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「自分がブッフォンなら主審の顔面を砕いていた」 怒りが収まらぬユーベOB、陰謀論まで口に

カテゴリ:メガクラブ

サッカーダイジェストWeb編集部

2018年04月13日

「サッカーにとって深刻なイメージダウン」とも。

怒り心頭に発していたユベントスOBのタッコーニ氏。同じGKだからこそ、ブッフォン(1番)の気持ちが痛いほどわかるのだろう。(C)Getty Images

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 歴史的快挙に迫っていただけに、その夢を打ち砕かれたことにユベントスの関係者は怒りを禁じえないのかもしれない。OBともなれば、なおさらだ。

 現地時間4月11日のチャンピオンズ・リーグ(CL)準々決勝で、終了間際のPKに泣いたユベントス。悲願の欧州制覇という夢が終了直前のPKという形で潰えたジャンルイジ・ブッフォンは、判定に抗議して退場を命じられ、試合後もマイケル・オリバー主審を強く非難した。

 同じ守護神としてかつてユベントスとイタリア代表でプレーしたステーファノ・タッコーニ氏(60歳)には、その気持ちが分かるのかもしれない。

 イタリア紙『Gazzetta dello Sport』によると、タッコーニ氏は『Rmc Sport』で「自分がブッフォンだったら? これで引退と分かっていたのなら、主審の顔面を砕いていただろうね」と、過激な言葉でオリバー主審への怒りを露にした。

「素晴らしいキャリアの締め括りとして、見事な終わりになるはずだったんだ。あのようなPKを与えることなどできない。精神的にみんな緊張感に満ちているんだ。あんなPKは与えられない」

 
 さらにタッコーニ氏は、「不誠実だ。審判の選定責任者は2~3年おきに代えるべきだね」と、UEFAのピエルルイジ・コッリーナ審判選定責任者を強く非難。さらに『Juventusnews24.com』では、「彼らはテーブルの上で、ユーベを敗退させなければいけないと決めたんだ」と、“陰謀論”まで口にした。

「そして彼らは、この愚弄を実現させようと準備したんだよ。あんな終わり方はあり得ない。サッカーにとって深刻なイメージダウンだ。すべてはコッリーナのせいだよ。彼が国際レベルでの審判部門のトップにいることが、イタリアのチームにとって障害になっているのは明らかだ」

 タッコーニ氏は「(出場停止中の)セルヒオ・ラモスがベンチにいたことも、理解できない。本当に不愉快だ」と、最後まで怒りが収まらなかった。

 メディ・ベナティアがルーカス・バスケスを倒した場面は、本当にPKに値したのか――。オリバー主審の判定は世界中で議論を呼んでいる。ただ、だからといって、度を超えた発言はいただけないが。

 
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