[ロシアW杯決勝トーナメント１回戦] 日本２－３ベルギー／７月２日／ロストフ・アレーナ（ロストフ）
 
　日本史上初のベスト８進出を目指して挑んだロシア・ワールドカップの決勝トーナメント１回戦で、日本はベルギーに逆転負けを喫した。原口元気と乾貴士のゴールで２点を先行しながらも、そこから３点を奪われて敗戦。試合後のフラッシュインタビューに応じた香川真司は、悔しさを噛み殺しながら、次のように語った。
 
「まあこれがサッカーですし、この現実は受け止めにくいですけど、個の差が最後に出ました。受け止めにくい結果ですが、受け止めるしかないのかなと思っています」
 
　開幕２か月前に監督が変わるという激動のなか、チームは急速にまとまり、日本史上３度目となるベスト16進出を果たした。香川も「監督が変わったりして厳しい戦いが予想されたなかで、本当にチーム一丸となって今日までやってこれました」とチームの成長を実感していた。そして、「だからこそ勝ちたかった」と続けた。
 
「本当に次に行きたかったですし、その可能性が非常にあるチームだったので。たくさんの声援を受けていましたし、本当に新しい歴史をこのチームと刻みたかったですけど、それが叶えられなくて非常に悔しいです。

　この１勝を取って次に行きたかったですけど、やはりこの壁が非常に大きいものだと実感しますし、今はこの結果を受け止めるしかないのかなと思っています」

　４年前のブラジル大会から抱えていた悔しさを上書きするべく挑んだ大会で、グループリーグ突破という目標は果たした。８強進出の夢は叶わなかっただけに悔しさは残るが、最後に背番号10は「この結果は必ず自分たちにとって意味があることだと、そう思っているので、しっかり次につなげられるようにやっていきたいと思います」と前を向いた。

【日本代表PHOTO】日本 ２-３ ベルギー｜原口、乾のゴールで日本中が歓喜するも後半ロスタイムに完璧なカウンターで逆転され初の８強進出ならず。

【データで見る】ベルギー×日本｜詳細マッチスタッツ