「もうちょっと欲張ってもいいのかな」とさらなる高みを目指す
強い向上心を感じたのは、昨年8月のことだった。
鳥栖をホームに迎えた一戦は1-0の勝利。トップ下でプレーした天野純は、「チームとしてはすごく良かった」と話す一方で、「自分のプレーは3割ぐらいしか出せてなくて、満足できなかった。毎試合、勝負を決定づけるような仕事が僕の課題」と反省する。
その後に続く言葉に、少なからず驚かされる。
「じゃないと、代表にも食い込んでいけないと思っている。明らかに、自分の中で目標が変わってきているので」
当時、ロシア・ワールドカップを目指すハリルジャパンで、「天野純」の名前はほとんど取り沙汰されていなかった。それでも、横浜のレフティは「もうちょっと欲張ってもいいのかな」とさらなる高みを目指していた。
後日のサッカーダイジェスト本誌のインタビューで、改めて日本代表について訊けば、こう答えていた。
「すぐ入れるとは思っていませんが、3年後ぐらいを見据えて、今からコツコツと、実は目指しています。チャレンジというか、自分みたいな人間がどこまで上り詰められるのか、それは楽しみでもある。1年前なら、今のような状況は想像もできなかった。未来がどうなるかなんて分からないし、チャンスはあるはずです」
鳥栖をホームに迎えた一戦は1-0の勝利。トップ下でプレーした天野純は、「チームとしてはすごく良かった」と話す一方で、「自分のプレーは3割ぐらいしか出せてなくて、満足できなかった。毎試合、勝負を決定づけるような仕事が僕の課題」と反省する。
その後に続く言葉に、少なからず驚かされる。
「じゃないと、代表にも食い込んでいけないと思っている。明らかに、自分の中で目標が変わってきているので」
当時、ロシア・ワールドカップを目指すハリルジャパンで、「天野純」の名前はほとんど取り沙汰されていなかった。それでも、横浜のレフティは「もうちょっと欲張ってもいいのかな」とさらなる高みを目指していた。
後日のサッカーダイジェスト本誌のインタビューで、改めて日本代表について訊けば、こう答えていた。
「すぐ入れるとは思っていませんが、3年後ぐらいを見据えて、今からコツコツと、実は目指しています。チャレンジというか、自分みたいな人間がどこまで上り詰められるのか、それは楽しみでもある。1年前なら、今のような状況は想像もできなかった。未来がどうなるかなんて分からないし、チャンスはあるはずです」
そして、ようやく掴んだ日本代表入り。他選手の怪我による不参加を受けた追加招集ではあるが、ひとつの目標をクリアした。
横浜ユースから大学を経由して、プロになった。プロになった後も不遇の時期が続いたが、4年目の昨季から主力として活躍、今季も残留争いに苦しむチームで不動の存在として奮闘を見せている。
トップ下でもボランチでも計算できるMFは、自他ともに認める負けず嫌いだ。「雑草魂です(笑)。ここまで歩んできた過程が無駄にならないように、さらにステップアップしたい。また時間がかかるかもしれませんが、コツコツとやり続けるのが自分らしいかなと」。
地道に、しかし着実に成長を遂げてきた男が新たなステージに挑む。さらなる活躍を期待したい。
取材・文●広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)
【PHOTO】横浜を彩る美女チアリーダー『トリコロールマーメイズ』!
横浜ユースから大学を経由して、プロになった。プロになった後も不遇の時期が続いたが、4年目の昨季から主力として活躍、今季も残留争いに苦しむチームで不動の存在として奮闘を見せている。
トップ下でもボランチでも計算できるMFは、自他ともに認める負けず嫌いだ。「雑草魂です(笑)。ここまで歩んできた過程が無駄にならないように、さらにステップアップしたい。また時間がかかるかもしれませんが、コツコツとやり続けるのが自分らしいかなと」。
地道に、しかし着実に成長を遂げてきた男が新たなステージに挑む。さらなる活躍を期待したい。
取材・文●広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)
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