渋谷監督「攻撃のイメージを共有したい」
2月10日~16日まで宮崎でキャンプを実施している大宮は、14日にJ3の町田との練習試合(35分、30分、35分、30分の計4本)を行ない、4-0と勝利した。
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渋谷洋樹監督は「良いイメージの攻撃はほとんどなかったが、守備は隙なく全員が意識を持ってやってくれた」と課題と収穫を口にした。
練習生を除けば1・2本目と、3・4本目で、「シャッフルして個人の特長や組み合わせを見ている段階」(渋谷監督)と、主力組とサブ組を分けずに臨んでいるが、1・2本目は昨季からのベースである4-4-2ではなく、家長をトップ下に配した4-2-3-1をテスト。サイドからの攻めに偏ることなく中央突破を狙う布陣だが、町田の積極的なプレスにビルドアップが寸断され、意図通りには機能しなかった。
その状況に左サイドハーフの横谷がボールを引き出そうと低い位置まで下がるも、やはり前線にはなかなかボールが入らず。さらに家長が2本目に退くと、「みんな急ぎすぎて、無理に前に持っていこうとした」(加藤)と、ボールを失い町田に押し込まれる時間帯が続いた。
3・4本目は大宮のペースで試合が進んだが、「後ろから数的優位を作って崩していく」(渋谷監督)という指揮官が狙った形は出せず。前線でムルジャや泉澤が孤立する場面が多発した。
ただ、4得点のうちCKと相手守備陣の連係ミスを除いた2得点は、どちらも早い段階で前線に当てて、その落としから生まれたもの。「ポゼッションの練習では、ただつなぐのではなく常に前を窺うこと、(前に)入った後のサポートの質が要求されている」(富山)と、今季の目指すスタイルの一端が表れた。
「守備は非常に良かった。これからは攻撃のイメージをチームとして共有していきたい」と、指揮官にとっても今後のトレーニングの方向性が明確になったようだ。
取材・文・写真:芥川和久
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渋谷洋樹監督は「良いイメージの攻撃はほとんどなかったが、守備は隙なく全員が意識を持ってやってくれた」と課題と収穫を口にした。
練習生を除けば1・2本目と、3・4本目で、「シャッフルして個人の特長や組み合わせを見ている段階」(渋谷監督)と、主力組とサブ組を分けずに臨んでいるが、1・2本目は昨季からのベースである4-4-2ではなく、家長をトップ下に配した4-2-3-1をテスト。サイドからの攻めに偏ることなく中央突破を狙う布陣だが、町田の積極的なプレスにビルドアップが寸断され、意図通りには機能しなかった。
その状況に左サイドハーフの横谷がボールを引き出そうと低い位置まで下がるも、やはり前線にはなかなかボールが入らず。さらに家長が2本目に退くと、「みんな急ぎすぎて、無理に前に持っていこうとした」(加藤)と、ボールを失い町田に押し込まれる時間帯が続いた。
3・4本目は大宮のペースで試合が進んだが、「後ろから数的優位を作って崩していく」(渋谷監督)という指揮官が狙った形は出せず。前線でムルジャや泉澤が孤立する場面が多発した。
ただ、4得点のうちCKと相手守備陣の連係ミスを除いた2得点は、どちらも早い段階で前線に当てて、その落としから生まれたもの。「ポゼッションの練習では、ただつなぐのではなく常に前を窺うこと、(前に)入った後のサポートの質が要求されている」(富山)と、今季の目指すスタイルの一端が表れた。
「守備は非常に良かった。これからは攻撃のイメージをチームとして共有していきたい」と、指揮官にとっても今後のトレーニングの方向性が明確になったようだ。
取材・文・写真:芥川和久