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【J1採点&寸評】浦和1-2柏|柏の"超"重量級攻撃陣に高評価。一方、4-1-4-1採用の浦和は…

カテゴリ:Jリーグ

塚越 始(サッカーダイジェスト)

2017年09月09日

浦和――再びカウンターから瓦解。遠藤と阿部のCBをはじめ、守備陣は厳しく採点。

【警告】浦和=なし 柏=小林(24分)、鎌田(89分)
【退場】なし
【MAN OF THE MATCH】ディエゴ・オリヴェイラ(柏)

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【チーム採点・寸評】
浦和 5
 阿部がクリスティアーノ、遠藤がディエゴ・オリベイラにマンマークでつく形で、堀監督が2011年や浦和ユース監督時代に愛用していた4-1-4-1システムを今季初めてスタートから採用した。守備のバランスを考慮しつつも、R・シルバ&高木がサイドハーフを務めるという攻撃にも厚みをもたらす布陣だ。

【浦和 1-2 柏PHOTO】柏がブラジル人トリオを並べた攻撃的布陣で勝利
 
 ただ30分からの興梠、矢島、再び興梠と三度連続で訪れた決定機をモノにできなかったことがあとあとに響いてしまう。逆に後半は相手に主導権を握られ、またもカウンターから失点を与えた。見え出していた全体のバランスが崩れてしまい、改めて修正が必要に。8位まで後退し、わずかに可能性のあったリーグ優勝は絶望的に……。

【浦和|採点・寸評】
GK
1 西川周作 5
強力攻撃陣に対し、あまり飛び出さずゴール前で対応。しかし最初の決定機を決められた。ビルドアップやキックでも魅せられず。残念ながら、柏のGK中村との差を感じさせられてしまう内容に。

DF 
46 森脇良太 5
ハイプレスや高い位置での味方へのフォローからボールを収め、30分の決定機などチャンスを作り出した。ただ守備面では後ろを突かれると、必ずと言っていいほど後手を踏んだ。

6 遠藤 航 4
ディエゴ・オリベイラにマンマークでつきながら、思い切って攻撃参加した際にはビッグチャンスを演出。しかしカウンターから振り切られ、またも失点に絡んでしまった。彼らしい思い切りが感じられないのが気になる。
 
22 阿部勇樹 4.5
CBとして先発。カウンターで止めきれず、さらに伊東にかわされるなど、アジリティを欠いた。

5 槙野智章 5
シュートブロックは見せたが、全体的に守備面での貢献度が低い。もう少し球際に強く当たりにいきたい。リードされたあとは前線に居残ったが、チームはカウンターの餌食になった。前体制に続き、捨て身の攻撃参加の特権が与えられるのだろうか。

MF
16 青木拓矢 5.5
中央のスペースを埋めながら、最終ラインからパスを受けて前線に繰り出す舵取り役に。青木の高い身体能力を守備力があってこそ、前半はこのポジションをこなせていた。ただ、後半はタフで経験値のある大谷に次第にイニシアチブを握られた。

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