移籍は確実視されているが、はたして――。
冬の移籍でバルセロナが獲得を狙うリバプールのフィリッペ・コウチーニョが、すでにバルセロナで家探しを始めているというニュースは昨年末、スペイン紙『Mundo Deportivo』で報じられたが、候補地に挙がる2か所のおおよその住所も明らかになった。
コウチーニョは以前、バルセロナに本拠地を置くエスパニョールでプレーした経験があるため(2012年1月~6月)、バルセロナの町についてはよく知っている。だが今回は、市内ではなく郊外に新居を探しているようだ。
候補地のひとつは、かつてのリバプールの同僚でいまでも仲が良いルイス・スアレスが住む海沿いの街、カステルデフェルズ。そしてもうひとつが、ブラジルつながりで仲が良いパウリーニョが住むエスプルガス・デ・ジョブレガットだ。後者はエスパニョールのホームスタジアムがある町だが、バルサのトレーニング場までも近い。
問題は、リバプールがコウチーニョを手放すかどうかだが、正式にバルサからのオファーがあった場合は交渉に応じるという約束を、リバプールとコウチーニョの間で交わしているとの報道もあり、あとは移籍金の折り合いのみと見られている。
もし1月にコウチーニョがバルサに移籍したとしても、チャンピオンズ・リーグではプレーできないが、コウチーニョにとってはバルサのユニホームを着ることがなにより大事で、最近は、英国で贔屓にしている美容院の人たちと記念撮影を行なったことも報じられており、いよいよお別れの準備をしているのでは、との見方が濃厚だ。
また周知のとおり、現地時間12月30日夜には、バルサとコウチーニョが契約する『NIKE』が、誤ってバルサへの移籍を発表するという騒ぎもあった。
「魔法が起こる場所」と銘打たれた同社の公式サイトのキャンペーンに添えられたテキストには、「コウチーニョはカンプ・ノウでライトを浴びる準備がすでに整っている。マジシャンの名前が入った2017‐2018のバルサのユニホームをゲットしよう! 急げ! 個人仕様にできるチャンスは1月6日まで!」とはっきりと書かれていたのだ。
この件についてはハッキングの可能性も疑われたが、英語やスペイン語などの主要言語のみならず、しっかり34か国語で書かれていたことから、その可能性は低いと見られている。
スペインではすでに、「唯一足りないのはリバプールとの合意のみ」「ブラジル人アタッカーがバルサのユニホームを着るのは確実だ」との報道が出ているが、夏に続いて移籍市場を賑わしているコウチーニョのバルサ移籍騒動、はたして今回はどのような決着を見るのか。
文●山本美智子(フリーライター)
コウチーニョは以前、バルセロナに本拠地を置くエスパニョールでプレーした経験があるため(2012年1月~6月)、バルセロナの町についてはよく知っている。だが今回は、市内ではなく郊外に新居を探しているようだ。
候補地のひとつは、かつてのリバプールの同僚でいまでも仲が良いルイス・スアレスが住む海沿いの街、カステルデフェルズ。そしてもうひとつが、ブラジルつながりで仲が良いパウリーニョが住むエスプルガス・デ・ジョブレガットだ。後者はエスパニョールのホームスタジアムがある町だが、バルサのトレーニング場までも近い。
問題は、リバプールがコウチーニョを手放すかどうかだが、正式にバルサからのオファーがあった場合は交渉に応じるという約束を、リバプールとコウチーニョの間で交わしているとの報道もあり、あとは移籍金の折り合いのみと見られている。
もし1月にコウチーニョがバルサに移籍したとしても、チャンピオンズ・リーグではプレーできないが、コウチーニョにとってはバルサのユニホームを着ることがなにより大事で、最近は、英国で贔屓にしている美容院の人たちと記念撮影を行なったことも報じられており、いよいよお別れの準備をしているのでは、との見方が濃厚だ。
また周知のとおり、現地時間12月30日夜には、バルサとコウチーニョが契約する『NIKE』が、誤ってバルサへの移籍を発表するという騒ぎもあった。
「魔法が起こる場所」と銘打たれた同社の公式サイトのキャンペーンに添えられたテキストには、「コウチーニョはカンプ・ノウでライトを浴びる準備がすでに整っている。マジシャンの名前が入った2017‐2018のバルサのユニホームをゲットしよう! 急げ! 個人仕様にできるチャンスは1月6日まで!」とはっきりと書かれていたのだ。
この件についてはハッキングの可能性も疑われたが、英語やスペイン語などの主要言語のみならず、しっかり34か国語で書かれていたことから、その可能性は低いと見られている。
スペインではすでに、「唯一足りないのはリバプールとの合意のみ」「ブラジル人アタッカーがバルサのユニホームを着るのは確実だ」との報道が出ているが、夏に続いて移籍市場を賑わしているコウチーニョのバルサ移籍騒動、はたして今回はどのような決着を見るのか。
文●山本美智子(フリーライター)