いつもの4-3-3ではなく、高さのある3枚のCBを並べた5-4-1に。
柏は新体制発足から一貫して採用してきた4-3-3ではなく、「高さに対応しなければいけない」「サイドでのアプローチも時間を短縮したかった」(吉田達磨監督)との理由から、増嶋竜也、鈴木大輔、エドゥアルトという高さのあるCBを3枚並べ、5-4-1の布陣で全北現代戦に臨んだ。
序盤からクロスボールを多用する全北の圧力に押し込まれる苦しい展開が続いた柏だが、徐々に5バックのラインコントロールが統率され、全北FWのエドゥーへのタイトなマーキングによって水際で失点を阻止、守備面の狙いはある程度、功を奏した。
ただ、守備に人数を割いたことで、守から攻へ切り替わった後は、必然的に前へ出ていく迫力が損なわれてしまう。前線のレアンドロにボールが収まり、そこに武富孝介が上手く絡めた時には複数人が全北ゴール前へ攻め入り、可能性を感じさせたが、それも数える程度だった。
全北の前からの圧力もあって、蹴って逃げる場面が多く、それを拾われて2次攻撃を浴び続けた。16対5というシュート数が物語る通り、全北の猛攻を凌ぎ、なんとかアウェーで勝点1を手にしたという試合になった。
取材・文:鈴木 潤(フリーライター)
■試合の結果
ACL グループE/第1節
全北現代 0-0 柏
序盤からクロスボールを多用する全北の圧力に押し込まれる苦しい展開が続いた柏だが、徐々に5バックのラインコントロールが統率され、全北FWのエドゥーへのタイトなマーキングによって水際で失点を阻止、守備面の狙いはある程度、功を奏した。
ただ、守備に人数を割いたことで、守から攻へ切り替わった後は、必然的に前へ出ていく迫力が損なわれてしまう。前線のレアンドロにボールが収まり、そこに武富孝介が上手く絡めた時には複数人が全北ゴール前へ攻め入り、可能性を感じさせたが、それも数える程度だった。
全北の前からの圧力もあって、蹴って逃げる場面が多く、それを拾われて2次攻撃を浴び続けた。16対5というシュート数が物語る通り、全北の猛攻を凌ぎ、なんとかアウェーで勝点1を手にしたという試合になった。
取材・文:鈴木 潤(フリーライター)
■試合の結果
ACL グループE/第1節
全北現代 0-0 柏