を開く。23分には左サイドを突破した高木のクロスを川西が頭で合わせたが、仙台GKの六反に足で防がれた。
後半、両チームともにカウンターが中心となるなか、59分に小椋がクリアボールを撥ねね返すと川西が抜け出す。一度は鎌田に凌がれたが、こぼれたボールをR・フランクが押し込んで山形が先制した。
しかしその後は仙台ペース。山形はシンプルにプレーして耐えていたが、67分に富田からの左クロスをR・ロペスに合わせられて追い付かれた。
山形は先制後に追いつかれる形で勝利を逃し、この7日間の3連戦は3連続ドロー。年間順位をひとつ上げたもののJ1残留への状況はさらに厳しくなった。
【J1採点&寸評】全9試合の評価をチェック!
【J1 PHOTOハイライト】2ndステージ・12節
【チーム採点・寸評】
山形 5
ひとつの試合としてみれば、ドローは妥当な内容。ただし、この試合はホームでの「みちのくダービー」であり、残留が懸かった大一番。引き分けは痛恨の結果だ。得点も取れる形が生まれるようになり、失点数も減ってきてはいるが、得点後の失点が続いているのは問題だ。
仙台 6
サポートの少なさは気になったが、R・ロペスや金園を活かした戦いはできている。シュートも多く、速攻の迫力もあり、サイドを崩す場面も多かった。それだけにもう少しチャンスを作れたはずだ。
【山形|採点・寸評】
GK
1 山岸範宏 5.5
キャッチングが落ち着いており、前に出る判断も良かった。56分には手前でバウンドする難しいシュートもセーブ。失点のシュートはタイミングを外されたか。
DF
4 西河翔吾 5
立ち上がりからR・ロペスへの対応が甘く、サイドからの突破を許した。ビルドアップも相手に狙われてプレスを引っ掛けられてしまう。
3 渡辺広大 5.5
立ち上がりにバタバタしたが、徐々に落ち着き立て直す。空中戦では引けを取らなかったが、くさびを収められるとボールを奪えず起点を作られた。
13 石川竜也 6
前半は左サイドを駆け上がる場面が多かった。29分には高い位置で起点になって決定機を演出。43分にはピンチを救っている。
MF
6 山田拓巳 5
クロスは合わせられず、ビルドアップのパスミスでピンチを招く。ボールロストも多く、 守備では右サイドの突破を何度も許してしまった。
5 アルセウ 6
プレスで狙われることが多かったが、力強くボールを運んで試合を組み立てた。
34 小椋祥平 6.5
背後を狙われがちだったが、しっかりと戻って対応した。ボール奪取からのカウンターなど、90分間に渡り攻撃の起点になった。
27 高木利弥 5
起点になる機会は巡ってきていたが、チャンスボールを送り出せず。失点時もスライドで戻りきれずにスペースを空けてしまった。
24 ロメロ・フランク 6.5
激しいマークを受けながらも前を向いてシュート。プレスや2列目のサポートで前に出ていた意識が功を奏し、こぼれ球を押し込んで先制ゴール!
29 川西翔太 6.5
ギャップでボールを収めて仕掛け、23分には決定的なヘディングシュートでゴールを狙った。59分の得点シーンでも裏に抜け出して突破口を切り開き、R・フランクのゴールを身体を張ってアシスト。
FW
11 ディエゴ 5.5
身体の強さを発揮して前線の起点となったが、得点は決めきれず。チャンスの場面であと一歩合わせられなかった。
交代出場
MF
9 中島裕希 5.5
流れを変えるべく、サイドから縦に抜け出す動きを見せた。ただ投入直後に上手く抜け出しチャンスを作った場面以外は効果は薄く、逆に中央でのシュートが欲しかった。
FW
34 高崎寛之 -
ボールを引き出して攻撃に絡めたが、シュートはなし。終盤にカウンターからクロスでチャンスを演出した。
DF
31 高木純平 -
右サイドからのクロスを送る役割を任されたはずだが、ミスもあってチャンスを作りきれず。
監督
石﨑信弘 5.5
戦術的には戦えるチームを作れており、選手起用も納得できるが、細かいプレーの差が出てしまい、あと一歩で勝ちを逃す試合が続いている。
ロングボールを中心に攻撃を組み立ててくる仙台は、R・ロペスを起点に押し込む。ミスから立ち上がりにリズムを掴めなかった山形は、FKやクロスボールを渡部、金園などに頭で合わせられるが、ここを凌ぐと、次第にセカンドボールを拾うようになり、左サイドから突破口を開く。23分には左サイドを突破した高木のクロスを川西が頭で合わせたが、仙台GKの六反に足で防がれた。
後半、両チームともにカウンターが中心となるなか、59分に小椋がクリアボールを撥ねね返すと川西が抜け出す。一度は鎌田に凌がれたが、こぼれたボールをR・フランクが押し込んで山形が先制した。
しかしその後は仙台ペース。山形はシンプルにプレーして耐えていたが、67分に富田からの左クロスをR・ロペスに合わせられて追い付かれた。
山形は先制後に追いつかれる形で勝利を逃し、この7日間の3連戦は3連続ドロー。年間順位をひとつ上げたもののJ1残留への状況はさらに厳しくなった。
【J1採点&寸評】全9試合の評価をチェック!
