前回の豪州戦、サウジ戦でキーマンだったのは…
8月31日、「ハリルジャパン」はロシア・ワールドカップのアジア最終予選の大一番、オーストラリア戦に臨む。
「勝てばW杯本大会出場」
大事な切符が懸かった、乾坤一擲(けんこんいってき)の試合になるだろう。
相手の力を考えれば、引き分けでも悪い結果ではないが、それだと予選突破に向けて黄信号が灯ってしまう。最終戦はアウェーでのサウジアラビア戦である……。もしオーストラリアに負けた場合は、プレーオフの準備もせざるを得なくなるだろう。
ヴァイッド・ハリルホジッチ監督は2015年3月の初陣(チュニジア戦)以来、わずかずつだが、その戦いのかたちを作りつつある。
2016年10月、オーストラリア戦の前半は戦術的にはほぼパーフェクト。ハイプレスとリトリートを混ぜ合わせたディフェンスは堅牢で、カウンターは鋭利だった。完全に、オーストラリアを凌駕していた。
同年11月のサウジ戦も、前半はスロースターターだったが、後半には力の差を見せ付けている。ポゼッションを高めることで、守備と攻撃の安定を高めた。
この2試合が「ハリルジャパンの期待値」に置き換えられるだろう。
これらの試合で戦術的キーマンだったのは、本田圭佑(パチューカ)だ。
彼はオーストラリア戦では、トップとして先発している。慣れないポジションだったにもかかわらず、プレスのタイミングや強度、リトリートでの守備のフタとして、大きく貢献した。
攻撃では、カウンターの預け役として模範的な角度と強さでポストに入り、スイッチを入れている。再びゴール前に入っての決定的シーンを外した点は、画竜点睛(がりょうてんせい)を欠いたと言えるが、タクティクスを運用する軸になっていた。
サウジ戦、本田は後半からの交代出場になったが、ポゼッション力を高めることで攻守を安定させ、繋ぐところでの厚みを加えている。
決勝点になったシーンでは、左サイドに自らボールを動かしてタメを作りながら長友佑都の攻撃参加を促し、見事に決勝点をアシスト。ボールを持った時のアイデア、果断さ、工夫は傑出していた。
「勝てばW杯本大会出場」
大事な切符が懸かった、乾坤一擲(けんこんいってき)の試合になるだろう。
相手の力を考えれば、引き分けでも悪い結果ではないが、それだと予選突破に向けて黄信号が灯ってしまう。最終戦はアウェーでのサウジアラビア戦である……。もしオーストラリアに負けた場合は、プレーオフの準備もせざるを得なくなるだろう。
ヴァイッド・ハリルホジッチ監督は2015年3月の初陣(チュニジア戦)以来、わずかずつだが、その戦いのかたちを作りつつある。
2016年10月、オーストラリア戦の前半は戦術的にはほぼパーフェクト。ハイプレスとリトリートを混ぜ合わせたディフェンスは堅牢で、カウンターは鋭利だった。完全に、オーストラリアを凌駕していた。
同年11月のサウジ戦も、前半はスロースターターだったが、後半には力の差を見せ付けている。ポゼッションを高めることで、守備と攻撃の安定を高めた。
この2試合が「ハリルジャパンの期待値」に置き換えられるだろう。
これらの試合で戦術的キーマンだったのは、本田圭佑(パチューカ)だ。
彼はオーストラリア戦では、トップとして先発している。慣れないポジションだったにもかかわらず、プレスのタイミングや強度、リトリートでの守備のフタとして、大きく貢献した。
攻撃では、カウンターの預け役として模範的な角度と強さでポストに入り、スイッチを入れている。再びゴール前に入っての決定的シーンを外した点は、画竜点睛(がりょうてんせい)を欠いたと言えるが、タクティクスを運用する軸になっていた。
サウジ戦、本田は後半からの交代出場になったが、ポゼッション力を高めることで攻守を安定させ、繋ぐところでの厚みを加えている。
決勝点になったシーンでは、左サイドに自らボールを動かしてタメを作りながら長友佑都の攻撃参加を促し、見事に決勝点をアシスト。ボールを持った時のアイデア、果断さ、工夫は傑出していた。