ファブリシオが強烈な右足シュートで勝ち越しゴール。
第96回天皇杯全日本サッカー選手権大会は2017年1月1日、決勝の鹿島アントラーズ対川崎フロンターレが行なわれ、鹿島が延長戦を制して2-1で勝利し、6大会ぶり5度目の優勝を飾った。
【天皇杯決勝PHOTO】鹿島がファブリシオ弾で今季二冠&通算19冠を達成!
鹿島は準々決勝、準決勝とスタメンを外れていた遠藤康がスタメンに復帰したものの、エースの金崎夢生は体調が戻らず欠場となった。一方の川崎はE・ネットが出場停止となったが、大島僚太が先発に復帰している。
試合は立ち上がり、川崎が積極的なディフェンスから縦に鋭い攻めを見せ、大久保嘉人、小林悠らが鹿島ゴールに迫るが、鹿島もGK曽ヶ端を中心に堅い守りを見せる。
28分、中村憲剛のスルーパスから小林が抜け出し、登里亨平がヘディングで合わせるが、これはヒットせず、ゴール左に流れた。ゲームは川崎がボールを支配するものの、やや膠着状態に入った。
鹿島は36分、セットプレーの流れからチャンスを掴み、柴崎岳のクロスを西大伍が押し込みゴールネットを揺らしたが、これはオフサイドの判定でノーゴールに。逆に川崎も中村のパスからペナルティエリア内に侵入した大久保が強引に折り返すと、川崎の攻撃陣が殺到するが、ここは植田直通が間一髪クリアした。
そして42分、鹿島はCKを得ると、遠藤のキックに飛び込んだのは山本脩斗。下がりながらのヘディングシュートで、GKチョン・ソンリョンの手をかすめながらもゴールに吸い込まれた。鹿島が1-0とリードする。
結局、前半は1-0で鹿島がリードして終了した。
後半、両チームともに選手交代をしてキックオフ。鹿島は先制点を挙げた山本に代えてファン・ソッコを左SBに投入。一方の川崎は登里に代えて三好康児を投入した。
そして後半、まずチャンスを掴んだのは川崎。53分、川崎は前線の三好への縦パスが通ると、連動した小林が三好からのパスを受けて縦に抜け出す。小林は落ち着いて曽ヶ端との1対1を制してゴールネットを揺らした。川崎が1-1の同点に追いつく。
鹿島は60分、赤﨑秀平が左サイドから抜け出し、シュートを放ったが、GKチョン・ソンリョンの好守に阻まれてしまう。
65分、川崎にビッグチャンスが訪れる。三好からのカウンターパスに抜け出した小林がDFひとりをかわして左足のシュート。しかし、カーブをかけたシュートはゴールポストに嫌われ得点ならず。
66分、鹿島は赤崎に代えて鈴木優磨を投入した。
70分以降、互いに攻め手が見つからずミドルシュートで打開を図るシーンが増える。1-1のまま試合は終盤に突入する。
86分、川崎は小林の突破からチャンスを掴み、こぼれ球を拾った中村が走り込んだ小林にラストパス。小林は逆サイドの大久保へのクロスを選択したが、西のクリアに阻まれた。
88分、鹿島は小笠原に代えてファブリシオを投入した。これで鹿島は交代枠3つを使い切る。一方の川崎は2つの交代枠を残す。
結局、90分では決着がつかず、勝負は延長戦に持ち込まれた。
延長前半の立ち上がり、鹿島はロングパスに抜け出したファブリシオが浮き球のシュートで狙うが、エドゥアルドが間一髪でクリア。これで得たCKで西のヘディングシュートはクロスバー直撃でゴールにはならなかったものの、この流れからペナルティエリア内でボールを受けたファブリシオがゴール右に強烈なシュートを叩き込み、鹿島が勝ち越しに成功する。
98分、川崎は田坂祐介に代えて森谷賢太郎を投入した。
さらに98分、鹿島はCKから再びファブリシオがヘディングシュートを放つ。だが、これはポストに阻まれ、ゴールとはならなかった。102分にはまたもファブリシオが決定的なシュート。ファン・ソッコからのパスを受け振り向きざまに狙ったが、GKチョン・ソンリョンの正面を突いた。
延長前半を鹿島の1点リードで折り返すと、後半開始前に川崎はボランチの大島に代えてFWの森本貴幸を投入し、攻撃的な布陣で勝負に出る。
延長後半の112分、鹿島は右サイドから遠藤が抜け出し、中央へ折り返すが、GKチョン・ソンリョンがわずかに足に当て、ノーマークの鈴木には通らず。川崎は大ピンチを脱した。
114分、川崎はCKのチャンスにGKチョン・ソンリョンも相手ゴール前に上がっていくが、これは曽ヶ端が身を挺してキャッチ。結局、スコアは2-1のまま変わらず。鹿島が6大会ぶり5度目の優勝を飾った。
【天皇杯決勝PHOTO】鹿島がファブリシオ弾で今季二冠&通算19冠を達成!