【J1 PHOTOハイライト】2ndステージ・12節
【チーム採点・寸評】
山形 5
ひとつの試合としてみれば、ドローは妥当な内容。ただし、この試合はホームでの「みちのくダービー」であり、残留が懸かった大一番。引き分けは痛恨の結果だ。得点も取れる形が生まれるようになり、失点数も減ってきてはいるが、得点後の失点が続いているのは問題だ。
仙台 6
サポートの少なさは気になったが、R・ロペスや金園を活かした戦いはできている。シュートも多く、速攻の迫力もあり、サイドを崩す場面も多かった。それだけにもう少しチャンスを作れたはずだ。
【山形|採点・寸評】
GK
1 山岸範宏 5.5
キャッチングが落ち着いており、前に出る判断も良かった。56分には手前でバウンドする難しいシュートもセーブ。失点のシュートはタイミングを外されたか。
DF
4 西河翔吾 5
立ち上がりからR・ロペスへの対応が甘く、サイドからの突破を許した。ビルドアップも相手に狙われてプレスを引っ掛けられてしまう。
3 渡辺広大 5.5
立ち上がりにバタバタしたが、徐々に落ち着き立て直す。空中戦では引けを取らなかったが、くさびを収められるとボールを奪えず起点を作られた。
13 石川竜也 6
前半は左サイドを駆け上がる場面が多かった。29分には高い位置で起点になって決定機を演出。43分にはピンチを救っている。
MF
6 山田拓巳 5
クロスは合わせられず、ビルドアップのパスミスでピンチを招く。ボールロストも多く、 守備では右サイドの突破を何度も許してしまった。
5 アルセウ 6
プレスで狙われることが多かったが、力強くボールを運んで試合を組み立てた。
34 小椋祥平 6.5
背後を狙われがちだったが、しっかりと戻って対応した。ボール奪取からのカウンターなど、90分間に渡り攻撃の起点になった。
27 高木利弥 5
起点になる機会は巡ってきていたが、チャンスボールを送り出せず。失点時もスライドで戻りきれずにスペースを空けてしまった。
24 ロメロ・フランク 6.5
激しいマークを受けながらも前を向いてシュート。プレスや2列目のサポートで前に出ていた意識が功を奏し、こぼれ球を押し込んで先制ゴール!
29 川西翔太 6.5
ギャップでボールを収めて仕掛け、23分には決定的なヘディングシュートでゴールを狙った。59分の得点シーンでも裏に抜け出して突破口を切り開き、R・フランクのゴールを身体を張ってアシスト。
FW
11 ディエゴ 5.5
身体の強さを発揮して前線の起点となったが、得点は決めきれず。チャンスの場面であと一歩合わせられなかった。
交代出場
MF
9 中島裕希 5.5
流れを変えるべく、サイドから縦に抜け出す動きを見せた。ただ投入直後に上手く抜け出しチャンスを作った場面以外は効果は薄く、逆に中央でのシュートが欲しかった。
FW
34 高崎寛之 -
ボールを引き出して攻撃に絡めたが、シュートはなし。終盤にカウンターからクロスでチャンスを演出した。
DF
31 高木純平 -
右サイドからのクロスを送る役割を任されたはずだが、ミスもあってチャンスを作りきれず。
監督
石﨑信弘 5.5
戦術的には戦えるチームを作れており、選手起用も納得できるが、細かいプレーの差が出てしまい、あと一歩で勝ちを逃す試合が続いている。