肘打ちを受けながらピッチに立ち続ける。
[キリンチャレンジカップ2017]日本 2-1 ニュージーランド/10月6日/豊田スタジアム
「個人でやれることはやったかなと感じています」
ニュージーランド戦後、自身のパフォーマンスをそう振り返ったのは久々にCBとして先発出場した槙野智章だ。
「CBでは久しぶりの試合でした。代表では常にベンチに座っている悔しい想いもありましたし、代わりに入る選手も良いプレーをしていたので、チャンスをもらった時は良いプレーではなく、結果を残さなくてはいけないと感じていました。招集されるだけでなくてピッチに立たないといけないという1年分くらいの想いを出せたかなとは思います」
槙野がヴァイッド・ハリルホジッチ監督から先発を言い渡されたのは「合宿に合流した日」だったという。それからCBの相棒である吉田麻也とトレーニングから声を掛け合い、相手の特長をビデオで研究した。
試合中には相手の肘が顔に入り、うずくまるシーンもあったが、このチャンスを逃せないという強い想いでピッチに立ち続けた。試合後の槙野のおでこには名誉の負傷の跡がくっきり残っていた。
もっとも59分には警戒していたはずの相手エース、クリス・ウッドにゴールを奪われた点は「気を付けていた選手に、気を付けていた形で失点してしまったのは反省しなくてはいけない」と神妙に語る。
ただ、先日のACL準決勝で上海上港のフッキとガチンコ勝負を演じた男は、イングランドのバーンリーに所属する191㌢・90㌔のウッドとの対決にも「名前があって結果を残している選手とやれるのは大好物。面白い90分でした」と頼もしい言葉を残した。
「(アルベルト・)ザッケローニさんの時も、岡田(武史)さんの時もCBとSBで呼ばれ、起用する監督としては難しい選手なのかなと自分のなかで分かっていた」と、葛藤を抱えていた男は今後、CBでのポジション争いで生き残れるのか。挑戦への新たな一歩をニュージーランド戦で刻んだ。
取材・文:本田健介(サッカーダイジェスト編集部)
【PHOTO】日本×ニュージーランド戦の美女サポーターたち❤
【日本代表PHOTO】日本勝利、土砂降りの豊田スタジアムに集結した多くのサポーターが歓喜!
「個人でやれることはやったかなと感じています」
ニュージーランド戦後、自身のパフォーマンスをそう振り返ったのは久々にCBとして先発出場した槙野智章だ。
「CBでは久しぶりの試合でした。代表では常にベンチに座っている悔しい想いもありましたし、代わりに入る選手も良いプレーをしていたので、チャンスをもらった時は良いプレーではなく、結果を残さなくてはいけないと感じていました。招集されるだけでなくてピッチに立たないといけないという1年分くらいの想いを出せたかなとは思います」
槙野がヴァイッド・ハリルホジッチ監督から先発を言い渡されたのは「合宿に合流した日」だったという。それからCBの相棒である吉田麻也とトレーニングから声を掛け合い、相手の特長をビデオで研究した。
試合中には相手の肘が顔に入り、うずくまるシーンもあったが、このチャンスを逃せないという強い想いでピッチに立ち続けた。試合後の槙野のおでこには名誉の負傷の跡がくっきり残っていた。
もっとも59分には警戒していたはずの相手エース、クリス・ウッドにゴールを奪われた点は「気を付けていた選手に、気を付けていた形で失点してしまったのは反省しなくてはいけない」と神妙に語る。
ただ、先日のACL準決勝で上海上港のフッキとガチンコ勝負を演じた男は、イングランドのバーンリーに所属する191㌢・90㌔のウッドとの対決にも「名前があって結果を残している選手とやれるのは大好物。面白い90分でした」と頼もしい言葉を残した。
「(アルベルト・)ザッケローニさんの時も、岡田(武史)さんの時もCBとSBで呼ばれ、起用する監督としては難しい選手なのかなと自分のなかで分かっていた」と、葛藤を抱えていた男は今後、CBでのポジション争いで生き残れるのか。挑戦への新たな一歩をニュージーランド戦で刻んだ。
取材・文:本田健介(サッカーダイジェスト編集部)
【PHOTO】日本×ニュージーランド戦の美女サポーターたち❤
【日本代表PHOTO】日本勝利、土砂降りの豊田スタジアムに集結した多くのサポーターが歓喜!