横浜――ぶっつけ本番の新布陣は機能するか。川崎――押し込む時間を増やせるか。
3月7・8日、いよいよJ1リーグの2015シーズンが開幕。サッカーダイジェストWebでは1シーズンを通じ、毎節各カードの最新チーム情報をお届けする。
ここでお伝えする開幕カードは、横浜vs川崎。昨季は横浜が2連勝した“神奈川ダービー”。今季の第一ラウンドはいかなる結果となるか。
【J1】1stステージ1節展望|全9カードの予想布陣&各チームの最新動向
――◆――◆――
J1リーグ・1節
横浜F・マリノス – 川崎フロンターレ
3月7日(土)/15:00/日産スタジアム
横浜F・マリノス
リーグ成績(2014年):7位 勝点51 14勝9分11敗 37得点・29失点
宮崎キャンプ中に左足首を痛めて長期離脱を余儀なくされた中村に続き、開幕1週間前の練習試合で今度はラフィーニャが右足首を負傷。検査を行なった結果、全治4週間の見込みと診断され、開幕戦出場が絶望的となった。
攻撃の核を2枚欠く非常事態に、モンバエルツ監督は齋藤を1トップで起用する考えのようだ。今週に入ってからの戦術トレーニングで1トップに齋藤、トップ下に藤本を配する新布陣を試している。ほとんどぶっつけ本番に近い編成が機能するか注目したい。
一方、横浜には昨季リーグ最少失点の自慢の守備力がある。「マリノスは失点したらいけないチーム」と重鎮の中澤は言い切る。攻撃に関しては不確定要素も多いが、守備陣は負傷者もなく、順調そのもの。堅守から少ないチャンスをモノにして、神奈川ダービーを制したい。
KEY PLAYER:齋藤 学(MF)
1トップでの起用が有力視されている。持ち味の打開力を活かして、チームの攻撃をけん引したい。
川崎フロンターレ
リーグ成績(2014年):6位 勝点55 16勝7分11敗 56得点・43失点
年間王者を狙う今季は、2ステージ制の復活初年度ということもあり、例年よりもチーム作りの段階を前倒してきた。開幕ダッシュを狙ってのことで、その狙いどおりのコンディションにある。数人の怪我人はいるものの、現時点でスタメンクラスは揃っており、準備は万全だ。
今週の練習から判断すると、開幕戦には3バックで臨むと思われるが、これは相手がどうこうというよりも、両サイドのポジションをできるだけ高めにしたいという、風間監督の考えが反映されたと考えるべきだろう。相手を押し込む時間を増やそうという意図がそこにある。チームは4-4-2も試しており、その時々の状態に合わせて流動的に組み換えることが可能だ。
監督が変わった横浜がどのような戦いをするのか不透明だが、いずれにせよ川崎とすれば、自分たちのサッカーを貫くのみ。なお、新加入の杉本を組み込んだ形も模索していたが、まだ連係面が拙く、前線の流動性を保つには、大久保をCFにした3トップのほうがスムーズと判断したようだ。
KEY PLAYER:角田 誠(DF)
攻撃的なチームだからこそ、守備にかかる負担は増える。公式戦で初お披露目となるなか、ハイパフォーマンスに期待。
ここでお伝えする開幕カードは、横浜vs川崎。昨季は横浜が2連勝した“神奈川ダービー”。今季の第一ラウンドはいかなる結果となるか。
【J1】1stステージ1節展望|全9カードの予想布陣&各チームの最新動向
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J1リーグ・1節
横浜F・マリノス – 川崎フロンターレ
3月7日(土)/15:00/日産スタジアム
横浜F・マリノス
リーグ成績(2014年):7位 勝点51 14勝9分11敗 37得点・29失点
宮崎キャンプ中に左足首を痛めて長期離脱を余儀なくされた中村に続き、開幕1週間前の練習試合で今度はラフィーニャが右足首を負傷。検査を行なった結果、全治4週間の見込みと診断され、開幕戦出場が絶望的となった。
攻撃の核を2枚欠く非常事態に、モンバエルツ監督は齋藤を1トップで起用する考えのようだ。今週に入ってからの戦術トレーニングで1トップに齋藤、トップ下に藤本を配する新布陣を試している。ほとんどぶっつけ本番に近い編成が機能するか注目したい。
一方、横浜には昨季リーグ最少失点の自慢の守備力がある。「マリノスは失点したらいけないチーム」と重鎮の中澤は言い切る。攻撃に関しては不確定要素も多いが、守備陣は負傷者もなく、順調そのもの。堅守から少ないチャンスをモノにして、神奈川ダービーを制したい。
KEY PLAYER:齋藤 学(MF)
1トップでの起用が有力視されている。持ち味の打開力を活かして、チームの攻撃をけん引したい。
川崎フロンターレ
リーグ成績(2014年):6位 勝点55 16勝7分11敗 56得点・43失点
年間王者を狙う今季は、2ステージ制の復活初年度ということもあり、例年よりもチーム作りの段階を前倒してきた。開幕ダッシュを狙ってのことで、その狙いどおりのコンディションにある。数人の怪我人はいるものの、現時点でスタメンクラスは揃っており、準備は万全だ。
今週の練習から判断すると、開幕戦には3バックで臨むと思われるが、これは相手がどうこうというよりも、両サイドのポジションをできるだけ高めにしたいという、風間監督の考えが反映されたと考えるべきだろう。相手を押し込む時間を増やそうという意図がそこにある。チームは4-4-2も試しており、その時々の状態に合わせて流動的に組み換えることが可能だ。
監督が変わった横浜がどのような戦いをするのか不透明だが、いずれにせよ川崎とすれば、自分たちのサッカーを貫くのみ。なお、新加入の杉本を組み込んだ形も模索していたが、まだ連係面が拙く、前線の流動性を保つには、大久保をCFにした3トップのほうがスムーズと判断したようだ。
KEY PLAYER:角田 誠(DF)
攻撃的なチームだからこそ、守備にかかる負担は増える。公式戦で初お披露目となるなか、ハイパフォーマンスに期待。