「浦和対策」を作らせない意味でも再開初戦は1試合以上の重み。
7月15日に12節の延期分2試合を消化したJ1リーグは、19日の15節・9試合で本格的に再開する。『週刊サッカーダイジェスト』の編集部が、いよいよリスタートするJ1リーグ各チームの現況をお伝えする。
首位で再開を迎える浦和を、塚越始記者が展望する。
Q1
リーグ序盤戦(14節終了時)の採点。結果・内容から100点満点で何点?
A1
80点。
ペトロヴィッチ体制で、首位に立ったのは初めて。GK西川加入の効果はてき面で、総失点9はリーグ最少と、最大のテーマだった守備の改善が目に見えて明らかである。良い守備が良い攻撃を生むという好循環のなかで戦えている。
Q2
リーグ再開に向けてのチームの強みは?
A2
「槙野が上がらなくなったのが一番大きい」と柏木が語るなど、全員が守備に軸足を置きつつ、それでいてリスクを冒してでも打って出る攻撃意識を失わず、選手はさまざまな面で我慢しているのかもしれないが、それが逆に攻守の良いバランスを生み出しているようだ。また怪我人が少なく、間もなくM・リシャルデスが復帰するのも心強い。
Q3
夏場以降に懸念される弱みは?
A3
ヘルタ・ベルリンに移籍した原口の穴をいかに埋めるか。これまでチーム最多得点を挙げるなど躍動感に溢れていた攻撃のキーマンが抜けたことは、間違いなく痛手である。とはいえ、それでも前線のタレントは豊富で、李、山田、梅崎、関口、矢島、関根らにとっては、むしろ出場機会を掴むチャンスでもある。競争によってチーム内が活性化されるのはプラス材料だ。
首位で再開を迎える浦和を、塚越始記者が展望する。
Q1
リーグ序盤戦(14節終了時)の採点。結果・内容から100点満点で何点?
A1
80点。
ペトロヴィッチ体制で、首位に立ったのは初めて。GK西川加入の効果はてき面で、総失点9はリーグ最少と、最大のテーマだった守備の改善が目に見えて明らかである。良い守備が良い攻撃を生むという好循環のなかで戦えている。
Q2
リーグ再開に向けてのチームの強みは?
A2
「槙野が上がらなくなったのが一番大きい」と柏木が語るなど、全員が守備に軸足を置きつつ、それでいてリスクを冒してでも打って出る攻撃意識を失わず、選手はさまざまな面で我慢しているのかもしれないが、それが逆に攻守の良いバランスを生み出しているようだ。また怪我人が少なく、間もなくM・リシャルデスが復帰するのも心強い。
Q3
夏場以降に懸念される弱みは?
A3
ヘルタ・ベルリンに移籍した原口の穴をいかに埋めるか。これまでチーム最多得点を挙げるなど躍動感に溢れていた攻撃のキーマンが抜けたことは、間違いなく痛手である。とはいえ、それでも前線のタレントは豊富で、李、山田、梅崎、関口、矢島、関根らにとっては、むしろ出場機会を掴むチャンスでもある。競争によってチーム内が活性化されるのはプラス材料だ。
Q4
再開後のリーグ戦で、キーマンとなる選手は誰?
A4
阿部勇樹/MF
ボランチのパートナーが青木に固定され、その青木が攻撃に出て行った際にできたスペースを埋めるなど、阿部はより守備的な役割を担うようになった。また、DF陣の層が決して厚いとは言えず、状況に応じて最終ライン(リベロもストッパーも)で起用される機会も増えそうだ。これまで通り堅守を維持できれば、間違いなく優勝できる。その守備のキーパーソンは、やはりキャプテンの阿部になるだろう。
Q5
15節・新潟戦の見どころは?
A5
新潟戦はここ数年、柳下監督の理論的かつ現実的な浦和対策に苦しめられてきた。その術中にハマってしまうと、おそらく今後の対戦チームもそれを真似してくるはず。そんな浦和対策を作らせない意味でも、この再開初戦は1試合以上の重みがあると言える。
再開後のリーグ戦で、キーマンとなる選手は誰?
A4
阿部勇樹/MF
ボランチのパートナーが青木に固定され、その青木が攻撃に出て行った際にできたスペースを埋めるなど、阿部はより守備的な役割を担うようになった。また、DF陣の層が決して厚いとは言えず、状況に応じて最終ライン(リベロもストッパーも)で起用される機会も増えそうだ。これまで通り堅守を維持できれば、間違いなく優勝できる。その守備のキーパーソンは、やはりキャプテンの阿部になるだろう。
Q5
15節・新潟戦の見どころは?
A5
新潟戦はここ数年、柳下監督の理論的かつ現実的な浦和対策に苦しめられてきた。その術中にハマってしまうと、おそらく今後の対戦チームもそれを真似してくるはず。そんな浦和対策を作らせない意味でも、この再開初戦は1試合以上の重みがあると言える。