記録を破られたファン・ニステルローイも偉業を称える。
11月28日のプレミアリーグ14節。レスター・シティ対マンチェスター・ユナイテッドの一戦(試合レポートはこちら)で、偉大なレコードが生まれた。
24分、レスターのFWジェイミー・ヴァーディーが、ここまでリーグ最小失点を誇っていたユナイテッド守備陣の一瞬の隙を突いてゴール。ルート・ファン・ニステルローイがユナイテッド時代の2002年に記録したプレミア10試合連続得点を上回る、11試合連続ゴールの新記録を樹立したのだ。
叩き上げの小柄なストライカーの偉業に対して、多くの関係者から賞賛の言葉が寄せられている。
クラウディオ・ラニエリ(レスター監督)
「信じられない偉業だ。サッカー界や多くの無名選手にとっても嬉しいニュースだね。なにしろ彼は、4年前までノンリーグ(セミプロ)でプレーしていたんだから。これだけ早くプレミアにまでステップアップすることは本当に難しいし、そのうえでこのレコード達成だからに。彼は素晴らしいスコアラーなうえに、守備でのハードワークも欠かさない本当に良い選手だ」
イタリア人指揮官のラニエリは、フィールドプレーヤー全員にハードワークを求めるタイプ。だからこそ、連続得点記録達成の直後でも、あえて守備面の貢献度の高さも口にしたのだろう。攻守で貢献度の高いヴァーディーは、ラニエリにとってまさに理想のストライカーと言える。
また記録を塗り替えられたファン・ニステルローイも賞賛のコメントを残している。
ルート・ファン・ニステルローイ(マンチェスター・ユナイテッドOB/元オランダ代表)
「ヴァーディーよくやった。お前こそがナンバー1に相応しい!」
自身のレコードが破られたにもかかわらず、とても清々しいコメントだ。ちなみに、現在はオランダ代表のコーチを務めるレジェンドは試合前にも、「記録は破られるためにある。頑張れヴァーディー。ベストを尽くしてくれ。幸運を祈っているよ!」とエールを送っていた。一つの記録を通じて、時代や国境を越えて選手と選手が繋がる――。これもサッカーの魅力のひとつと言っていいだろう。
また、ファン・ニステルローイと同じ時代にプレミアで活躍した元名ストライカーも、同じく賛辞を送っている。
ティエリ・アンリ(アーセナルOB/元フランス代表)
「ヴァーディーの偉業達成には驚いたよ。ノンリーグからのし上がった彼の反骨精神と、連続得点記録を更新したいという執念には賞賛しかないよ。彼のおかげもあって、レスターは改善するところがないくらい良いシーズンを送っているね(14節を終えてマンチェスター・シティと並ぶ首位タイ)。とはいえ、レスターが上位に留まり、優勝するとは思えないな。可能性があるのは、ユナイテッド、シティ、アーセナル、トッテナム。あとリバプールもかな。チェルシーは無理だね。上位チームが躓かない限り、トップ4も無理だろう」
たしかにレスターは、以降の7試合中5試合でチェルシー、リバプール、エバートン、シティ、トッテナムと激突する。アンリの予想通り、ここでポイントを落として優勝戦線から脱落するのか。注目に値する。
24分、レスターのFWジェイミー・ヴァーディーが、ここまでリーグ最小失点を誇っていたユナイテッド守備陣の一瞬の隙を突いてゴール。ルート・ファン・ニステルローイがユナイテッド時代の2002年に記録したプレミア10試合連続得点を上回る、11試合連続ゴールの新記録を樹立したのだ。
叩き上げの小柄なストライカーの偉業に対して、多くの関係者から賞賛の言葉が寄せられている。
クラウディオ・ラニエリ(レスター監督)
「信じられない偉業だ。サッカー界や多くの無名選手にとっても嬉しいニュースだね。なにしろ彼は、4年前までノンリーグ(セミプロ)でプレーしていたんだから。これだけ早くプレミアにまでステップアップすることは本当に難しいし、そのうえでこのレコード達成だからに。彼は素晴らしいスコアラーなうえに、守備でのハードワークも欠かさない本当に良い選手だ」
イタリア人指揮官のラニエリは、フィールドプレーヤー全員にハードワークを求めるタイプ。だからこそ、連続得点記録達成の直後でも、あえて守備面の貢献度の高さも口にしたのだろう。攻守で貢献度の高いヴァーディーは、ラニエリにとってまさに理想のストライカーと言える。
また記録を塗り替えられたファン・ニステルローイも賞賛のコメントを残している。
ルート・ファン・ニステルローイ(マンチェスター・ユナイテッドOB/元オランダ代表)
「ヴァーディーよくやった。お前こそがナンバー1に相応しい!」
自身のレコードが破られたにもかかわらず、とても清々しいコメントだ。ちなみに、現在はオランダ代表のコーチを務めるレジェンドは試合前にも、「記録は破られるためにある。頑張れヴァーディー。ベストを尽くしてくれ。幸運を祈っているよ!」とエールを送っていた。一つの記録を通じて、時代や国境を越えて選手と選手が繋がる――。これもサッカーの魅力のひとつと言っていいだろう。
また、ファン・ニステルローイと同じ時代にプレミアで活躍した元名ストライカーも、同じく賛辞を送っている。
ティエリ・アンリ(アーセナルOB/元フランス代表)
「ヴァーディーの偉業達成には驚いたよ。ノンリーグからのし上がった彼の反骨精神と、連続得点記録を更新したいという執念には賞賛しかないよ。彼のおかげもあって、レスターは改善するところがないくらい良いシーズンを送っているね(14節を終えてマンチェスター・シティと並ぶ首位タイ)。とはいえ、レスターが上位に留まり、優勝するとは思えないな。可能性があるのは、ユナイテッド、シティ、アーセナル、トッテナム。あとリバプールもかな。チェルシーは無理だね。上位チームが躓かない限り、トップ4も無理だろう」
たしかにレスターは、以降の7試合中5試合でチェルシー、リバプール、エバートン、シティ、トッテナムと激突する。アンリの予想通り、ここでポイントを落として優勝戦線から脱落するのか。注目に値する。