セレソンの名手たちが酸素マスクを装着して…
すでにロシア・ワールドカップ出場を決めているブラジル代表は、木曜日にボリビアの本拠地でワールドカップ予選を戦い、試合は0-0のスコアレスドローに終わった。
会場となった首都ラパスの標高はなんと3640メートル。空気がきわめて薄く、キックしたボールが気圧の変化であらぬ方向へと飛び、ピッチコンディションも良好とは言えない。これまでも数多の強豪チームやビッグネームを苦しめてきた、世界でもっとも過酷な“アウェー”と位置付けられている。
その環境に辟易とし、自身のインスタグラムで酷評したのがネイマールだ。吐き捨てるようにこう書き綴った。
「こんな条件でプレーするなんて非人間的だよ。ピッチ、標高、ボール(の変化)……。なにもかもが酷い」
衝撃的だったのはその一文とともに掲載した写真だ。セレソン(ブラジル代表の呼称)の面々が伝統のイエローキットを着たまま、試合後のロッカールームで巨大な酸素マスクを装着している。
もちろん、ネイマールのような意見ばかりではない。マンチェスター・シティに所属するガブリエウ・ジェズスは『ESPN BRASIL』の取材に応え、優等生なコメントを発している。
「初めてここでやったけど、ちょっと疲れたくらいで、そこまで酷くはなかったよ。まあボールはとんでもないところに飛んでいったけどね。ポゼッションをキープするのも芝がボコボコしてるから難しかった。でも文句は言わないよ。戦い抜くだけだからね」
FIFA(国際サッカー連盟)は2007年に一度、医学的見地から「2500メートル以上の会場では公式戦を行なってはいけない」と禁止令を出したが、ボリビアをはじめとする南米諸国の猛反発に遭い、すぐさま撤回した。
ワールドカップ予選のたびに問題視されているが、結局はうやむやのまま、超高地でのゲームは開催され続けている。
会場となった首都ラパスの標高はなんと3640メートル。空気がきわめて薄く、キックしたボールが気圧の変化であらぬ方向へと飛び、ピッチコンディションも良好とは言えない。これまでも数多の強豪チームやビッグネームを苦しめてきた、世界でもっとも過酷な“アウェー”と位置付けられている。
その環境に辟易とし、自身のインスタグラムで酷評したのがネイマールだ。吐き捨てるようにこう書き綴った。
「こんな条件でプレーするなんて非人間的だよ。ピッチ、標高、ボール(の変化)……。なにもかもが酷い」
衝撃的だったのはその一文とともに掲載した写真だ。セレソン(ブラジル代表の呼称)の面々が伝統のイエローキットを着たまま、試合後のロッカールームで巨大な酸素マスクを装着している。
もちろん、ネイマールのような意見ばかりではない。マンチェスター・シティに所属するガブリエウ・ジェズスは『ESPN BRASIL』の取材に応え、優等生なコメントを発している。
「初めてここでやったけど、ちょっと疲れたくらいで、そこまで酷くはなかったよ。まあボールはとんでもないところに飛んでいったけどね。ポゼッションをキープするのも芝がボコボコしてるから難しかった。でも文句は言わないよ。戦い抜くだけだからね」
FIFA(国際サッカー連盟)は2007年に一度、医学的見地から「2500メートル以上の会場では公式戦を行なってはいけない」と禁止令を出したが、ボリビアをはじめとする南米諸国の猛反発に遭い、すぐさま撤回した。
ワールドカップ予選のたびに問題視されているが、結局はうやむやのまま、超高地でのゲームは開催され続けている。