ハリル氏は「どの選手とのコミュニケーション不足か」と聞いたが…
今月7日に日本代表監督を解任されたハリルホジッチ氏が27日、日本記者クラブで記者会見を開いた。再三に渡って「選手との信頼関係に問題はなかった」と繰り返した同氏は、解任を通達された際の田嶋幸三会長とのやり取りについても、以下のように明かしている。
「4月7日に会長にパリへ呼ばれ、私は何のことかわからずホテルへ出向きました。挨拶をして腰をかけて、そして『ハリルさん、これでお別れすることになりました』という話があったんです。最初はジョークだろうと思いました。そして、1分経って会長に『なぜか、おっしゃっていただけますか』と聞きました。田嶋会長は『コミュニケーション不足』だと。私はそこで、もっと怒りが湧き立ってきました。『どの選手とのコミュニケーション不足か』と聞くと『全般的に』という答でした」
「4月7日に会長にパリへ呼ばれ、私は何のことかわからずホテルへ出向きました。挨拶をして腰をかけて、そして『ハリルさん、これでお別れすることになりました』という話があったんです。最初はジョークだろうと思いました。そして、1分経って会長に『なぜか、おっしゃっていただけますか』と聞きました。田嶋会長は『コミュニケーション不足』だと。私はそこで、もっと怒りが湧き立ってきました。『どの選手とのコミュニケーション不足か』と聞くと『全般的に』という答でした」
そう捲し立て、さらに田嶋会長と別れた後の行動についても言及。「私は5分後にその部屋から出ました。動転して何が起こったか分からず、コーチたちに電話をしたんです。一人はイングランドにいましたし、もう一人はドイツで試合の視察をしていました。彼らには『家に帰りなさい、終わったから』と伝えました。この時のコーチたちの反応がどうだったかは、皆さんでご想像ください」とスタッフ陣に説明したという。
同氏にとっては、あまりに突然で受け入れがたい解任劇だったのだろう。改めて「監督をしていた人間へのリスペクトがないのではないか。私と一緒にやってくれたコーチ仲間に対してもリスペクトがないのではないかと感じました」と協会の対応に不満を示していた。
同氏にとっては、あまりに突然で受け入れがたい解任劇だったのだろう。改めて「監督をしていた人間へのリスペクトがないのではないか。私と一緒にやってくれたコーチ仲間に対してもリスペクトがないのではないかと感じました」と協会の対応に不満を示していた。