「彰さんからは『思い切って振り抜け』と言われている」
[J1リーグ16節]広島 0-3 大宮/6月25日(日)/Eスタ
この試合まで、伊藤新体制となってから出場した3試合で4ゴール。エースとして申し分のない働きを見せる江坂任の数字は、アウェーの広島戦で4試合・5得点へと更新された。
(5月31日のルヴァンカップ7節・磐田戦で1得点、6月4日のJ1リーグ14節・鳥栖戦で1得点、6月17日のJ1リーグ15節・新潟戦で2得点、6月25日のJ1リーグ16節・広島戦で1得点)
61分、相手最終ラインからのパスを茨田陽生が高い位置でカット。次の瞬間、江坂はスペースへと走り出した。足もとにピタリとパスが通る。
「チームとしてやりたかった守備ができて、バラくん(茨田)が良い形でボールを奪ってくれた。自分も上手く飛び出せたし、逆サイドでは(大前)元紀くんが動き出していたのも見えていた。
ただ、パスしてミスするくらいなら、シュートを撃って、こぼれ球に詰めてもらえればと、思い切り振り抜きました。コースも『ファーに』と決めていた。
相手DFの対応も遅れていたし、 あの場面は自分として好きな形だったので、ドリブルして少しボールを左に流して股を狙って打ちました」
左足でのシュートは、広島GKの林卓人が伸ばした手の先をすり抜けてゴールネットを揺らした。待望の先制弾。「25歳、調子良いですね(笑)」とおどけてみせる。そんな絶好調男のゴールラッシュの裏には、指揮官のある言葉が隠されていた。
「トレーニングなどで(伊藤)彰さんからは『思い切って振り抜け』と言われています。その部分で、とてもやりやすいですね。
これまでだと、打つと『つなごうよ』という雰囲気が出ていたかもしれない。でも今はその積極的な姿勢は『オッケー』で、結果として得点にならなくてもCKとか二次チャンスになっている」
記者からの「ストロングポイントが出しやすい状況?」という問いに「そうですね、はい」と笑顔で答える。その言動からは充実ぶりが十二分に窺えた。
取材・文:古田土恵介(サッカーダイジェスト編集部)
この試合まで、伊藤新体制となってから出場した3試合で4ゴール。エースとして申し分のない働きを見せる江坂任の数字は、アウェーの広島戦で4試合・5得点へと更新された。
(5月31日のルヴァンカップ7節・磐田戦で1得点、6月4日のJ1リーグ14節・鳥栖戦で1得点、6月17日のJ1リーグ15節・新潟戦で2得点、6月25日のJ1リーグ16節・広島戦で1得点)
61分、相手最終ラインからのパスを茨田陽生が高い位置でカット。次の瞬間、江坂はスペースへと走り出した。足もとにピタリとパスが通る。
「チームとしてやりたかった守備ができて、バラくん(茨田)が良い形でボールを奪ってくれた。自分も上手く飛び出せたし、逆サイドでは(大前)元紀くんが動き出していたのも見えていた。
ただ、パスしてミスするくらいなら、シュートを撃って、こぼれ球に詰めてもらえればと、思い切り振り抜きました。コースも『ファーに』と決めていた。
相手DFの対応も遅れていたし、 あの場面は自分として好きな形だったので、ドリブルして少しボールを左に流して股を狙って打ちました」
左足でのシュートは、広島GKの林卓人が伸ばした手の先をすり抜けてゴールネットを揺らした。待望の先制弾。「25歳、調子良いですね(笑)」とおどけてみせる。そんな絶好調男のゴールラッシュの裏には、指揮官のある言葉が隠されていた。
「トレーニングなどで(伊藤)彰さんからは『思い切って振り抜け』と言われています。その部分で、とてもやりやすいですね。
これまでだと、打つと『つなごうよ』という雰囲気が出ていたかもしれない。でも今はその積極的な姿勢は『オッケー』で、結果として得点にならなくてもCKとか二次チャンスになっている」
記者からの「ストロングポイントが出しやすい状況?」という問いに「そうですね、はい」と笑顔で答える。その言動からは充実ぶりが十二分に窺えた。
取材・文:古田土恵介(サッカーダイジェスト編集部)