【セルジオ越後】関根を手放したレッズにタイトル獲得のビジョンはあるのか

カテゴリ:連載・コラム

サッカーダイジェスト編集部

2017年08月11日

2部でモタモタしていたら、実力がさび付くかもしれない。

今の関根なら、インゴルシュタットでそれなりにチャンスを与えられるんじゃないかな。(C)SOCCER DIGEST

画像を見る

 レッズの関根が海外移籍することになった。新天地はブンデスリーガ2部のインゴルシュタットだけど、長谷部や原口を含め、レッズからはよくドイツに行くよね。
 
 サッカーのレベル的には、ドイツの2部はJリーグとそこまで大きく変わらないと思うけど、海外移籍を経験している仲間から話を聞いて、関根自身も刺激を受けて、自分もチャレンジしたくなったのかもしれないね。
 
 いずれにしても、インゴルシュタットでポジションを取って、アピールして、もっと上のクラブにステップアップすることが何よりも大事だ。ある意味、本当の勝負はそこから。日本では相変わらず、今回の移籍を取り上げるメディアが多いように感じるけど、まだそこまで価値のあるニュース性はないよ。
 
 関根は今、22歳。若いと言えば若いし、これから日本代表にも選ばれるかもしれない。選手としてどこまで伸びていくのか分からないけど、今後のキャリアが充実したものになるような移籍になればいいね。
 
 仮に、インゴルシュタットで思うように出場機会を得られず、いたずらに時間が過ぎるようであれば、すぐ日本に帰ってきたほうがいい。トップリーグにいるならまだしも、2部でいつまでもモタモタしていたら、実力がさび付いてしまう可能性があるからね。
 
 もっとも、ドイツに限らず、ヨーロッパの2部リーグなら、大概の日本人選手は出番を掴めていると思う。1部になるとまた少し事情が異なるけど、今の関根なら、インゴルシュタットでそれなりにチャンスを与えられるんじゃないかな。
 
 一方で、僕が気になるのは、関根を手放したレッズのほうだ。シーズン中に大事な主力がいなくなってしまったわけだけど、ラファエル・シルバを除けば目立った補強がなかった今季、チームは今、どういう状況に陥ってしまっているのか。
 
 たしかに、矢島や長澤、オナイウら将来性あるタレントをチームに加えたけど、戦力になっているとは言えないよね。
 
 レッズは日本の名門クラブと言ってもいい。厳しいことを言うようだけど、J2で結果を出しても、J1でポジションを取れないような選手は、“ビッグクラブ”には相応しくないと僕は思っている。
 
【関連記事】
羽田空港での心を打った笑顔と涙。浦和の関根が胸を張ってドイツへ旅立つ
「本田圭佑がロッカールームを完全に壊している」現地メディアが痛烈批判!
こんなに獲って大丈夫? 柴崎岳を擁するヘタフェが今夏12人目の新戦力を獲得!
“行方不明”デンベレに処分…ドルトムントはバルサの128億円オファーを拒否!
ボヌッチのセクシー妻が「トップレス写真」をスクープされる…

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト 完全保存版!
    11月9日発売
    ルヴァンカップ制覇!!
    名古屋グランパス
    クラブ一丸で成し遂げた
    万感の王座への帰還
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト スペシャル企画
    11月21日発売
    未知の発見も!
    世界100か国
    「天才」&「怪物」図鑑
    今後5~10年の主役たちを網羅
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 高校サッカーダイジェストVo.40
    1月12日発売
    第102回全国高校選手権
    決戦速報号
    青森山田が4度目V
    全47試合を完全レポート
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