実力派MFの加入で柴崎の地位は揺らぐ?
鮮烈なゴールを決めながら、大怪我を負わされたバルセロナ戦から約半年。日本代表MF柴崎岳は再び輝きを放つことができるだろうか。
現地時間2月11日にカンプ・ノウで行なわれるリーガ・エスパニョーラ23節のバルセロナ対ヘタフェ戦を前に柴崎への期待が高まっている。というのも、このサムライは4節の同カードで鮮烈なボレー弾を決めているからだ。
舞台はヘタフェの本拠地コリセウム・アルフォンソ・ペレス。シーズン開幕前に2部のテネリフェから移籍してきたばかりの“新参者”である柴崎が魅せたのは39分だった。
ゴール前に上がった浮き球をマルケル・ベルガラが頭で落とすと、約20メートルの位置から柴崎が左足でハーフボレーを放ち、相手守護神アンドレ・テア=シュテーゲンの頭上を射抜いたのだ。
全国紙『Marca』が「天才的な閃きで決めた、きわめて価値が高く、輝かしいゴラッソだ」と評した一撃を見舞った柴崎だったが、この試合で左足第5中足骨に亀裂が入る大怪我を負い、無念の離脱を余儀なくされていた。
そこからリハビリ生活を送った柴崎は、12月9日のエイバル戦(リーガ15節)でようやく戦列に復帰。以降は、リーグ戦8試合連続で出場を続けている。
10番への期待が高まるのも当然だが、現状は決して明るいわけではない。現地メディア『CAPITAL DEPORTE』は、「ガクが打開の鍵を模索中」と見出しを打ち、バルサ戦に向けて柴崎の起用法などを紹介している。
同メディアは、前回対戦で怪我を負ったことを「最悪のニュースだった」と回想しつつ、次のように柴崎の現況をレポートしている。
「ガクは12月のエイバル戦に再び戻ってきた。そしてこの日本人はしっかりと回復したことを印象付けた。そこからホセ・ボルダラス(監督)はメンバーを入れ替えている。そうなった理由はいくつか存在する。アンヘル・ロドリゲスの不調、ホルヘ・モリーナ、マルケル・ベルガラの負傷離脱がそうだ。
そんなガクだが、復帰から2か月間、ボルダラスが期待するだけのパフォーマンスを披露できていないのも事実。先発に復帰して83分間プレーしたマラガ戦は低調なまま終わっていた」
そうした現状を伝えた同メディアは、さらに柴崎の最適解についてもまとめている。
「ガクが最も機能する布陣は、アマトとポルティージョを両翼に置いて、トップのモリーナの近くでプレーできる4-2-3-1だ。ヘタフェは得点力を向上させるために4-4-2を採用する時もあるが、そのシステムにおいて日本人の居場所はない。さらに加入したフラミニがスペイン・サッカーに適応すれば、よりガクを苦しめるだろう。いずれにしろボルダラスの決定が重要になる」
現地2月2日、無所属からフリートランスファーで加入した元フランス代表MFのマテュー・フラミニは、「僕はプレーできるコンディションにある」と早くも自信を覗かせている。それだけに来たるバルサ戦でヘタフェが4-4-2を選択した場合には、この実力者が2ボランチの一角を務める可能性が高い。
はたして、バルサとの大一番で柴崎にチャンスは回ってくるのか。その起用法から目が離せない。
現地時間2月11日にカンプ・ノウで行なわれるリーガ・エスパニョーラ23節のバルセロナ対ヘタフェ戦を前に柴崎への期待が高まっている。というのも、このサムライは4節の同カードで鮮烈なボレー弾を決めているからだ。
舞台はヘタフェの本拠地コリセウム・アルフォンソ・ペレス。シーズン開幕前に2部のテネリフェから移籍してきたばかりの“新参者”である柴崎が魅せたのは39分だった。
ゴール前に上がった浮き球をマルケル・ベルガラが頭で落とすと、約20メートルの位置から柴崎が左足でハーフボレーを放ち、相手守護神アンドレ・テア=シュテーゲンの頭上を射抜いたのだ。
全国紙『Marca』が「天才的な閃きで決めた、きわめて価値が高く、輝かしいゴラッソだ」と評した一撃を見舞った柴崎だったが、この試合で左足第5中足骨に亀裂が入る大怪我を負い、無念の離脱を余儀なくされていた。
そこからリハビリ生活を送った柴崎は、12月9日のエイバル戦(リーガ15節)でようやく戦列に復帰。以降は、リーグ戦8試合連続で出場を続けている。
10番への期待が高まるのも当然だが、現状は決して明るいわけではない。現地メディア『CAPITAL DEPORTE』は、「ガクが打開の鍵を模索中」と見出しを打ち、バルサ戦に向けて柴崎の起用法などを紹介している。
同メディアは、前回対戦で怪我を負ったことを「最悪のニュースだった」と回想しつつ、次のように柴崎の現況をレポートしている。
「ガクは12月のエイバル戦に再び戻ってきた。そしてこの日本人はしっかりと回復したことを印象付けた。そこからホセ・ボルダラス(監督)はメンバーを入れ替えている。そうなった理由はいくつか存在する。アンヘル・ロドリゲスの不調、ホルヘ・モリーナ、マルケル・ベルガラの負傷離脱がそうだ。
そんなガクだが、復帰から2か月間、ボルダラスが期待するだけのパフォーマンスを披露できていないのも事実。先発に復帰して83分間プレーしたマラガ戦は低調なまま終わっていた」
そうした現状を伝えた同メディアは、さらに柴崎の最適解についてもまとめている。
「ガクが最も機能する布陣は、アマトとポルティージョを両翼に置いて、トップのモリーナの近くでプレーできる4-2-3-1だ。ヘタフェは得点力を向上させるために4-4-2を採用する時もあるが、そのシステムにおいて日本人の居場所はない。さらに加入したフラミニがスペイン・サッカーに適応すれば、よりガクを苦しめるだろう。いずれにしろボルダラスの決定が重要になる」
現地2月2日、無所属からフリートランスファーで加入した元フランス代表MFのマテュー・フラミニは、「僕はプレーできるコンディションにある」と早くも自信を覗かせている。それだけに来たるバルサ戦でヘタフェが4-4-2を選択した場合には、この実力者が2ボランチの一角を務める可能性が高い。
はたして、バルサとの大一番で柴崎にチャンスは回ってくるのか。その起用法から目が離せない。