「埼スタでフル出場して勝ったのは……いつ以来なのか思い出せないですけど」
浦和のMF山田直輝が5月9日のルヴァンカップ・グループステージ5節の名古屋戦で、埼玉スタジアムで実に7年ぶりとなる「フル出場&勝利」を果たした。「攻撃面では良さを出せず、走って守備で貢献することを考えた」と、試合後の表情は晴れなかった。実際、あまり目立った活躍はできなかったものの、一つの結果を残したことで、確かな一歩を踏み出した。
「90分試合に出て勝てたことは、すごく嬉しいです。勝つためにやっているので」
オズワルド・オリヴェイラ監督の就任後、初めて4バックが採用されたこの日、山田は守備時に2トップ、攻撃時には2トップやトップ下に入る役割を担った。
「相手(名古屋)はラインが高く、サイドの選手がちょっと裏を空けることはスカウティングで伝えられていて、そこを突くことと守備のところでボールに激しくいくこと、それに裏を越えられたらしっかり戻ること。そういったところは、みんなで表現できたと思います」
そのなかで山田は敵陣のスペースへ顔を出してボールを引き出し、攻撃のリズムを作り出そうとした。ただ、彼自身のなかでプラン変更を余儀なくされた。
「今日は攻撃面でボールのフィーリングなどがちょっと良くなくて、上手く攻撃に絡めないなと感じ、守備で走るしかないなと。そこから守備で走ることにシフトしてやっていました。自分の評価としては良くなかったですが、チームのために戦えたことは良かったと受け止めています」
そう語る山田が、今季こだわっているのが「チームを勝利に導くこと」。その意味では、90分ピッチに立ち続けて、何度かチャンスに絡み、ほぼピンチなく2-0で勝てたことは、この日のノルマを達成できたと言えるかもしれない。
「90分試合に出て勝てたことは、すごく嬉しいです。勝つためにやっているので」
オズワルド・オリヴェイラ監督の就任後、初めて4バックが採用されたこの日、山田は守備時に2トップ、攻撃時には2トップやトップ下に入る役割を担った。
「相手(名古屋)はラインが高く、サイドの選手がちょっと裏を空けることはスカウティングで伝えられていて、そこを突くことと守備のところでボールに激しくいくこと、それに裏を越えられたらしっかり戻ること。そういったところは、みんなで表現できたと思います」
そのなかで山田は敵陣のスペースへ顔を出してボールを引き出し、攻撃のリズムを作り出そうとした。ただ、彼自身のなかでプラン変更を余儀なくされた。
「今日は攻撃面でボールのフィーリングなどがちょっと良くなくて、上手く攻撃に絡めないなと感じ、守備で走るしかないなと。そこから守備で走ることにシフトしてやっていました。自分の評価としては良くなかったですが、チームのために戦えたことは良かったと受け止めています」
そう語る山田が、今季こだわっているのが「チームを勝利に導くこと」。その意味では、90分ピッチに立ち続けて、何度かチャンスに絡み、ほぼピンチなく2-0で勝てたことは、この日のノルマを達成できたと言えるかもしれない。
「埼スタでフル出場して勝ったのは……いつ以来なのか思い出せないですけど、ルヴァンカップを優勝するためには大事な試合でした。平日の夜にもかかわらず埼スタで良い雰囲気を作ってくれたたくさんのサポーターのためにも、勝てて良かったです」
山田は小さく笑った。
山田は小さく笑った。