インテルとのダービー後に声を荒げる。
インテルとのダービーマッチに勝利した直後、ユベントスの指揮官はメディアに対して不満をぶつけた。
現地時間4月28日に行なわれたセリエA第35節で、インテルと対戦したユーベは、退場者を出した相手に一時、逆転を許しながらも、土壇場の89分にゴンサロ・イグアインのゴールで試合をひっくり返し、3-2と白星を手にした。
前節、ナポリとの大一番に競り負けていたユーベ。今節の『イタリア・ダービー』に敗れれば、スクデットに暗雲が立ち込めていただけに、試合後、イタリア版『Sky Sports』のトラッシュインタビューで指揮官のマッシミリアーノ・アッレグリは、「スクデットへ向けて一歩踏み出す素晴らしい勝利になったと思う」と胸を撫で下ろした。
そんな50歳のイタリア人指揮官だが、同メディアから”いつものように”戦術的な質問が飛んだ際には、珍しく声を荒げ、不満をぶちまけた。
現地時間4月28日に行なわれたセリエA第35節で、インテルと対戦したユーベは、退場者を出した相手に一時、逆転を許しながらも、土壇場の89分にゴンサロ・イグアインのゴールで試合をひっくり返し、3-2と白星を手にした。
前節、ナポリとの大一番に競り負けていたユーベ。今節の『イタリア・ダービー』に敗れれば、スクデットに暗雲が立ち込めていただけに、試合後、イタリア版『Sky Sports』のトラッシュインタビューで指揮官のマッシミリアーノ・アッレグリは、「スクデットへ向けて一歩踏み出す素晴らしい勝利になったと思う」と胸を撫で下ろした。
そんな50歳のイタリア人指揮官だが、同メディアから”いつものように”戦術的な質問が飛んだ際には、珍しく声を荒げ、不満をぶちまけた。
「今日のサッカー界はあまりに理論的な話が増えすぎだ。バスケットボールを見たことがあるかい? ボールを持った3秒後に誰がボールを持つのか。それは最高の選手たちでしょう? あなたはサッカーが戦術的なスキームがあれば勝てると思っている。もしそうなら、メッシやC・ロナウド、イグアインに何億ユーロという市場価値はつかないんだ」
メディアに対する苦言を呈したアッレグリは、そうした見方がイタリア・サッカー界にとっての悪だともコメントしている。
「イタリアではサッカーについて議論する場合、全て戦術か仕組みについての話になる。その考えが試合を台無しにするんだ。あなたたちは選手たちのスキルに目を向けず、フォーメーションや戦術についてばかり見ている。それは我々のサッカーに害を及ぼすもので、この国のサッカーにおいての悪だ」
アッレグリの采配がそうであるように“戦術”というイメージが強いイタリアだが、そうした指揮官の考えをピッチ上で遂行するのは、他ならぬ選手たちだ。当然のことながら彼らのクオリティーが伴わなければ、ハイレベルの戦いはできないのである。
アッレグリが怒りを交えながら提唱した言葉は、イタリア・サッカー界の悪しき風潮を変えるきっかけとなるのだろうか。