多少の誤算はあるものの、より洗練されたチーム力に自信あり。
三冠王者のG大阪が、宮崎キャンプ最終日の2月13日に横浜と対戦。練習試合で貫禄の仕上がり具合を見せた。
【J1・J2プレシーズン情報】リーグ開幕までのトレーニングマッチ、PSM日程を総まとめ
昨季から主力は変わっていないが、終盤でベンチに甘んじていた倉田、藤春がキャンプでのアピールでスタメン組に。日本代表として参加したアジアカップから戻った遠藤、今野がチームでの今季初試合だったにもかかわらず、中盤を制圧して2トップの宇佐美、パトリックを活かす形を次々と作り出した。
そして44分、大森がミドルシュートを突き刺して先制。その後、追加点は奪えなかったが逆襲を許さず、1-0で勝ちきった。長谷川健太監督も、「内容は悪くなかったし、多くのチャンスを作れていた。キャンプを通じて、今シーズンを戦う準備はしっかりとできた」と手応えを語った。
今季はACL制覇も狙うが、昨季から戦術面での大きな変更点はなし。
「昨季やっていたことの質をもっと上げていく。やってきたことが、アジアで通用しないとは思ってはいない」と指揮官が語るように、攻守の切り替えのスピードアップやスプリントの回数増を目指している。
遠藤を中心とした持ち味のパスサッカーに、さらにアグレッシブな要素を加えていくことが狙いだ。
この試合でも昨季から変わらない主力たちは好連係を見せ、攻守で高いレベルのプレーを披露した。しかし57分に今野が左太腿を痛めて交代。
アジアカップで痛めた箇所の再発だった。ボランチに新加入の小椋を加え、さらに本来2列目の倉田も同位置でテストするなどリスクマネジメントは進めているが、やはり遠藤と今野のダブルボランチはチームの生命線。
2月24日のACL開幕戦(相手未定)に向け、今後の回復具合が気になるところだ。
この日、今野の交代後にチームは基本布陣の4-4-2から、指揮官が「点を奪いたいときのオプション」として考えているという4-3-1-2をテストした。
トップ下にリンスを入れ、2トップに宇佐美と新加入の赤嶺。遠藤をアンカーに倉田、大森の3人でトリプルボランチを形成したが、この試合では機能せず横浜にペースを握られた。しかし東口の好守、昨季から徹底されてきている自陣ゴール前での身体を張った守備で得点は許さなかった。
サブ組で戦った北九州との試合では、赤嶺が得点。まだフィットには時間がかかりそうだが、宇佐美が「力のある選手なのは間違いないので、これから連係は良くなっていく」と語るように、前線のオプションとなることは間違いない。
2列目でも昨季は好守のキーマンとして活躍した阿部もPKで得点するなど、レギュラー争いは激化している。
大型補強はせずに昨季の力をさらに洗練させる道を取ったG大阪。今野の負傷に加え、西野、井手口といったリオ五輪世代の若手が負傷で出遅れているのは誤算だが、それ以外は開幕に向けて順調に準備を進めていると言える。
【J1・J2プレシーズン情報】リーグ開幕までのトレーニングマッチ、PSM日程を総まとめ
昨季から主力は変わっていないが、終盤でベンチに甘んじていた倉田、藤春がキャンプでのアピールでスタメン組に。日本代表として参加したアジアカップから戻った遠藤、今野がチームでの今季初試合だったにもかかわらず、中盤を制圧して2トップの宇佐美、パトリックを活かす形を次々と作り出した。
そして44分、大森がミドルシュートを突き刺して先制。その後、追加点は奪えなかったが逆襲を許さず、1-0で勝ちきった。長谷川健太監督も、「内容は悪くなかったし、多くのチャンスを作れていた。キャンプを通じて、今シーズンを戦う準備はしっかりとできた」と手応えを語った。
今季はACL制覇も狙うが、昨季から戦術面での大きな変更点はなし。
「昨季やっていたことの質をもっと上げていく。やってきたことが、アジアで通用しないとは思ってはいない」と指揮官が語るように、攻守の切り替えのスピードアップやスプリントの回数増を目指している。
遠藤を中心とした持ち味のパスサッカーに、さらにアグレッシブな要素を加えていくことが狙いだ。
この試合でも昨季から変わらない主力たちは好連係を見せ、攻守で高いレベルのプレーを披露した。しかし57分に今野が左太腿を痛めて交代。
アジアカップで痛めた箇所の再発だった。ボランチに新加入の小椋を加え、さらに本来2列目の倉田も同位置でテストするなどリスクマネジメントは進めているが、やはり遠藤と今野のダブルボランチはチームの生命線。
2月24日のACL開幕戦(相手未定)に向け、今後の回復具合が気になるところだ。
この日、今野の交代後にチームは基本布陣の4-4-2から、指揮官が「点を奪いたいときのオプション」として考えているという4-3-1-2をテストした。
トップ下にリンスを入れ、2トップに宇佐美と新加入の赤嶺。遠藤をアンカーに倉田、大森の3人でトリプルボランチを形成したが、この試合では機能せず横浜にペースを握られた。しかし東口の好守、昨季から徹底されてきている自陣ゴール前での身体を張った守備で得点は許さなかった。
サブ組で戦った北九州との試合では、赤嶺が得点。まだフィットには時間がかかりそうだが、宇佐美が「力のある選手なのは間違いないので、これから連係は良くなっていく」と語るように、前線のオプションとなることは間違いない。
2列目でも昨季は好守のキーマンとして活躍した阿部もPKで得点するなど、レギュラー争いは激化している。
大型補強はせずに昨季の力をさらに洗練させる道を取ったG大阪。今野の負傷に加え、西野、井手口といったリオ五輪世代の若手が負傷で出遅れているのは誤算だが、それ以外は開幕に向けて順調に準備を進めていると言える。