CBの丸山は「凄み」というオーラをまといつつある。
【試合内容】
アウェーシートを松本のサポーターが占拠した一戦は、熱い声援に支えられた松本が立ち上がりから攻め込む展開になった。前田のドリブル、岩上のロングスローなどでエリア内に切り込み、セットプレーからもチャンスを掴んだ。
しかし、先制したのはホームのFC東京。序盤のピンチを凌ぐと、20分にはCKの流れから右サイドに残っていた太田がゴール前にクロス。これをニアサイドで待ち構えていた前田がヘッドで沈めた。
FC東京のリードで迎えた後半は一進一退の攻防が続いた。一旦は流れを悪くしたかに見えた松本も必死に食い下がり、最終盤は圧力をかけて相手陣内に進入した。
それでも、この日のFC東京は焦らず、崩れず、松本をシャットアウト。1-0の完封勝利で、年間3位の座を守った。
【J1採点&寸評】全9試合の評価をチェック!
【J1 PHOTOハイライト】2ndステージ・12節
【チーム採点・寸評】
FC東京 6.5
森重を中心とした守備ブロックは強固で、崩れる気配はほとんどなかった。「1-0」という今季のFC東京を象徴する勝利と言えた。
松本 5.5
接戦に持ち込んだ戦いぶりは決して悪くなかったが、最終局面でのプレー精度はお世辞にも高くない。クオリティの差が結果に出たか。
【FC東京|採点・寸評】
GK
46 ブラダ・アブラモフ 5.5
飛び出しに躊躇するなどDFとの連係に不安を覗かせた。無失点だったとはいえ、レギュラーの座を守るには安定感を高める必要がある。
DF
2 徳永悠平 6
J1通算300試合出場を達成したメモリアルゲームでも淡々と仕事をこなす。ミスをしても焦らない精神力はベテランならではの武器。
3 森重真人 6.5
ゴール前で文字どおり大きな壁となり、松本の攻撃を撥ね返す。1対1の局面でも「さすが代表戦士」という強さを見せつけていた。
5 丸山祐市 6.5
攻め込まれた試合序盤も冷静に立ち回り、及第点以上のパフォーマンス。代表活動に参加して「凄み」というオーラをまといつつある。
気迫溢れる戦闘ぶりを評して、MOMに選出。
6 太田宏介 6
20分に鋭いクロスで前田のゴールをお膳立てしたように、要所を締めた攻め上がりで勝利に貢献した。今季ここまで12アシストは立派。
MF
7 米本拓司 6
出場停止の高橋に代わり不慣れなアンカーに抜擢。ポジショニングを意識しつつ、「安全第一」の割り切ったディフェンスで奮闘した。
17 河野広貴 5.5
足もとにボールが付いており、比較的余裕を持って局面を前に動かした。ただ、ゴール前で決定的な働きがなかった点は減点対象。
22 羽生直剛 6
中盤のバランサーとして危険なスペースを埋めていた。“ピッチの指揮官”として重要な役割を担っており、陰の功労者と言える。
37 橋本拳人 6
周囲を見渡しながら、アンカー米本の位置を確認して的確にフォロー。あまり休むことなく上下動を繰り返すスタミナも好印象だった。
FW
20 前田遼一 6.5
松本の懸命な守りに苦しむなかでも、一瞬の隙を突いて値千金の決勝弾。勝負どころで決めるあたりは、素晴らしいのひと言だろう。
21 サンダサ 6
強靭な身体を利したドリブルとボールキープで相手を混乱に陥れた。11分の決定機逸はマイナスもチームへの貢献度はまずまず高かった。
交代出場
MF
38 東 慶悟 6
4-4-2の左サイドに入り、太田とのパスワークから好機を演出しようと試みる。ここにきてコンディションは上向きのようだ。
FW
16 ネイサン・バーンズ 6
70分に強烈なシュートでGKを強襲し、その数分後にはスピーディなドリブルから決定機を作りかける。サンダサとは違う持ち味を発揮。
DF
29 吉本一謙 -
投入直後にヘッドでクリア。緊迫した展開のなかでも地に足がしっかりと付いており、クローザーとしての任務も果たした。
監督
マッシモ・フィッカデンティ 6
先手必勝のパターンで勝利。松本にコントロールされる時間帯もあり、試合を掌握したとは言えないが、勝点3という結果は残した。
