「ビッグ6」との5試合はノーゴール。
プレミアリーグ16節のマンチェスター・ダービーは、ホームチームのマンチェスター・ユナイテッドが1-2で敗北。首位マンチェスター・シティとの勝点差は11に広がり、プレミアリーグのタイトル獲得に早くも暗雲が立ち込めている。
改めて疑問符が付いたのは、ノーゴールに終わったCFロメル・ルカクの真価だ。「ビッグゲームに弱い」というネガティブな評判を、またしても払拭できなかった。マンチェスター・C戦ではエースとしての期待に応えるどころか、利き足とは逆の右足で試みたクリアボールが敵のニコラス・オタメンディに渡り、決勝点を献上するきっかけを作ってもいる。
浮上するのは、「本当にマンチェスター・Uのエースの器なのか」という疑問だ。今シーズンは序盤戦こそゴールラッシュを決め込んだものの、徐々にトーンダウン。とりわけ看過できないのが、いわゆるビッグ6と直接対戦した5試合でのパフォーマンス(下記)だ。
8節 △1-1 対リバプール(アウェー)
0ゴール・0アシスト
10節 ○1-0 対トッテナム(ホーム)
0ゴール・1アシスト
11節 ●0-1 対チェルシー(アウェー)
0ゴール・0アシスト
15節 ○3-1 対アーセナル(アウェー)
0ゴール・0アシスト
16節 ●1-2 対マンチェスター・C(ホーム)
0ゴール・0アシスト
ビッグ6との試合でゴールに直接的に絡んだのは、トッテナム戦でアントニー・マルシアルの得点をヘッドでアシストしたのが唯一。エースとしては、明らかに物足りない。
堅固な守備ブロックを築き、自陣深い位置から繰り出すロングカウンターに活路を見出すジョゼ・モウリーニョ監督のスタイルでは、とりわけ互角以上の相手と戦う場合、前線で孤立するシーンが少なくなく、チャンスそのものも限られる。
規格外のフィジカルとパワーに頼っていた数年前に比べると、フィニッシュパターンが飛躍的に増え、ルカク自身がストライカーとして着実に成長を遂げているのも確かだ。
とはいえ、数少ないチャンスをゴールに結びつけ、苦しい局面で頼りになるのがエースであり、マンUのルカクにはその役割が求められているだろう。
マンUがプレミアリーグ、あるいはチャンピオンズ・リーグのタイトルを掴み、本当の意味で復権を果たすには、強豪クラブとのビッグゲームでパーソナリティーを発揮できるエースの存在が、つまりはルカクのさらなる進化が不可欠だ。
改めて疑問符が付いたのは、ノーゴールに終わったCFロメル・ルカクの真価だ。「ビッグゲームに弱い」というネガティブな評判を、またしても払拭できなかった。マンチェスター・C戦ではエースとしての期待に応えるどころか、利き足とは逆の右足で試みたクリアボールが敵のニコラス・オタメンディに渡り、決勝点を献上するきっかけを作ってもいる。
浮上するのは、「本当にマンチェスター・Uのエースの器なのか」という疑問だ。今シーズンは序盤戦こそゴールラッシュを決め込んだものの、徐々にトーンダウン。とりわけ看過できないのが、いわゆるビッグ6と直接対戦した5試合でのパフォーマンス(下記)だ。
8節 △1-1 対リバプール(アウェー)
0ゴール・0アシスト
10節 ○1-0 対トッテナム(ホーム)
0ゴール・1アシスト
11節 ●0-1 対チェルシー(アウェー)
0ゴール・0アシスト
15節 ○3-1 対アーセナル(アウェー)
0ゴール・0アシスト
16節 ●1-2 対マンチェスター・C(ホーム)
0ゴール・0アシスト
ビッグ6との試合でゴールに直接的に絡んだのは、トッテナム戦でアントニー・マルシアルの得点をヘッドでアシストしたのが唯一。エースとしては、明らかに物足りない。
堅固な守備ブロックを築き、自陣深い位置から繰り出すロングカウンターに活路を見出すジョゼ・モウリーニョ監督のスタイルでは、とりわけ互角以上の相手と戦う場合、前線で孤立するシーンが少なくなく、チャンスそのものも限られる。
規格外のフィジカルとパワーに頼っていた数年前に比べると、フィニッシュパターンが飛躍的に増え、ルカク自身がストライカーとして着実に成長を遂げているのも確かだ。
とはいえ、数少ないチャンスをゴールに結びつけ、苦しい局面で頼りになるのがエースであり、マンUのルカクにはその役割が求められているだろう。
マンUがプレミアリーグ、あるいはチャンピオンズ・リーグのタイトルを掴み、本当の意味で復権を果たすには、強豪クラブとのビッグゲームでパーソナリティーを発揮できるエースの存在が、つまりはルカクのさらなる進化が不可欠だ。