アジア勢の情報収集のため元日本代表スタッフも招聘。
Jリーグよりもひと足先に開幕するアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)。日本勢は2月24日にG大阪、柏が開幕戦を迎え、翌25日には鹿島、浦和が登場する。
2008年のG大阪以来、このタイトルから遠ざかっている日本勢だが、果たして今季はいかなる戦いぶりを見せてくれるのだろうか。
ここでは、7年ぶりの覇権奪回を目指すG大阪の現状とACL躍進へのポイントを探る。
――◆――◆――
ガンバ大阪
ACL最高成績:優勝(2008年)
昨季リーグ成績:1位 勝点63 19勝6分9敗 59得点・31失点
Q1
補強を含めたプレシーズンここまでの準備は、100点中何点?
85点
「チームのベースは昨年でき上がっている」(長谷川監督)。赤嶺と小椋をピンポイントで補強したものの、指揮官が信頼を置く少数精鋭の強者とともにアジアでの再戴冠を目指す。
チーム戦術はすでに浸透済みなだけにコンディション調整を主眼に調整を続けてきたが、唯一の誤算は今野の負傷離脱。明神や小椋、倉田らで今野の穴を埋めることになるが、大幅なダメージにはならないだろう。
Q2
昨季から大きく変わった点は?
指揮官も主力も変わらず、チームの顔ぶれに目立った変化はない。もちろん、攻守の切り替えから素早く攻めるチームスタイルにもブレはない。ただ、あえて大きく変わった点を挙げるならば、昇格組という挑戦者の立場が一転して、三冠王者として追われる立場になったこと。
また、昨季序盤は不動のエースである宇佐美を欠き、暗中模索のチーム状態だったが、今季はその絶対的存在が万全に近いのも心強い点だ。
Q3
チーム最大の強みと懸念材料は?
2008年にアジア制覇を経験しているものの、当時の主力で現在のレギュラーは遠藤のみ。長谷川監督もやはりACLは初挑戦となるだけに、チームの経験値は決して高いとは言えないのが現状だ。
ただ、やはり大黒柱の遠藤と絶対的な得点源の宇佐美の存在は、G大阪の最大のストロングポイントだ。フィジカルサッカーに対抗し得るパトリックも、戦いの幅を広げる武器になるだろう。
Q4 ACLへの本気度(対策の充実ぶりなど)とチームの目標は?
昨季は国内の全タイトルを手にしたことで、長谷川監督も最重要視しているのがACLの優勝だ。戦力的には豪華補強とは言えないものの、長年に渡り日本代表をテクニカルスタッフとして支えてきた和田コーチを獲得し、情報の少ないアジア勢との戦いを優位に運ぼうとするのもクラブの本気度の表われだ。3年ぶりの出場だが、長谷川監督は「アジアの頂点を目指す」と鼻息も荒い。
Q5
目標達成へのポイントは?
派手な攻撃サッカーでアジアの頂点に駆け上がった08年とはチームスタイルも異なれば、アジアの勢力図も変わっており、タイトル奪還は簡単なミッションではない。大崩れしない堅実な守備も現在のストロングポイントだが、勝ち上がっていくためには攻撃の軸となる宇佐美のフル稼働は絶対条件だ。
さらに、昨季リーグ戦でクラブ史上最多となる14試合・無失点を誇った守備陣が、どれだけアジアの列強に通用するかも注目。特に世界レベルのアタッカーを擁した広州恒大など中国勢相手に、耐久力が問われる。
2008年のG大阪以来、このタイトルから遠ざかっている日本勢だが、果たして今季はいかなる戦いぶりを見せてくれるのだろうか。
ここでは、7年ぶりの覇権奪回を目指すG大阪の現状とACL躍進へのポイントを探る。
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ガンバ大阪
ACL最高成績:優勝(2008年)
昨季リーグ成績:1位 勝点63 19勝6分9敗 59得点・31失点
Q1
補強を含めたプレシーズンここまでの準備は、100点中何点?
85点
「チームのベースは昨年でき上がっている」(長谷川監督)。赤嶺と小椋をピンポイントで補強したものの、指揮官が信頼を置く少数精鋭の強者とともにアジアでの再戴冠を目指す。
チーム戦術はすでに浸透済みなだけにコンディション調整を主眼に調整を続けてきたが、唯一の誤算は今野の負傷離脱。明神や小椋、倉田らで今野の穴を埋めることになるが、大幅なダメージにはならないだろう。
Q2
昨季から大きく変わった点は?
指揮官も主力も変わらず、チームの顔ぶれに目立った変化はない。もちろん、攻守の切り替えから素早く攻めるチームスタイルにもブレはない。ただ、あえて大きく変わった点を挙げるならば、昇格組という挑戦者の立場が一転して、三冠王者として追われる立場になったこと。
また、昨季序盤は不動のエースである宇佐美を欠き、暗中模索のチーム状態だったが、今季はその絶対的存在が万全に近いのも心強い点だ。
Q3
チーム最大の強みと懸念材料は?
2008年にアジア制覇を経験しているものの、当時の主力で現在のレギュラーは遠藤のみ。長谷川監督もやはりACLは初挑戦となるだけに、チームの経験値は決して高いとは言えないのが現状だ。
ただ、やはり大黒柱の遠藤と絶対的な得点源の宇佐美の存在は、G大阪の最大のストロングポイントだ。フィジカルサッカーに対抗し得るパトリックも、戦いの幅を広げる武器になるだろう。
Q4 ACLへの本気度(対策の充実ぶりなど)とチームの目標は?
昨季は国内の全タイトルを手にしたことで、長谷川監督も最重要視しているのがACLの優勝だ。戦力的には豪華補強とは言えないものの、長年に渡り日本代表をテクニカルスタッフとして支えてきた和田コーチを獲得し、情報の少ないアジア勢との戦いを優位に運ぼうとするのもクラブの本気度の表われだ。3年ぶりの出場だが、長谷川監督は「アジアの頂点を目指す」と鼻息も荒い。
Q5
目標達成へのポイントは?
派手な攻撃サッカーでアジアの頂点に駆け上がった08年とはチームスタイルも異なれば、アジアの勢力図も変わっており、タイトル奪還は簡単なミッションではない。大崩れしない堅実な守備も現在のストロングポイントだが、勝ち上がっていくためには攻撃の軸となる宇佐美のフル稼働は絶対条件だ。
さらに、昨季リーグ戦でクラブ史上最多となる14試合・無失点を誇った守備陣が、どれだけアジアの列強に通用するかも注目。特に世界レベルのアタッカーを擁した広州恒大など中国勢相手に、耐久力が問われる。