「今の自分はチームの〝枝〞。成長を続けて〝幹〞になりたい」
来年1月にリオ五輪最終予選を控えるU-22代表での活躍も期待される中野嘉大。〝川崎のニューヒーロー〞として一躍スポットライトを浴びるアタッカーが、最大の武器であるドリブルをテーマに、今季のパフォーマンスについて語った。
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――Jリーグデビューを飾ったのが第2ステージ8節の湘南戦。10節の甲府戦で初先発を飾ると、以降はスタメンが続いています。
思い切り良くプレーできているのが、最大の要因だと思います。特にフロンターレは、攻撃面で『こうしろ』という決まり事がないので自由ですし、ベテランの選手たちが僕の特長を出しやすいような状況を作ってくれているのも大きいです。
――コンスタントに出場し、徐々にプレーも洗練されてきました。
初先発の甲府戦では気負いもあって、ドリブルとパスの使い分けが上手くできませんでした。それでも風間監督に起用してもらい、1試合終えるごとに良くなっていくのを自分でも感じていますし、それがガンバ戦の結果につながったと思います。
――中野選手と言えば、G大阪戦で日本代表SBの米倉恒貴選手を翻弄したドリブルが最大の武器ですね。
ドリブルは誰にも負けない自信があります。今はウイングバックでプレーしていますが、ドリブルという武器があるから出場できていると理解しています。あらゆる面でまだまだ課題が山積しているので、しっかりと改善し、いずれはトップ下やFWでもプレーしたいです。
――よりゴールに近いポジションでプレーしたいと?
選手である以上、チームの中心でやりたいという想いは強く、できるだけゴールに絡みたいです。今は自分がチームの〝枝〞であるのは分かっているので、このまま成長を続けて、いずれは〝幹〞となるようなポジションでやりたい。とはいえ、自分はドリブラーに分類されますし、サイドで勝負するのは好きなので、今のポジションも好きです。
――今、中野選手のドリブルが注目を集めていますが、客観的に見て他の選手となにが違うと思いますか?
プロに入るまで、自分では普通のドリブルだと思っていて、特に意識していませんでした。それがプロになってから〝独特〞と言われるようになって、そこで初めて『ああ、自分のドリブルはちょっと違うんだ。これが俺の武器なんだ』と認識し、自信を深めました。
――今までドリブルは特に意識していなかった?
自分でもできるほうだと思っていましたが、そんなにスピードがあるわけでもなく、身体の線も細いほうでしたからね。子どもの頃は身長が低くて、大きい相手や速い相手とばかり対峙してきたので、自然と磨かれました。小、中学校のチーム方針がユニークだったのも影響しましたね。
――中野流ドリブルのベースは小中学校時代に身に付いたと?
ドリブル主体のチームで、相手からすると普通のサッカーには思えなかったでしょうね。僕らは、単独で何人抜けるかという感じで、予想外の場所にパスを出せるならパスというスタンスでした。周りのチームからは『そんなサッカー、意味ないだろ』みたいに言われていましたね。
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――Jリーグデビューを飾ったのが第2ステージ8節の湘南戦。10節の甲府戦で初先発を飾ると、以降はスタメンが続いています。
思い切り良くプレーできているのが、最大の要因だと思います。特にフロンターレは、攻撃面で『こうしろ』という決まり事がないので自由ですし、ベテランの選手たちが僕の特長を出しやすいような状況を作ってくれているのも大きいです。
――コンスタントに出場し、徐々にプレーも洗練されてきました。
初先発の甲府戦では気負いもあって、ドリブルとパスの使い分けが上手くできませんでした。それでも風間監督に起用してもらい、1試合終えるごとに良くなっていくのを自分でも感じていますし、それがガンバ戦の結果につながったと思います。
――中野選手と言えば、G大阪戦で日本代表SBの米倉恒貴選手を翻弄したドリブルが最大の武器ですね。
ドリブルは誰にも負けない自信があります。今はウイングバックでプレーしていますが、ドリブルという武器があるから出場できていると理解しています。あらゆる面でまだまだ課題が山積しているので、しっかりと改善し、いずれはトップ下やFWでもプレーしたいです。
――よりゴールに近いポジションでプレーしたいと?
選手である以上、チームの中心でやりたいという想いは強く、できるだけゴールに絡みたいです。今は自分がチームの〝枝〞であるのは分かっているので、このまま成長を続けて、いずれは〝幹〞となるようなポジションでやりたい。とはいえ、自分はドリブラーに分類されますし、サイドで勝負するのは好きなので、今のポジションも好きです。
――今、中野選手のドリブルが注目を集めていますが、客観的に見て他の選手となにが違うと思いますか?
プロに入るまで、自分では普通のドリブルだと思っていて、特に意識していませんでした。それがプロになってから〝独特〞と言われるようになって、そこで初めて『ああ、自分のドリブルはちょっと違うんだ。これが俺の武器なんだ』と認識し、自信を深めました。
――今までドリブルは特に意識していなかった?
自分でもできるほうだと思っていましたが、そんなにスピードがあるわけでもなく、身体の線も細いほうでしたからね。子どもの頃は身長が低くて、大きい相手や速い相手とばかり対峙してきたので、自然と磨かれました。小、中学校のチーム方針がユニークだったのも影響しましたね。
――中野流ドリブルのベースは小中学校時代に身に付いたと?
ドリブル主体のチームで、相手からすると普通のサッカーには思えなかったでしょうね。僕らは、単独で何人抜けるかという感じで、予想外の場所にパスを出せるならパスというスタンスでした。周りのチームからは『そんなサッカー、意味ないだろ』みたいに言われていましたね。