メルボルン・Vの選手として現役生活を続けたまま――。
日本代表MFの本田圭佑が異例の発表をした。
つい先日、オーストラリアのAリーグのメルボルン・ビクトリー入りを発表していた本田だが、8月12日に滞在中のカンボジアの首都プノンペンで記者会見を開き、カンボジア・サッカー連盟(FFC)の幹部らとともに同国の「実質的な」代表監督兼GM(ゼネラルマネージャー)就任を発表したのだ。
肩書は「Head of delegation」。契約期間は2年で、登録上の監督には30歳のフェリックス・アウグスティン・ゴンザレス・ダルマス氏が就任することも同時に発表された。
すでにメルボルン・Vの選手となっている本田は、現役プレーヤーとして継続したまま、実質的な監督としてカンボジア代表を指揮するという。
ロシア・ワールドカップ後から今までにない形で世界のサッカーに関わる方法がないかを模索していたという本田は、これまで関係を築いていたFFCへ今回のアイデアを提案。同協会がアジア・サッカー連盟など各所に確認をとり、「ルール上問題ない」と認可され、今回の新たな取り組みが発表に至った。
記者会見で本田は次のようにコメントした。
つい先日、オーストラリアのAリーグのメルボルン・ビクトリー入りを発表していた本田だが、8月12日に滞在中のカンボジアの首都プノンペンで記者会見を開き、カンボジア・サッカー連盟(FFC)の幹部らとともに同国の「実質的な」代表監督兼GM(ゼネラルマネージャー)就任を発表したのだ。
肩書は「Head of delegation」。契約期間は2年で、登録上の監督には30歳のフェリックス・アウグスティン・ゴンザレス・ダルマス氏が就任することも同時に発表された。
すでにメルボルン・Vの選手となっている本田は、現役プレーヤーとして継続したまま、実質的な監督としてカンボジア代表を指揮するという。
ロシア・ワールドカップ後から今までにない形で世界のサッカーに関わる方法がないかを模索していたという本田は、これまで関係を築いていたFFCへ今回のアイデアを提案。同協会がアジア・サッカー連盟など各所に確認をとり、「ルール上問題ない」と認可され、今回の新たな取り組みが発表に至った。
記者会見で本田は次のようにコメントした。
「会長、副会長、みなさん、このような場を用意していただきありがとうございます。先日、メルボルン・ビクトリーというチームと新しい契約を結んだばかりで、現役サッカー選手は続けます。そんななかでカンボジア・サッカー連盟に『現役を続けながら代表監督をやることは可能か』と質問したところ、『本気で言っているならオファーをする』と言っていただき、この場に至りました。こういった形の契約は世界どこを見ても初めての契約だと思います。そういった普通ではないやり方を受け入れたことに感謝しています」
さらに「カンボジアのサッカーが目指すべきスタイルを作り上げること」と目標を掲げる本田によれば、基本的にはメルボルン・Vでトレーニングを行ない、週に数回、ダルマス監督らカンボジア代表のスタッフとテレビ会議の場を設けて情報交換するという。
そして、当然、国際Aマッチデーには、カンボジア代表の「Head of delegation」としてベンチ入りする。就任後初の試合は9月10日のマレーシア代表戦になることが濃厚だ。
本田はさらにサッカーだけでないカンボジアの良さを伝えていくことも自身の役割であることを口にした。
「サッカーを強くするだけではなく、サッカー以外のカンボジアの素晴らしいところを世界に伝えていくことも私の使命だと思っています。何度もカンボジアに足を運んでいて、カンボジアの素晴らしいところをいくつも目にしてきました。文化、世界遺産、農業、そういったところを世界にアピールをしてくつもりでいます。さらに、一番の特徴であるカンボジア人のまじめなところ。日本人と共通する部分でもあると思うが、そこをアピールしていきたい」
現役選手が別の国の代表チームの強化に努めるという極めて異例というべき挑戦を打ち出した本田。2020年の東京五輪でオーバーエイジ枠として出場することも目指しつつ、壮大なミッションにチャレンジする。
さらに「カンボジアのサッカーが目指すべきスタイルを作り上げること」と目標を掲げる本田によれば、基本的にはメルボルン・Vでトレーニングを行ない、週に数回、ダルマス監督らカンボジア代表のスタッフとテレビ会議の場を設けて情報交換するという。
そして、当然、国際Aマッチデーには、カンボジア代表の「Head of delegation」としてベンチ入りする。就任後初の試合は9月10日のマレーシア代表戦になることが濃厚だ。
本田はさらにサッカーだけでないカンボジアの良さを伝えていくことも自身の役割であることを口にした。
「サッカーを強くするだけではなく、サッカー以外のカンボジアの素晴らしいところを世界に伝えていくことも私の使命だと思っています。何度もカンボジアに足を運んでいて、カンボジアの素晴らしいところをいくつも目にしてきました。文化、世界遺産、農業、そういったところを世界にアピールをしてくつもりでいます。さらに、一番の特徴であるカンボジア人のまじめなところ。日本人と共通する部分でもあると思うが、そこをアピールしていきたい」
現役選手が別の国の代表チームの強化に努めるという極めて異例というべき挑戦を打ち出した本田。2020年の東京五輪でオーバーエイジ枠として出場することも目指しつつ、壮大なミッションにチャレンジする。