鹿島は準々決勝、準決勝とスタメンを外れていた遠藤康がスタメンに復帰したものの、エースの金崎夢生は体調が戻らず欠場となった。一方の川崎はE・ネットが出場停止となったが、大島僚太が先発に復帰している。
試合は立ち上がり、川崎が積極的なディフェンスから縦に鋭い攻めを見せ、大久保嘉人、小林悠らが鹿島ゴールに迫るが、鹿島もGK曽ヶ端を中心に堅い守りを見せる。
28分、中村憲剛のスルーパスから小林が抜け出し、登里亨平がヘディングで合わせるが、これはヒットせず、ゴール左に流れた。ゲームは川崎がボールを支配するものの、やや膠着状態に入った。
鹿島は36分、セットプレーの流れからチャンスを掴み、柴崎岳のクロスを西大伍が押し込みゴールネットを揺らしたが、これはオフサイドの判定でノーゴールに。逆に川崎も中村のパスからペナルティエリア内に侵入した大久保が強引に折り返すと、川崎の攻撃陣が殺到するが、ここは植田直通が間一髪クリアした。
そして42分、鹿島はCKを得ると、遠藤のキックに飛び込んだのは山本脩斗。下がりながらのヘディングシュートで、GKチョン・ソンリョンの手をかすめながらもゴールに吸い込まれた。鹿島が1-0とリードする。
結局、前半は1-0で鹿島がリードして終了した。
後半、両チームともに選手交代をしてキックオフ。鹿島は先制点を挙げた山本に代えてファン・ソッコを左SBに投入。一方の川崎は登里に代えて三好康児を投入した。
そして後半、まずチャンスを掴んだのは川崎。53分、川崎は前線の三好への縦パスが通ると、連動した小林が三好からのパスを受けて縦に抜け出す。小林は落ち着いて曽ヶ端との1対1を制してゴールネットを揺らした。川崎が1-1の同点に追いつく。
鹿島は60分、赤﨑秀平が左サイドから抜け出し、シュートを放ったが、GKチョン・ソンリョンの好守に阻まれてしまう。
65分、川崎にビッグチャンスが訪れる。三好からのカウンターパスに抜け出した小林がDFひとりをかわして左足のシュート。しかし、カーブをかけたシュートはゴールポストに嫌われ得点ならず。
66分、鹿島は赤崎に代えて鈴木優磨を投入した。
70分以降、互いに攻め手が見つからずミドルシュートで打開を図るシーンが増える。1-1のまま試合は終盤に突入する。
86分、川崎は小林の突破からチャンスを掴み、こぼれ球を拾った中村が走り込んだ小林にラストパス。小林は逆サイドの大久保へのクロスを選択したが、西のクリアに阻まれた。
88分、鹿島は小笠原に代えてファブリシオを投入した。これで鹿島は交代枠3つを使い切る。一方の川崎は2つの交代枠を残す。
結局、90分では決着がつかず、勝負は延長戦に持ち込まれた。
延長前半の立ち上がり、鹿島はロングパスに抜け出したファブリシオが浮き球のシュートで狙うが、エドゥアルドが間一髪でクリア。これで得たCKで西のヘディングシュートはクロスバー直撃でゴールにはならなかったものの、この流れからペナルティエリア内でボールを受けたファブリシオがゴール右に強烈なシュートを叩き込み、鹿島が勝ち越しに成功する。
98分、川崎は田坂祐介に代えて森谷賢太郎を投入した。
さらに98分、鹿島はCKから再びファブリシオがヘディングシュートを放つ。だが、これはポストに阻まれ、ゴールとはならなかった。102分にはまたもファブリシオが決定的なシュート。ファン・ソッコからのパスを受け振り向きざまに狙ったが、GKチョン・ソンリョンの正面を突いた。
延長前半を鹿島の1点リードで折り返すと、後半開始前に川崎はボランチの大島に代えてFWの森本貴幸を投入し、攻撃的な布陣で勝負に出る。
延長後半の112分、鹿島は右サイドから遠藤が抜け出し、中央へ折り返すが、GKチョン・ソンリョンがわずかに足に当て、ノーマークの鈴木には通らず。川崎は大ピンチを脱した。
114分、川崎はCKのチャンスにGKチョン・ソンリョンも相手ゴール前に上がっていくが、これは曽ヶ端が身を挺してキャッチ。結局、スコアは2-1のまま変わらず。鹿島が6大会ぶり5度目の優勝を飾った。