2点リードも追いつかれ…
ロシア・ワールドカップ決勝トーナメント1回戦の日本代表対ベルギー代表は7月3日、ロストフ・ナ・ドヌにあるロストフ・アレーナで行なわれ、日本はベルギーに2対3で敗れた。
ベルギーに勝てば、日本サッカー史上初のワールドカップ8強入りとなる日本は、グループリーグの初戦・コロンビア戦と第2戦のセネガル戦と同じメンバーでスタートした。GKは川島永嗣、ディフェンスラインは右から酒井宏樹、吉田麻也、昌子源、長友佑都。中盤はボランチに長谷部誠と柴崎岳が入り、2列目は右から原口元気、香川真司、乾貴士と並び、1トップには大迫勇也が起用された。
試合は立ち上がり、日本は素早いプレッシャーでベルギーに圧力をかけ、対等に渡り合う。開始3分には香川が最初のシュートを放つが、これはゴール右に外れた。
日本は柴崎の縦パスから大迫のポストプレーなどで起点を作り、サイド攻撃を展開。スムーズなパス回しで相手のディフェンスラインを押し込む場面を作り出す。
しかしベルギーも前線のロメール・ルカクにボールを集め、次第に日本を押し込んでいく。エデン・アザール、ドリース・メルテンスらがペナルティエリア内に侵入してフィニッシュに持ち込むが、最終ラインの吉田、昌子を中心に身体を張った守備でゴールは許さない。
押し込まれた日本だが、粘り強い守備からカウンターで好機を窺う。30分には長友のクロスに乾がヘディングシュートで狙うが、ここはGKティボー・クルトワが難なくキャッチ。しかし日本はベルギーに対し、一歩も引かない姿勢を見せる。
結局、前半は0-0で終了した。
ともにメンバー交代なくスタートした後半、日本は立ち上がりに怒涛のゴールラッシュを見せる。まずは3分、カウンターから柴崎の鋭いパスがスペースに走り込んだ原口に通ると、パスを受けた原口は鋭く右足を一閃。グラウンダーのシュートが名手クルトワの守るゴールを破り、ネットに突き刺さった。日本が均衡を破った。
キックオフ直後、日本はアザールのポスト直撃のシュートなどでベルギーの攻勢に晒されるが、再びビッグチャンスが訪れる。7分、スムーズなパス回しからペナルティエリア手前でパスを受けた乾が右足のミドルを放つと、無回転の強烈なシュートが再びネットに突き刺さる。日本がベルギーから2点のリードを奪う。
日本は攻守に余裕が生まれ、相手の攻撃をしっかりと跳ね返しては、カウンターからさらなるチャンスを作り出していく。
しかしベルギーも65分、ナセル・シャドリ、マルアン・フェライニという大型MFふたりを投入して勝負をかける。
すると69分、CKからのクリアボールをヤン・ベルトンゲンがヘディングで浮き球のシュート。これが逆サイドのゴールネットに吸い込まれ、1点差に詰め寄る。
さらにベルギーの攻勢は止まらず74分には、日本陣内へ押し込むと、アザールのクロスにフェライニが頭で合わせてゴールネットを揺らす。日本は同点に追いつかれてしまう。
日本は81分、柴崎に代えて山口蛍、原口に代えて本田圭佑を投入する。
日本は85分、ベルギーの波状攻撃を受けピンチの連続。右サイドからのクロスにシャドリがヘディングシュートで合わせるも、これを守護神の川島がビッグセーブ。さらに、その流れからルカクが強烈なヘディングシュートで狙うが、ここも川島がファインセーブで凌いだ。
日本は後半アディショナルタイム、ベルギーを押し込むと、ヴィツェルのクリアボールがあわやオウンゴールとなるが、クルトワが好セーブで阻止。ベルギーも堅い守りでゴールを許さない。
そして、日本は迎えたアディショナルタイム3分、本田が直接FKを狙うが、これもクルトワの好セーブに阻まれてしまう。さらにCKを奪った日本だが、ここからベルギーのカウンターを受けると、日本は守備の組織を整えられず、最後はシャドリにゴールを奪われてしまう。日本はついにリードを許してしまう。
日本は2-3でベルギーに敗れ、初のベスト8入りを逃した。
【日本代表PHOTO】日本 2-3 ベルギー|原口、乾のゴールで日本中が歓喜するも後半ロスタイムに完璧なカウンターで逆転され初の8強進出ならず。
