「今いる仲間と、あと2週間一緒にプレーできることを前向きに捉えて昇格に挑みたい」(城後)
「目の前の一戦に勝つことだけに集中する」
勝点で並ぶ磐田の結果によっては逆転自動昇格を果たす可能性がある最終節を前に、誰もが同じ言葉を口にした。それは今シーズン、福岡が貫いてきた姿勢。結果を恐れず、相手の動向に惑わされることなく、ただ自分たちのやるべきことだけに集中し、それぞれの役割を、それぞれが責任を持って果たして結果を待つ。そして、その姿勢は最後まで変わらなかった。
磐田に対して得失点差で5のビハインドを負う福岡の立場は、勝利したうえで、磐田が勝点を落とすのを待つ立場。やらなければいけないことは明確だった。そして、13分に城後寿の先制ゴールで幸先のいいスタートを切ると、守りきろうという気持ちに傾いたのか、岐阜に主導権を握られて一時は同点に追い付かれる。
しかし、71分にウェリントンのヘディングシュートで再びリードを奪うと、ここからはゴールラッシュ。4-1とリードを広げる。そして、アディショナルタイムに入ったところで、磐田が同点に追い付かれたとの一報が――。
スタジアム全体がざわめき始める。だがその直後、磐田が劇的な決勝ゴールを挙げたことで、福岡の3位が確定。福岡はプレーオフでJ1昇格を目指すことになった。
それでも、ミックスゾーンに現われた選手たちは冷静だった。それも、開幕戦から続く福岡の態度。どんな結果になっても、それを正面から受け止め、自分たちの立場を客観的に捉え、そして、目標を果たすためにはなにをすればいいのかを整理する。
試合が終われば、すべては過去のもの。ミックスゾーンに現われた時には、すでに次の試合に向かって切り替えている。その態度は岐阜戦でも変わらなかった。むしろ、やるべきことを果たした自信のようなものさえ感じられた。
そして、多くの報道陣に囲まれるなか、城後は堂々と話した。
「昇格を決めることはできなかったが、悲観することはないし、むしろ、シーズンを8連勝で締めくくれたことは非常にいいこと。残念な気持ちはない。まだなにも終わっていないし、今日の勝利で気持ちも新たに、勢いを持ってプレーオフに臨める。今いる仲間と、あと2週間一緒にプレーできることを前向きに捉えて昇格に挑みたい」
勝点で並ぶ磐田の結果によっては逆転自動昇格を果たす可能性がある最終節を前に、誰もが同じ言葉を口にした。それは今シーズン、福岡が貫いてきた姿勢。結果を恐れず、相手の動向に惑わされることなく、ただ自分たちのやるべきことだけに集中し、それぞれの役割を、それぞれが責任を持って果たして結果を待つ。そして、その姿勢は最後まで変わらなかった。
磐田に対して得失点差で5のビハインドを負う福岡の立場は、勝利したうえで、磐田が勝点を落とすのを待つ立場。やらなければいけないことは明確だった。そして、13分に城後寿の先制ゴールで幸先のいいスタートを切ると、守りきろうという気持ちに傾いたのか、岐阜に主導権を握られて一時は同点に追い付かれる。
しかし、71分にウェリントンのヘディングシュートで再びリードを奪うと、ここからはゴールラッシュ。4-1とリードを広げる。そして、アディショナルタイムに入ったところで、磐田が同点に追い付かれたとの一報が――。
スタジアム全体がざわめき始める。だがその直後、磐田が劇的な決勝ゴールを挙げたことで、福岡の3位が確定。福岡はプレーオフでJ1昇格を目指すことになった。
それでも、ミックスゾーンに現われた選手たちは冷静だった。それも、開幕戦から続く福岡の態度。どんな結果になっても、それを正面から受け止め、自分たちの立場を客観的に捉え、そして、目標を果たすためにはなにをすればいいのかを整理する。
試合が終われば、すべては過去のもの。ミックスゾーンに現われた時には、すでに次の試合に向かって切り替えている。その態度は岐阜戦でも変わらなかった。むしろ、やるべきことを果たした自信のようなものさえ感じられた。
そして、多くの報道陣に囲まれるなか、城後は堂々と話した。
「昇格を決めることはできなかったが、悲観することはないし、むしろ、シーズンを8連勝で締めくくれたことは非常にいいこと。残念な気持ちはない。まだなにも終わっていないし、今日の勝利で気持ちも新たに、勢いを持ってプレーオフに臨める。今いる仲間と、あと2週間一緒にプレーできることを前向きに捉えて昇格に挑みたい」