G大阪Jrユース門真時代に初芝橋本のサッカーに触れる。
初芝橋本のMF渡辺淳揮は「チームの心臓」という言葉がよく似合う。2回戦の習志野との一戦では、攻守両面で貢献度の高いプレーを見せた。
初芝橋本は、開始早々にいきなり先制パンチを見舞った。阪中義博監督の「相手は(シードで)初戦。うちは2戦目。相手には立ち上がりの硬さがあるやろ。下手に相手の出方を見ようとするな。(点を)取りに行け」という指示通りに攻め込むと、前半11分に右サイドで得たFKからDF永見皓平がヘディングシュートで先制点を挙げた。
このFKを蹴ったのが、主将の渡辺だ。キックの精度には自信がある。G大阪ジュニアユース門真に所属していた中学生時代、G大阪ユースと試合をしている初芝橋本のサッカーを見て「縦に早い攻撃が多く、自分のキックが生かせそうだ」と目をつけたことが入学のきっかけになったのだが、今では押しも押されもせぬチームの中心だ。
試合が後半に入ると、流経大柏、市立船橋といったプレミアリーグEAST勢を千葉県予選で破ってきた習志野の反撃を受ける展開を強いられた。渡辺は後半17分にシュートブロック、同35分にサイドを破られた場面でプレスバックしてボールを奪うなど、何度もチームのピンチを救った。
阪中監督は「アイツがチームの心臓。アイツが動かなかったら血が回らず、ほかのヤツも動けない」と信頼を寄せるとともにリーダーシップの発揮を期待している。
初芝橋本は、危険な時間を凌ぎ切り、終盤にカウンターのチャンスから2点を追加して3-0で勝利を収めた。勝つには勝ったが、内容面では課題も残った。
渡辺は「相手の攻撃に耐えて、耐えてという展開になって、内容的にはそんなによくなかった。でも、チームの耐える力が見えたかなと思う。個人的にはミドルシュートも得意だけど、まだ出せていない。もう少し高い位置でプレーして狙いたい」とより攻撃時間の長いゲームの展開に意欲を見せた。
チームに力を与え、仲間を動かす。初芝橋本の心臓は、熱い鼓動を続けている。
取材・文:平野貴也(フリーライター)
初芝橋本は、開始早々にいきなり先制パンチを見舞った。阪中義博監督の「相手は(シードで)初戦。うちは2戦目。相手には立ち上がりの硬さがあるやろ。下手に相手の出方を見ようとするな。(点を)取りに行け」という指示通りに攻め込むと、前半11分に右サイドで得たFKからDF永見皓平がヘディングシュートで先制点を挙げた。
このFKを蹴ったのが、主将の渡辺だ。キックの精度には自信がある。G大阪ジュニアユース門真に所属していた中学生時代、G大阪ユースと試合をしている初芝橋本のサッカーを見て「縦に早い攻撃が多く、自分のキックが生かせそうだ」と目をつけたことが入学のきっかけになったのだが、今では押しも押されもせぬチームの中心だ。
試合が後半に入ると、流経大柏、市立船橋といったプレミアリーグEAST勢を千葉県予選で破ってきた習志野の反撃を受ける展開を強いられた。渡辺は後半17分にシュートブロック、同35分にサイドを破られた場面でプレスバックしてボールを奪うなど、何度もチームのピンチを救った。
阪中監督は「アイツがチームの心臓。アイツが動かなかったら血が回らず、ほかのヤツも動けない」と信頼を寄せるとともにリーダーシップの発揮を期待している。
初芝橋本は、危険な時間を凌ぎ切り、終盤にカウンターのチャンスから2点を追加して3-0で勝利を収めた。勝つには勝ったが、内容面では課題も残った。
渡辺は「相手の攻撃に耐えて、耐えてという展開になって、内容的にはそんなによくなかった。でも、チームの耐える力が見えたかなと思う。個人的にはミドルシュートも得意だけど、まだ出せていない。もう少し高い位置でプレーして狙いたい」とより攻撃時間の長いゲームの展開に意欲を見せた。
チームに力を与え、仲間を動かす。初芝橋本の心臓は、熱い鼓動を続けている。
取材・文:平野貴也(フリーライター)