【データで見る】ベルギー×日本|詳細マッチスタッツ
ベルギーに勝てば、日本サッカー史上初のワールドカップ8強入りとなる日本は、グループリーグの初戦・コロンビア戦と第2戦のセネガル戦と同じメンバーでスタートした。GKは川島永嗣、ディフェンスラインは右から酒井宏樹、吉田麻也、昌子源、長友佑都。中盤はボランチに長谷部誠と柴崎岳が入り、2列目は右から原口元気、香川真司、乾貴士と並び、1トップには大迫勇也が起用された。
試合は立ち上がり、日本は素早いプレッシャーでベルギーに圧力をかけ、対等に渡り合う。開始3分には香川が最初のシュートを放つが、これはゴール右に外れた。
日本は柴崎の縦パスから大迫のポストプレーなどで起点を作り、サイド攻撃を展開。スムーズなパス回しで相手のディフェンスラインを押し込む場面を作り出す。
しかしベルギーも前線のロメール・ルカクにボールを集め、次第に日本を押し込んでいく。エデン・アザール、ドリース・メルテンスらがペナルティエリア内に侵入してフィニッシュに持ち込むが、最終ラインの吉田、昌子を中心に身体を張った守備でゴールは許さない。
押し込まれた日本だが、粘り強い守備からカウンターで好機を窺う。30分には長友のクロスに乾がヘディングシュートで狙うが、ここはGKティボー・クルトワが難なくキャッチ。しかし日本はベルギーに対し、一歩も引かない姿勢を見せる。
結局、前半は0-0で終了した。
ともにメンバー交代なくスタートした後半、日本は立ち上がりに怒涛のゴールラッシュを見せる。まずは3分、カウンターから柴崎の鋭いパスがスペースに走り込んだ原口に通ると、パスを受けた原口は鋭く右足を一閃。グラウンダーのシュートが名手クルトワの守るゴールを破り、ネットに突き刺さった。日本が均衡を破った。
キックオフ直後、日本はアザールのポスト直撃のシュートなどでベルギーの攻勢に晒されるが、再びビッグチャンスが訪れる。7分、スムーズなパス回しからペナルティエリア手前でパスを受けた乾が右足のミドルを放つと、無回転の強烈なシュートが再びネットに突き刺さる。日本がベルギーから2点のリードを奪う。
日本は攻守に余裕が生まれ、相手の攻撃をしっかりと跳ね返しては、カウンターからさらなるチャンスを作り出していく。
しかしベルギーも65分、ナセル・シャドリ、マルアン・フェライニという大型MFふたりを投入して勝負をかける。
すると69分、CKからのクリアボールをヤン・ベルトンゲンがヘディングで浮き球のシュート。これが逆サイドのゴールネットに吸い込まれ、1点差に詰め寄る。
さらにベルギーの攻勢は止まらず74分には、日本陣内へ押し込むと、アザールのクロスにフェライニが頭で合わせてゴールネットを揺らす。日本は同点に追いつかれてしまう。
日本は81分、柴崎に代えて山口蛍、原口に代えて本田圭佑を投入する。
日本は85分、ベルギーの波状攻撃を受けピンチの連続。右サイドからのクロスにシャドリがヘディングシュートで合わせるも、これを守護神の川島がビッグセーブ。さらに、その流れからルカクが強烈なヘディングシュートで狙うが、ここも川島がファインセーブで凌いだ。
日本は後半アディショナルタイム、ベルギーを押し込むと、ヴィツェルのクリアボールがあわやオウンゴールとなるが、クルトワが好セーブで阻止。ベルギーも堅い守りでゴールを許さない。
そして、日本は迎えたアディショナルタイム3分、本田が直接FKを狙うが、これもクルトワの好セーブに阻まれてしまう。さらにCKを奪った日本だが、ここからベルギーのカウンターを受けると、日本は守備の組織を整えられず、最後はシャドリにゴールを奪われてしまう。日本はついにリードを許してしまう。
日本は2-3でベルギーに敗れ、初のベスト8入りを逃した。
【日本代表PHOTO】日本 2-3 ベルギー|原口、乾のゴールで日本中が歓喜するも後半ロスタイムに完璧なカウンターで逆転され初の8強進出ならず。
【データで見る】ベルギー×日本|詳細マッチスタッツ