交渉相手に適正条件を提示して一気に交渉をまとめるお得意の手法で。
5月10日、バイエルンがドルトムントのDFマッツ・フンメルスとベンフィカのMFレナト・サンチェスのダブル獲得を発表した。
ミュンヘン出身でバイエルンの下部組織出身のフンメルスは、2008年1月にドルトムントにレンタルされ、その1年後に完全移籍。以降はCBの絶対的主力として活躍し、昨シーズンからはキャプテンも務めた。
しかし、今年4月28日にドルトムントが「フンメルスが今夏にバイエルンに移籍したいという意向をクラブに伝えてきた」と公表。同時に「現時点ではまだバイエルンから正式オファーは届いていない」とも発表されていたが、あれから12日間で本格的な移籍交渉が行なわれた模様で、このたびクラブ間交渉が合意に達した。
バイエルンは「移籍金に関しては両クラブともに沈黙を守ることで合意に達した」と発表しているが、ドイツ紙『ビルト』は3500~3800万ユーロ(約43~47億円)だと報じている。
メディカルチェック後に2021年6月30日までの5年契約にサインする本人は、次のようにコメントしている。
「8年半で多くの成功を掴んだドルトムントを去る決断は、決して容易ではなかった。ドルトムントのユニホームを着て、特別なクラブの一部であることを常に誇りに思っていた。夏に故郷へ戻る前に、大きな目標がある。ドルトムントにもう一度、DFBポカールのタイトルをもたらしたい(バイエルン対ドルトムントのDFBポカール決勝は5月22日)。チームメイトたちと同じように全てを捧げる。チームメイトたち、すべてのスタッフ、ファンのみんなに心から感謝したい」
一方のレナト・サンチェスは、昨年10月にベンフィカでトップデビューしたばかりの弱冠18歳。デビュー戦で40メートル級の豪快ミドルを叩き込めば、チャンピオンズ・リーグでは他ならぬバイエルンとの試合でアルトゥーロ・ビダルとほぼ互角の勝負を演じるなど、攻守万能のセントラルMFとして一気に台頭する。
この活躍によってバルセロナ、マンチェスター・U、パリSG、ユベントス、アーセナル、リバプール、ミランなどビッグクラブがこぞって興味を示す超人気銘柄となったが、バイエルンがその機先を制して一気に獲得を決めた格好だ。
バイエルンの発表によれば、移籍金は3500万ユーロ(約43億円)で、FIFAバロンドールやFIFAベストイレブンに輝いた際は別途ボーナスが加算されるという。契約は2021年6月30日までの5年契約で、すでにメディカルチェックを通過している。
バイエルン代表取締役社長のカール=ハインツ・ルンメニゲは、次のような声明を出している。
「我々はレナト・サンチェスを長期的に観察してきた。国際的に有名なクラブとの競争に勝ち、彼を獲得できたことを嬉しく思う。ダイナミックで1対1に強く、技術力も高いMFだ。バイエルンをさらに強化してくれることだろう」
相手クラブと選手に有無を言わさぬ適正条件を提示して一気に交渉をまとめ上げるお得意の手法で、早くも来シーズンに向けた新戦力を2人も確保したバイエルン。今夏にはジョゼップ・グアルディオラが退任し(マンチェスター・Cへ)、カルロ・アンチェロッティを新監督に招聘するだけに、どんな新チームに仕上げるのか、今から興味は尽きない。
ミュンヘン出身でバイエルンの下部組織出身のフンメルスは、2008年1月にドルトムントにレンタルされ、その1年後に完全移籍。以降はCBの絶対的主力として活躍し、昨シーズンからはキャプテンも務めた。
しかし、今年4月28日にドルトムントが「フンメルスが今夏にバイエルンに移籍したいという意向をクラブに伝えてきた」と公表。同時に「現時点ではまだバイエルンから正式オファーは届いていない」とも発表されていたが、あれから12日間で本格的な移籍交渉が行なわれた模様で、このたびクラブ間交渉が合意に達した。
バイエルンは「移籍金に関しては両クラブともに沈黙を守ることで合意に達した」と発表しているが、ドイツ紙『ビルト』は3500~3800万ユーロ(約43~47億円)だと報じている。
メディカルチェック後に2021年6月30日までの5年契約にサインする本人は、次のようにコメントしている。
「8年半で多くの成功を掴んだドルトムントを去る決断は、決して容易ではなかった。ドルトムントのユニホームを着て、特別なクラブの一部であることを常に誇りに思っていた。夏に故郷へ戻る前に、大きな目標がある。ドルトムントにもう一度、DFBポカールのタイトルをもたらしたい(バイエルン対ドルトムントのDFBポカール決勝は5月22日)。チームメイトたちと同じように全てを捧げる。チームメイトたち、すべてのスタッフ、ファンのみんなに心から感謝したい」
一方のレナト・サンチェスは、昨年10月にベンフィカでトップデビューしたばかりの弱冠18歳。デビュー戦で40メートル級の豪快ミドルを叩き込めば、チャンピオンズ・リーグでは他ならぬバイエルンとの試合でアルトゥーロ・ビダルとほぼ互角の勝負を演じるなど、攻守万能のセントラルMFとして一気に台頭する。
この活躍によってバルセロナ、マンチェスター・U、パリSG、ユベントス、アーセナル、リバプール、ミランなどビッグクラブがこぞって興味を示す超人気銘柄となったが、バイエルンがその機先を制して一気に獲得を決めた格好だ。
バイエルンの発表によれば、移籍金は3500万ユーロ(約43億円)で、FIFAバロンドールやFIFAベストイレブンに輝いた際は別途ボーナスが加算されるという。契約は2021年6月30日までの5年契約で、すでにメディカルチェックを通過している。
バイエルン代表取締役社長のカール=ハインツ・ルンメニゲは、次のような声明を出している。
「我々はレナト・サンチェスを長期的に観察してきた。国際的に有名なクラブとの競争に勝ち、彼を獲得できたことを嬉しく思う。ダイナミックで1対1に強く、技術力も高いMFだ。バイエルンをさらに強化してくれることだろう」
相手クラブと選手に有無を言わさぬ適正条件を提示して一気に交渉をまとめ上げるお得意の手法で、早くも来シーズンに向けた新戦力を2人も確保したバイエルン。今夏にはジョゼップ・グアルディオラが退任し(マンチェスター・Cへ)、カルロ・アンチェロッティを新監督に招聘するだけに、どんな新チームに仕上げるのか、今から興味は尽きない。