ガーナ戦では高精度のピンポイントクロスを連発。
「MS&ADカップ2018」対ガーナ女子代表戦の後半、なでしこジャパンのユニホームをまとった川澄奈穂美(シアトルレイン)が、約2年ぶりにピッチ上に姿を現わすと、トランス・コスモススタジアムに詰めかけた6,872人の観客から大きな拍手が送られた。
61分、左コーナーキックのキッカーを務め、その流れの中でのチャンスに絡んで、足慣らしを終了。63分には、ガーナのディフェンダーがニアとファーに割れるところを狙い澄まして、右からクロス。岩渕真奈(INAC神戸レオネッサ)の決定機を演出する。
74分にも岩渕を使ったショートコーナーから、川澄はファーサイドの阪口夢穂(日テレ・ベレーザ)へ精度の高いクロスを供給。そのヘディングシュートからのこぼれ球を高木ひかり(ノジマステラ神奈川相模原)が代表初ゴールを押し込む。
さらに83分、岩渕がスペースに出したボールに呼応し、またもや柔らかく正確なクロスを中央へ。これを鮫島彩(INAC神戸レオネッサ)が決める。自身のゴールこそ生まれなかったが、2年ぶりの復帰戦で、チームに幾多のチャンスをもたらし、シアトルレインでアシスト王に輝いた片鱗を見せた。
もっとも、このゲームで高評価を与えること自体が、川澄に失礼だろうか。組織力をやや欠いたガーナの守備とでは、元値が違うのだから当然と言えば、当然だ。
むしろ、相手のレベルやスコアに付き合うことなく、チームのモチベーションを保ち続けたことにこそ価値がある。変則的な動きでボールを引き出したり、単純に裏を狙ったり、先入観にとらわれることなく、状況に応じてなすべき仕事をやり続けた。
そうした姿勢はチームメイトに共有されたし、大勢が決しても最後まで士気を保ち、高倉麻子監督就任後の最多得点記録を「7」にまで伸ばす原動力にもなった。
61分、左コーナーキックのキッカーを務め、その流れの中でのチャンスに絡んで、足慣らしを終了。63分には、ガーナのディフェンダーがニアとファーに割れるところを狙い澄まして、右からクロス。岩渕真奈(INAC神戸レオネッサ)の決定機を演出する。
74分にも岩渕を使ったショートコーナーから、川澄はファーサイドの阪口夢穂(日テレ・ベレーザ)へ精度の高いクロスを供給。そのヘディングシュートからのこぼれ球を高木ひかり(ノジマステラ神奈川相模原)が代表初ゴールを押し込む。
さらに83分、岩渕がスペースに出したボールに呼応し、またもや柔らかく正確なクロスを中央へ。これを鮫島彩(INAC神戸レオネッサ)が決める。自身のゴールこそ生まれなかったが、2年ぶりの復帰戦で、チームに幾多のチャンスをもたらし、シアトルレインでアシスト王に輝いた片鱗を見せた。
もっとも、このゲームで高評価を与えること自体が、川澄に失礼だろうか。組織力をやや欠いたガーナの守備とでは、元値が違うのだから当然と言えば、当然だ。
むしろ、相手のレベルやスコアに付き合うことなく、チームのモチベーションを保ち続けたことにこそ価値がある。変則的な動きでボールを引き出したり、単純に裏を狙ったり、先入観にとらわれることなく、状況に応じてなすべき仕事をやり続けた。
そうした姿勢はチームメイトに共有されたし、大勢が決しても最後まで士気を保ち、高倉麻子監督就任後の最多得点記録を「7」にまで伸ばす原動力にもなった。