アウェーシートを松本のサポーターが占拠した一戦は、熱い声援に支えられた松本が立ち上がりから攻め込む展開になった。前田のドリブル、岩上のロングスローなどでエリア内に切り込み、セットプレーからもチャンスを掴んだ。
しかし、先制したのはホームのFC東京。序盤のピンチを凌ぐと、20分にはCKの流れから右サイドに残っていた太田がゴール前にクロス。これをニアサイドで待ち構えていた前田がヘッドで沈めた。
FC東京のリードで迎えた後半は一進一退の攻防が続いた。一旦は流れを悪くしたかに見えた松本も必死に食い下がり、最終盤は圧力をかけて相手陣内に進入した。
それでも、この日のFC東京は焦らず、崩れず、松本をシャットアウト。1-0の完封勝利で、年間3位の座を守った。
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【J1 PHOTOハイライト】2ndステージ・12節
【チーム採点・寸評】
FC東京 6.5
森重を中心とした守備ブロックは強固で、崩れる気配はほとんどなかった。「1-0」という今季のFC東京を象徴する勝利と言えた。
松本 5.5
接戦に持ち込んだ戦いぶりは決して悪くなかったが、最終局面でのプレー精度はお世辞にも高くない。クオリティの差が結果に出たか。
【FC東京|採点・寸評】
GK
46 ブラダ・アブラモフ 5.5
飛び出しに躊躇するなどDFとの連係に不安を覗かせた。無失点だったとはいえ、レギュラーの座を守るには安定感を高める必要がある。
DF
2 徳永悠平 6
J1通算300試合出場を達成したメモリアルゲームでも淡々と仕事をこなす。ミスをしても焦らない精神力はベテランならではの武器。
3 森重真人 6.5
ゴール前で文字どおり大きな壁となり、松本の攻撃を撥ね返す。1対1の局面でも「さすが代表戦士」という強さを見せつけていた。
5 丸山祐市 6.5
攻め込まれた試合序盤も冷静に立ち回り、及第点以上のパフォーマンス。代表活動に参加して「凄み」というオーラをまといつつある。
気迫溢れる戦闘ぶりを評して、MOMに選出。
6 太田宏介 6
20分に鋭いクロスで前田のゴールをお膳立てしたように、要所を締めた攻め上がりで勝利に貢献した。今季ここまで12アシストは立派。
MF
7 米本拓司 6
出場停止の高橋に代わり不慣れなアンカーに抜擢。ポジショニングを意識しつつ、「安全第一」の割り切ったディフェンスで奮闘した。
17 河野広貴 5.5
足もとにボールが付いており、比較的余裕を持って局面を前に動かした。ただ、ゴール前で決定的な働きがなかった点は減点対象。
22 羽生直剛 6
中盤のバランサーとして危険なスペースを埋めていた。“ピッチの指揮官”として重要な役割を担っており、陰の功労者と言える。
37 橋本拳人 6
周囲を見渡しながら、アンカー米本の位置を確認して的確にフォロー。あまり休むことなく上下動を繰り返すスタミナも好印象だった。
FW
20 前田遼一 6.5
松本の懸命な守りに苦しむなかでも、一瞬の隙を突いて値千金の決勝弾。勝負どころで決めるあたりは、素晴らしいのひと言だろう。
21 サンダサ 6
強靭な身体を利したドリブルとボールキープで相手を混乱に陥れた。11分の決定機逸はマイナスもチームへの貢献度はまずまず高かった。
交代出場
MF
38 東 慶悟 6
4-4-2の左サイドに入り、太田とのパスワークから好機を演出しようと試みる。ここにきてコンディションは上向きのようだ。
FW
16 ネイサン・バーンズ 6
70分に強烈なシュートでGKを強襲し、その数分後にはスピーディなドリブルから決定機を作りかける。サンダサとは違う持ち味を発揮。
DF
29 吉本一謙 -
投入直後にヘッドでクリア。緊迫した展開のなかでも地に足がしっかりと付いており、クローザーとしての任務も果たした。
監督
マッシモ・フィッカデンティ 6
先手必勝のパターンで勝利。松本にコントロールされる時間帯もあり、試合を掌握したとは言えないが、勝点3という結果は残した。