「敵に囲まれている時は無理をしない。頭がいいなぁ」(岡崎)
残留争いの場が主戦場と思われていたレスターが、ここまで完全に下馬評を覆している。10試合を終えた時点で獲得した勝点は19と、堂々の5位に名を連ねているのだ。
そんな勢いあるチームをけん引するのは、開幕から10戦10得点と絶好調を維持するジェイミー・ヴァーディーである。
昨シーズンは34試合出場して5ゴールだったのが、プレミアリーグ2年目となる今シーズンは、好機は少ないものの、抜群の決定力でゴールを重ねている。
特に4節から7試合連続得点と、相手にとっては手をつけられない状況であり、セルヒオ・アグエロやジエゴ・コスタ、アレクシス・サンチェスといった、リーグを代表する点取り屋を抑えて、得点ランキングのトップにつけている。
今シーズンからレスターに加入し、10試合中8試合で先発出場している岡崎慎司は、前線でコンビを組むこのイングランド代表の同僚をどのように見ているのだろうか。
まず彼が挙げるのが、ヴァーディーの90分間切れることのない集中力、そしてチャンスを見極められる洞察力だ。
決勝点を挙げた10節のクリスタル・パレス戦もそうだった。相手CBのパスミスでリャド・マハレズにボールが渡ると、スルーパスが出されることを察知したヴァーディーは、誰よりも速く前線へと抜け出した。
「本来だったら、自分がやるプレー。自分は足が速くないから、相手より常に一歩先に出て、という感じなんです。こうして自分がコンプレックスのなかから見つけたものを、ヴァーディーはうまくプレーに活かしている。それは凄いなと思う」
そう語る岡崎は、8節のノーリッジ戦後にも“相棒”を褒め称えている。
「彼は、相手に囲まれていても何でもできるという選手ではなく、そういう時は全然無理をしないんです。味方の選手を探したりと、その辺はうまいですよ。そして、相手と1対1になった時は仕掛けるんです。『頭がいいなぁ』と思いますね。シンプルにやるし」
また、守備面での貢献は少ないヴァーディーだが、それでもピッチ上の様々な場所に彼は顔を出している印象を受ける。その理由も、岡崎は語ってくれている。
「全体的に見たら、あいつの(走行)距離って、全然ないんですよ。ただ、インパクトがあるんですよね。『うわ、走ってる!』っていう。自分がマインツの時もそうだったんです。10.5キロぐらいしか走っていないんですけど、ハードワークしてると見られてたんですよ。(次頁に続く)」
そんな勢いあるチームをけん引するのは、開幕から10戦10得点と絶好調を維持するジェイミー・ヴァーディーである。
昨シーズンは34試合出場して5ゴールだったのが、プレミアリーグ2年目となる今シーズンは、好機は少ないものの、抜群の決定力でゴールを重ねている。
特に4節から7試合連続得点と、相手にとっては手をつけられない状況であり、セルヒオ・アグエロやジエゴ・コスタ、アレクシス・サンチェスといった、リーグを代表する点取り屋を抑えて、得点ランキングのトップにつけている。
今シーズンからレスターに加入し、10試合中8試合で先発出場している岡崎慎司は、前線でコンビを組むこのイングランド代表の同僚をどのように見ているのだろうか。
まず彼が挙げるのが、ヴァーディーの90分間切れることのない集中力、そしてチャンスを見極められる洞察力だ。
決勝点を挙げた10節のクリスタル・パレス戦もそうだった。相手CBのパスミスでリャド・マハレズにボールが渡ると、スルーパスが出されることを察知したヴァーディーは、誰よりも速く前線へと抜け出した。
「本来だったら、自分がやるプレー。自分は足が速くないから、相手より常に一歩先に出て、という感じなんです。こうして自分がコンプレックスのなかから見つけたものを、ヴァーディーはうまくプレーに活かしている。それは凄いなと思う」
そう語る岡崎は、8節のノーリッジ戦後にも“相棒”を褒め称えている。
「彼は、相手に囲まれていても何でもできるという選手ではなく、そういう時は全然無理をしないんです。味方の選手を探したりと、その辺はうまいですよ。そして、相手と1対1になった時は仕掛けるんです。『頭がいいなぁ』と思いますね。シンプルにやるし」
また、守備面での貢献は少ないヴァーディーだが、それでもピッチ上の様々な場所に彼は顔を出している印象を受ける。その理由も、岡崎は語ってくれている。
「全体的に見たら、あいつの(走行)距離って、全然ないんですよ。ただ、インパクトがあるんですよね。『うわ、走ってる!』っていう。自分がマインツの時もそうだったんです。10.5キロぐらいしか走っていないんですけど、ハードワークしてると見られてたんですよ。(次頁に続く)」