好調を維持するアーセナルに、なんとも嫌なニュースが舞い込んだ。
ロシア・ワールドカップ南米予選のコロンビア戦(11月10日)とウルグアイ戦(11月15日)に向けたチリ代表のメンバーに選出されていたアレクシス・サンチェスが、代表でのトレーニング中にふくらはぎの筋肉を痛めて離脱したのだ。
さほど重くはないと報じられているが、アウェーのコロンビア戦は出場を断念。サンティアゴでウルグアイを迎え撃つ15日のゲームとそれ以降の見通しについては、精密検査の結果で判断されるようだ。
さらに、追い打ちをかけるように届けられたのが、スペインU-21代表のメンバーに選ばれていたエクトル・ベジェリン離脱の一報だ。詳細は不明ながら、『AS』紙によればコンディション不良により8日のトレーニングに参加できなかったという。
過去20年を振り返ると、アーセナルにとって11月は最も勝率が低い鬼門の月で、怪我人の多さがその一因だった。それだけに、アーセン・ヴェンゲル監督も気が気でないだろう。
とくにチームの大黒柱であり、ここまで11試合で6得点・3アシストと爆発しているサンチェスは、代えの利かない重要な得点源だけに心配だ。
南米予選の2連戦が終わった後は、11月19日にプレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッド戦、23日にはチャンピオンズ・リーグのパリ・サンジェルマン戦が控えている。
再び「魔の11月」に取り込まれてしまうのか――。13年ぶりのプレミアリーグ制覇に向けて、踏ん張りどころだ。