守勢に回る時間が長くなるのはやむを得ないが…。
昇格プレーオフの末に勝ち上がったチームは1年で降格する――。4節終了時でいまだ勝利なく最下位に沈む福岡だが、果たしてそんな嫌なジンクスを破れるのか。長年、クラブを追い続けてきた記者が、最大の目標である「J1残留」を実現するために必要な4つのポイントについて語る。
――◆――◆――
ポイント1)攻撃面では五輪代表候補・金森の好調とセットプレーは光明
奪ったボールを、いかに素早く前線につなげられるか。少ないチャンスを、いかに確実に決められるか――。それをテーマにオフから取り組んできたが、「守」から「攻」への切り替えのスピードという点では、まだまだ物足りない。
さらに、チームとして守備に追われる時間が長いため、攻撃の起点となるべきウェリントンが前線で孤立し、セカンドボールを活かせないという課題も依然として残ったままだ。
とはいえ、コンディションの良さを窺わせる金森が、J1レベルと言えるパフォーマンスを見せているのは明るい材料だ。また精度の高いセットプレーなど、今後に向けての光明も少なくない。
ポイント2)ブロックを構えた守備は機能している。どれだけ意図して奪えるか
現状では、守勢に回る時間帯が長くなるのはやむを得ない。しかし、自分たちの意図する形でボールを奪うシーンを増やさない限り、今後も苦しい戦いが続くことになるだろう。
粘り強さが身上で、ブロックを敷いて相手を待ち受ける守備は、ある程度、機能している。プレシーズンマッチをとおして、また敗れた鳥栖との開幕戦でも、被シュート数、被決定機の数はともに、それほど多くなかった。
とはいえ、ただ引いて守るだけでは、いずれ綻びが生じる。ミスや一瞬の隙を突かれてあっさりと失点するのは、プレシーズンから続く悪しき傾向だ。
90分間をとおして集中力を保つことはもちろんだが、やはり押し込まれる展開のなかでも、自分たちの意図する形でボールを奪う機会をどれだけ作れるかが、今後のテーマとなりそうだ。
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ポイント1)攻撃面では五輪代表候補・金森の好調とセットプレーは光明
奪ったボールを、いかに素早く前線につなげられるか。少ないチャンスを、いかに確実に決められるか――。それをテーマにオフから取り組んできたが、「守」から「攻」への切り替えのスピードという点では、まだまだ物足りない。
さらに、チームとして守備に追われる時間が長いため、攻撃の起点となるべきウェリントンが前線で孤立し、セカンドボールを活かせないという課題も依然として残ったままだ。
とはいえ、コンディションの良さを窺わせる金森が、J1レベルと言えるパフォーマンスを見せているのは明るい材料だ。また精度の高いセットプレーなど、今後に向けての光明も少なくない。
ポイント2)ブロックを構えた守備は機能している。どれだけ意図して奪えるか
現状では、守勢に回る時間帯が長くなるのはやむを得ない。しかし、自分たちの意図する形でボールを奪うシーンを増やさない限り、今後も苦しい戦いが続くことになるだろう。
粘り強さが身上で、ブロックを敷いて相手を待ち受ける守備は、ある程度、機能している。プレシーズンマッチをとおして、また敗れた鳥栖との開幕戦でも、被シュート数、被決定機の数はともに、それほど多くなかった。
とはいえ、ただ引いて守るだけでは、いずれ綻びが生じる。ミスや一瞬の隙を突かれてあっさりと失点するのは、プレシーズンから続く悪しき傾向だ。
90分間をとおして集中力を保つことはもちろんだが、やはり押し込まれる展開のなかでも、自分たちの意図する形でボールを奪う機会をどれだけ作れるかが、今後のテーマとなりそうだ。