改革は第2ステージに突入。チーム強化のステップへ。
福岡のチーフディレクターに、ブラジル人のカルロス・エイキ・バプチスタ氏が就任した。カルロス氏は、名門・サントスのスーパーバイザーなど様々なクラブで要職に就き、タイトル獲得に貢献。サントスでは、2011年に南米クラブ王者を決めるリベルタドーレス杯を制した。
Jクラブにおけるブラジル人のフロント入りは珍しいことだが、福岡にとってこれは、アパマンショップホールディングス社が推し進める経営改革が第2ステージに入ったことを意味する。
川森敬史代表取締役社長は、2年前の就任以降、積極的にクラブ改革を進めてきた。内容の中心は、曖昧になっていた社内体制を、あるべき姿に戻すというものだった。それは、200社に満たなかったスポンサー数を1502(11月3日現在)社に増やすとともに、2014年度は5062人だった平均入場者数を12857人(2016年)までに押し上げるという成果をもたらした。
そして次のステップは、サッカークラブとしての基礎固めをして行くこと。カルロス氏招聘の理由を、「100億円クラブを目指していく過程で、日本だけではなく、世界的な知見を持ったメンバーがいるといいなという中で、ご縁をいただいた」と川森社長は話す。
カルロス氏も「チームの管理もしますし、チーム全体に加えて、アビスパ福岡全体も見させていただくことになると思う。財政的な部分や、クラブの施設等については、非常にいいものがあるので、ピッチの中で結果を出していければ、ビッグクラブの仲間入りはできると考えています」と話した。チーム編成はもちろん、クラブ経営全般において、サッカークラブとして成功するために手腕を発揮することになる。
とりわけ注目されるのは、チーム強化の部分だろう。経営改革1年目においてJ1昇格を果たした福岡だが、チーム力という点では、まだまだ力不足であることは否めず、1年でのJ2降格という結果を招いた。
最大の原因は、J1に定着しているクラブとの間にある選手のクオリティの差。当然、J1を戦うにあたって戦力補強はしたが、十分とは言えなかった。
Jクラブにおけるブラジル人のフロント入りは珍しいことだが、福岡にとってこれは、アパマンショップホールディングス社が推し進める経営改革が第2ステージに入ったことを意味する。
川森敬史代表取締役社長は、2年前の就任以降、積極的にクラブ改革を進めてきた。内容の中心は、曖昧になっていた社内体制を、あるべき姿に戻すというものだった。それは、200社に満たなかったスポンサー数を1502(11月3日現在)社に増やすとともに、2014年度は5062人だった平均入場者数を12857人(2016年)までに押し上げるという成果をもたらした。
そして次のステップは、サッカークラブとしての基礎固めをして行くこと。カルロス氏招聘の理由を、「100億円クラブを目指していく過程で、日本だけではなく、世界的な知見を持ったメンバーがいるといいなという中で、ご縁をいただいた」と川森社長は話す。
カルロス氏も「チームの管理もしますし、チーム全体に加えて、アビスパ福岡全体も見させていただくことになると思う。財政的な部分や、クラブの施設等については、非常にいいものがあるので、ピッチの中で結果を出していければ、ビッグクラブの仲間入りはできると考えています」と話した。チーム編成はもちろん、クラブ経営全般において、サッカークラブとして成功するために手腕を発揮することになる。
とりわけ注目されるのは、チーム強化の部分だろう。経営改革1年目においてJ1昇格を果たした福岡だが、チーム力という点では、まだまだ力不足であることは否めず、1年でのJ2降格という結果を招いた。
最大の原因は、J1に定着しているクラブとの間にある選手のクオリティの差。当然、J1を戦うにあたって戦力補強はしたが、十分とは言えなかった。