勝手な決定に「とても腹立たしい」と反対意見を投げかけたのは…
国際サッカー連盟(FIFA)は1月10日、2026年のワールドカップから出場枠を現行の32か国から48か国に拡大することを発表した。
ジャンニ・インファンティーノ会長が昨年2月の着任時から推奨してきた出場枠の拡大案は、1月10日にスイスのチューリヒで行なわれたFIFA理事会にて正式に決定した。
理事会終了後の会見でインファンティーノ会長は、「出場枠は16か国増えるが、その中にはワールドカップ出場を夢にも思わなかったような国が含まれるはずだ。そのチャンスが増えることで、より多くの国が出場を夢見ることができる」とコメントした。
また、インファンティーノ会長は「フットボールの発展のためのポジティブな決断として、全会一致で承認された」と語ったものの、当初からこの改正案に反対していたヨーロッパ方面からは、さっそく反対の声が上がっている。
ヨーロッパのクラブが加盟するヨーロッパ・クラブ協会は、「我々はワールドカップの拡大を支持しないことを改めて表明する。完璧なフォーマットである現行の32か国のフォーマットを変更するメリットが理解できない。この決断は、スポーツ的な理由よりも、政治的な理由で下されたと判断している」と、反対声明を出している。
また、スペイン・プロサッカーリーグ機構のハビエル・テバス会長も、「FIFAとインファンティーノ会長がやっているのは政治だ。彼は自身の選挙公約に栄誉を授けたかっただけだ。プロサッカー界に対して誓ったはずの約束は、何も実行していない。我々の合意は得ていないし、とても腹立たしい」と痛烈に批判した。
これらの批判的な意見に対し、インファンティーノ会長は次のようにコメントしている。
「いくつかの批判の声は上がっているが、私はポジティブな点に集中したい。我々は未来にいる。21世紀のためのワールドカップを作っていかなければいけない。現在のフットボールはとてもグローバルなもので、もはやヨーロッパや南米だけのものじゃない。ワールドカップ出場権を獲得した国の“フットボール熱”は、発展を促進する最も大きなツールである」
なお、FIFAは大陸連盟ごとの出場枠配分などの詳細については、5月9日にバーレーンのマナーマで行なわれる理事会以降に決定するとしている。
ジャンニ・インファンティーノ会長が昨年2月の着任時から推奨してきた出場枠の拡大案は、1月10日にスイスのチューリヒで行なわれたFIFA理事会にて正式に決定した。
理事会終了後の会見でインファンティーノ会長は、「出場枠は16か国増えるが、その中にはワールドカップ出場を夢にも思わなかったような国が含まれるはずだ。そのチャンスが増えることで、より多くの国が出場を夢見ることができる」とコメントした。
また、インファンティーノ会長は「フットボールの発展のためのポジティブな決断として、全会一致で承認された」と語ったものの、当初からこの改正案に反対していたヨーロッパ方面からは、さっそく反対の声が上がっている。
ヨーロッパのクラブが加盟するヨーロッパ・クラブ協会は、「我々はワールドカップの拡大を支持しないことを改めて表明する。完璧なフォーマットである現行の32か国のフォーマットを変更するメリットが理解できない。この決断は、スポーツ的な理由よりも、政治的な理由で下されたと判断している」と、反対声明を出している。
また、スペイン・プロサッカーリーグ機構のハビエル・テバス会長も、「FIFAとインファンティーノ会長がやっているのは政治だ。彼は自身の選挙公約に栄誉を授けたかっただけだ。プロサッカー界に対して誓ったはずの約束は、何も実行していない。我々の合意は得ていないし、とても腹立たしい」と痛烈に批判した。
これらの批判的な意見に対し、インファンティーノ会長は次のようにコメントしている。
「いくつかの批判の声は上がっているが、私はポジティブな点に集中したい。我々は未来にいる。21世紀のためのワールドカップを作っていかなければいけない。現在のフットボールはとてもグローバルなもので、もはやヨーロッパや南米だけのものじゃない。ワールドカップ出場権を獲得した国の“フットボール熱”は、発展を促進する最も大きなツールである」
なお、FIFAは大陸連盟ごとの出場枠配分などの詳細については、5月9日にバーレーンのマナーマで行なわれる理事会以降に決定するとしている。