アジア杯で日本代表と対戦する可能性も
今シーズン、イングランド・プレミアリーグのカーディフでプレーするフィリピン代表GKのニール・エサリッジが、世界中のメディアで話題になっている。
英公共放送「BBC」によれば、エサリッジはフィリピン人で初のプレミアリーグ・プレーヤー。そしてデビュー早々、「リーグデビューから2試合連続でPKを止める」という新記録を樹立した。
開幕戦は、ボーンマスとアウェーで対戦。エサリッジはこの試合で、フィリピン人の選手として初めてプレミアリーグに出場した。試合は0-2で敗北したが、34分にPKを止め、獅子奮迅の働きぶりをみせた。プレミアのデビュー戦でPKを止めたのは、アラン・マクレガー(現ハル所属)以来、2人目だという。
続く第2戦は、日本代表FW武藤嘉紀が所属するニューカッスルとのホームゲーム。エサリッジは、ここでも新記録を打ち立てる。
0-0で迎えた後半90+4分、武藤がゴール前に上げたクロスがDFの手に当たり、ニューカッスルにPKが与えられる。この絶体絶命のピンチで、エサリッジはFWケネディのキックをがっちりセーブ。“値千金”の引き分けに持ち込んだ。
英公共放送「BBC」によれば、エサリッジはフィリピン人で初のプレミアリーグ・プレーヤー。そしてデビュー早々、「リーグデビューから2試合連続でPKを止める」という新記録を樹立した。
開幕戦は、ボーンマスとアウェーで対戦。エサリッジはこの試合で、フィリピン人の選手として初めてプレミアリーグに出場した。試合は0-2で敗北したが、34分にPKを止め、獅子奮迅の働きぶりをみせた。プレミアのデビュー戦でPKを止めたのは、アラン・マクレガー(現ハル所属)以来、2人目だという。
続く第2戦は、日本代表FW武藤嘉紀が所属するニューカッスルとのホームゲーム。エサリッジは、ここでも新記録を打ち立てる。
0-0で迎えた後半90+4分、武藤がゴール前に上げたクロスがDFの手に当たり、ニューカッスルにPKが与えられる。この絶体絶命のピンチで、エサリッジはFWケネディのキックをがっちりセーブ。“値千金”の引き分けに持ち込んだ。
開幕2試合で早くも存在感を発揮した守護神だが、プレミアでの道程は順調ではなかった。ドイツのタブロイド紙『Bild』が、エサリッジの波乱万丈な人生を紹介している。
フィリピン代表のエサリッジだが、実はロンドン育ち。チェルシーやフルアムの下部組織に所属し、イングランドの年代別代表に選ばれたこともあるが、A代表では母方の出身地であるフィリピンを選んだ。
その後、エサリッジはフルアムでトレーニングを続け、トップチームでの出場機会を窺っていた。しかしプレミアデビューは叶わず、2014年にフルアムとの契約が終了すると、無所属となった。
「このときは、何か月もチームに所属していなかった」と語るエサリッジ。(当時2部の)チャールトン ・アスレティックスのトレーニングに参加してはいたものの、もちろん給料は支払われなかった。
「できるだけ切り詰めたけど、それでも生活費に困ったので、家と車を売った。うまくいかなければ、フィリピンに帰国するしかなかった」
それでも諦めず、4か月後に当時2部のオールダムと短期契約を結ぶ。しかし自宅はなく、「友人の家のソファで寝ていた」という。