チャナティップとはどんな会話を?
[J1リーグ25節]札幌 3-1 神戸/9月1日/札幌ド
右足でのシュートか、左足でのシュートか――両方のFKのキッカーがチームにいることが有利に働いたか。
83分、札幌が直接FKのチャンスを得る。場所はペナルティアークの中央。絶好の位置だ。ボールの近くには、“両利き”のチャナティップと、レフティの福森晃斗が立つ。
蹴る直前、ふたりはこんな会話をしていたという。
「チャナ(ティップ)がもらったファウルだったので、『俺が蹴る』みたいに言ってきたんです。でも、自分にもプライドがあるし、FKは自分のものだと思っていて、『自分が蹴る』と。そうしたら、チャナは笑顔を見せながら、いいよ、という感じで譲ってくれたんです」
このやり取りの雰囲気が、少なからず神戸側に迷いを生じさせたのかもしれないし、冒頭で記したとおり、利き足の異なるふたりの存在が影響したのかもしれない。いずれにしても、「自分に合わせたのか、チャナに合わせたのか、壁の位置(の狙い)がちょっと分からなかった」(福森)。その結果、「自分の目の前にコースが空いていた」(福森)。
右足でのシュートか、左足でのシュートか――両方のFKのキッカーがチームにいることが有利に働いたか。
83分、札幌が直接FKのチャンスを得る。場所はペナルティアークの中央。絶好の位置だ。ボールの近くには、“両利き”のチャナティップと、レフティの福森晃斗が立つ。
蹴る直前、ふたりはこんな会話をしていたという。
「チャナ(ティップ)がもらったファウルだったので、『俺が蹴る』みたいに言ってきたんです。でも、自分にもプライドがあるし、FKは自分のものだと思っていて、『自分が蹴る』と。そうしたら、チャナは笑顔を見せながら、いいよ、という感じで譲ってくれたんです」
このやり取りの雰囲気が、少なからず神戸側に迷いを生じさせたのかもしれないし、冒頭で記したとおり、利き足の異なるふたりの存在が影響したのかもしれない。いずれにしても、「自分に合わせたのか、チャナに合わせたのか、壁の位置(の狙い)がちょっと分からなかった」(福森)。その結果、「自分の目の前にコースが空いていた」(福森)。
そして、この瞬間、福森の脳裏に、ある出来事が蘇る。
「(7月の16節)川崎戦のFKの場面でも、プレー再開の笛が鳴った時に、(川崎のGK)チョン・ソンリョン選手がポストの近くに立っていたことがあって、それを(小野)伸二さんは分かっていて、(蹴ってもいいと)声をかけてもらったことがあった。
そのことを意識して今回もGKを見ていたら、似たような感じで、笛が鳴った時、キム・スンギュ選手がポストの近くで壁に指示を出していた。だから、冷静に蹴れました」
【札幌 3-1 神戸 PHOTO】札幌がホームで快勝!神戸を寄せ付けず!
「(7月の16節)川崎戦のFKの場面でも、プレー再開の笛が鳴った時に、(川崎のGK)チョン・ソンリョン選手がポストの近くに立っていたことがあって、それを(小野)伸二さんは分かっていて、(蹴ってもいいと)声をかけてもらったことがあった。
そのことを意識して今回もGKを見ていたら、似たような感じで、笛が鳴った時、キム・スンギュ選手がポストの近くで壁に指示を出していた。だから、冷静に蹴れました」
【札幌 3-1 神戸 PHOTO】札幌がホームで快勝!神戸を寄せ付けず!