指揮官は「守備面ではチーム戦術が浸透している」と評価。
鹿児島でキャンプを張る北九州が2月11日、JFLの鹿児島ユナイテッドFCと45分×2本のトレーニングマッチを行なった。
序盤から主導権を握った北九州は、サイドや前線にテンポ良くボールを運んで起点を作ったが、そこから先になかなか進めない。前日の大田シチズンFC戦で無失点に抑えた守備は組織的に機能し、危なげなくピンチを未然に潰していたが、攻撃ではあとひと押しが足りず、スコアレスドローで1本目を終えた。
迎えた2本目、開始早々にゴール正面の好位置からFKを得るも、内藤洋平のFKはネットを揺らすことができない。その直後、機能していたはずの守備が脆くも崩れる。自陣エリア内でボールを奪われるミスから失点を喫すると、3分後には相手の中央からのスピーディーな崩しに最終ラインの足が止まり、突破を許して2点目を献上。10分もしないうちに2点のビハインドを背負うことになった。
13分には裏に抜け出した渡大生がループシュートを放つも、コースが甘く、GKに難なくセーブされてしまう。さらに攻撃の強度を上げようとするが、勢いづいた相手のハイプレスと素早い攻守の切り替えの前に、思うようにパスをつなげない。出足の鋭さと球際の勝負でも手を焼き、劣勢を強いられる時間帯が長くなった。
「点を取るチャンスはあったけど、ああいうところで決めないと難しくなる。押し込まれていてもチャンスは絶対、1~2本はある。そこで決め切れるか、決め切れないかで、流れは変わると思う」(渡)
このまま試合終了かと思われたロスタイムに、川島大地のFKは、一度は壁に当たったものの、こぼれ球を拾った川島が落ち着いて流し込む。土壇場で一矢報いたものの、結局、1-2のスコアで悔しい敗戦となった。
2失点のうち、ひとつは軽率なミスからで、「ああいう形で点を取られるようなことがあってはならない」と厳しい表情を見せた柱谷幸一監督だが、それでも「(守備について)チーム戦術的にはしっかり浸透している」と一定の評価を与えていた。
昨季の躍進(リーグ5位)を支えたひとつが、粘り強いディフェンスだった。指揮官は「他のチームの状況を考えても、厳しいゲームが続いていくと思う」と新シーズンを見据えており、今季もまずはしっかりとブロックを作り、ゼロで抑え、相手が出てきた隙を突いてゴールを狙うスタイルが継続されるなか、「新しい選手たちもかなり理解できている」という。
序盤から主導権を握った北九州は、サイドや前線にテンポ良くボールを運んで起点を作ったが、そこから先になかなか進めない。前日の大田シチズンFC戦で無失点に抑えた守備は組織的に機能し、危なげなくピンチを未然に潰していたが、攻撃ではあとひと押しが足りず、スコアレスドローで1本目を終えた。
迎えた2本目、開始早々にゴール正面の好位置からFKを得るも、内藤洋平のFKはネットを揺らすことができない。その直後、機能していたはずの守備が脆くも崩れる。自陣エリア内でボールを奪われるミスから失点を喫すると、3分後には相手の中央からのスピーディーな崩しに最終ラインの足が止まり、突破を許して2点目を献上。10分もしないうちに2点のビハインドを背負うことになった。
13分には裏に抜け出した渡大生がループシュートを放つも、コースが甘く、GKに難なくセーブされてしまう。さらに攻撃の強度を上げようとするが、勢いづいた相手のハイプレスと素早い攻守の切り替えの前に、思うようにパスをつなげない。出足の鋭さと球際の勝負でも手を焼き、劣勢を強いられる時間帯が長くなった。
「点を取るチャンスはあったけど、ああいうところで決めないと難しくなる。押し込まれていてもチャンスは絶対、1~2本はある。そこで決め切れるか、決め切れないかで、流れは変わると思う」(渡)
このまま試合終了かと思われたロスタイムに、川島大地のFKは、一度は壁に当たったものの、こぼれ球を拾った川島が落ち着いて流し込む。土壇場で一矢報いたものの、結局、1-2のスコアで悔しい敗戦となった。
2失点のうち、ひとつは軽率なミスからで、「ああいう形で点を取られるようなことがあってはならない」と厳しい表情を見せた柱谷幸一監督だが、それでも「(守備について)チーム戦術的にはしっかり浸透している」と一定の評価を与えていた。
昨季の躍進(リーグ5位)を支えたひとつが、粘り強いディフェンスだった。指揮官は「他のチームの状況を考えても、厳しいゲームが続いていくと思う」と新シーズンを見据えており、今季もまずはしっかりとブロックを作り、ゼロで抑え、相手が出てきた隙を突いてゴールを狙うスタイルが継続されるなか、「新しい選手たちもかなり理解できている」という。