仙台――2トップの組合わせに注目。山形――ハイプレスから分厚い攻撃を。
3月7・8日、いよいよJ1リーグの2015シーズンが開幕。サッカーダイジェストWebでは1シーズンを通じ、毎節各カードの最新チーム情報をお届けする。
ここでお伝えする開幕カードは、仙台 vs 山形。飛躍を期す仙台と11年以来のJ1に挑む山形による“みちのくダービー”の行方はいかに。
【J1】1stステージ1節展望|全9カードの予想布陣&各チームの最新動向
――◆――◆――
J1リーグ・1節
ベガルタ仙台 – モンテディオ山形
3月7日(土)/14:00/ユアテックスタジアム仙台
ベガルタ仙台
リーグ成績(2014年):14位 勝点38 9勝11分14敗 35得点・50失点
開幕戦を控えた仙台は3月1日、約1か月に及んだキャンプを打ち上げた。4日の練習は非公開、5日も冒頭20分のみ報道陣に公開。「堅守を取り戻す」(渡邉監督)とキャンプで積み上げた土台に最終調整を施しているようだ。
最大の焦点はFWの組合せ。怪我で出遅れているエース・ウイルソンについて、渡邉監督は「今日もトレーニングできたので試合に出場できる状況」と語るが、MF登録のR・ロペスと奥埜がキャンプでの練習試合でFWとして結果を残しており、ベンチスタートの可能性も高い。山形の3バックを打ち破るのに最適な組合せで臨めるかが勝負の鍵だ。
練習試合で主力組の右サイドハーフに抜擢された、ユース昇格組のMF茂木も楽しみな存在。決定機を演出するパス出しと精度の高いフリーキックが魅力で、チームの高卒ルーキーとしては10年ぶりの開幕戦先発出場の可能性も浮上している。「大きく成長し自信もついてきている」と渡邉監督も認める若手の躍動にも期待だ。
オフに大幅な血の入れ替えを敢行し、若返ったチームが「勝点50・ひと桁順位」という目標を達成するのに必要なのは“勢い”だ。フレッシュな顔ぶれでまずは“みちのくダービー”で勝鬨を上げ、スタートダッシュを成功させたい。
KEY PLAYER:R・ロペス(MF)
強烈な左足のシュートはもとより、守備のスイッチ役として前線からのプレスに奔走する姿は監督も一目置く。「ウイルソンの相棒候補」脱皮へ、重要な戦いだ。
モンテディオ山形
リーグ成績(2014年/J2):6位 勝点64 18勝10分14敗 57得点・44失点
4年ぶりのJ1開幕を前に、今オフは守備に主眼が置かれた補強を敢行。そして長期に渡るキャンプではハードワークがベースの“石﨑サッカー”を新加入組の意識に浸透させ、既存戦力との融合を進めてきた。
新戦力で注目は、仙台から獲得した渡辺だろう。チームに素早くフィットしたCBは、副キャプテンに就任。練習試合での負傷により開幕スタメンが危ぶまれたが、すでに戦列に復帰し、3バックの中央に陣取るディフェンスリーダーとして存在感を示している。
前線では、ディエゴや山﨑との連係に磨きをかけていた川西は負傷離脱中で、キャンプから好調を維持した伊東がその穴を埋める。アルセウの加入で競争が激化したボランチは、どうやら宮阪とアルセウのコンビで開幕戦に臨みそうだ。
粘り強く昇格を勝ち取った昨季のメンバーをベースにしつつ、守りに力強さが加わった。石﨑監督も警戒する仙台の野沢にセットプレーの機会を与えないためにも、高い位置からのプレスでボールを奪い、厚みのある攻撃につなげたい。
KEY PLAYER:渡辺広大(DF)
「環境を変えたい」と新天地を選んだCBが古巣とのダービーマッチで山形デビューを果たしそうだ。熱さと冷静さを両立させたい。
ここでお伝えする開幕カードは、仙台 vs 山形。飛躍を期す仙台と11年以来のJ1に挑む山形による“みちのくダービー”の行方はいかに。
【J1】1stステージ1節展望|全9カードの予想布陣&各チームの最新動向
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J1リーグ・1節
ベガルタ仙台 – モンテディオ山形
3月7日(土)/14:00/ユアテックスタジアム仙台
ベガルタ仙台
リーグ成績(2014年):14位 勝点38 9勝11分14敗 35得点・50失点
開幕戦を控えた仙台は3月1日、約1か月に及んだキャンプを打ち上げた。4日の練習は非公開、5日も冒頭20分のみ報道陣に公開。「堅守を取り戻す」(渡邉監督)とキャンプで積み上げた土台に最終調整を施しているようだ。
最大の焦点はFWの組合せ。怪我で出遅れているエース・ウイルソンについて、渡邉監督は「今日もトレーニングできたので試合に出場できる状況」と語るが、MF登録のR・ロペスと奥埜がキャンプでの練習試合でFWとして結果を残しており、ベンチスタートの可能性も高い。山形の3バックを打ち破るのに最適な組合せで臨めるかが勝負の鍵だ。
練習試合で主力組の右サイドハーフに抜擢された、ユース昇格組のMF茂木も楽しみな存在。決定機を演出するパス出しと精度の高いフリーキックが魅力で、チームの高卒ルーキーとしては10年ぶりの開幕戦先発出場の可能性も浮上している。「大きく成長し自信もついてきている」と渡邉監督も認める若手の躍動にも期待だ。
オフに大幅な血の入れ替えを敢行し、若返ったチームが「勝点50・ひと桁順位」という目標を達成するのに必要なのは“勢い”だ。フレッシュな顔ぶれでまずは“みちのくダービー”で勝鬨を上げ、スタートダッシュを成功させたい。
KEY PLAYER:R・ロペス(MF)
強烈な左足のシュートはもとより、守備のスイッチ役として前線からのプレスに奔走する姿は監督も一目置く。「ウイルソンの相棒候補」脱皮へ、重要な戦いだ。
モンテディオ山形
リーグ成績(2014年/J2):6位 勝点64 18勝10分14敗 57得点・44失点
4年ぶりのJ1開幕を前に、今オフは守備に主眼が置かれた補強を敢行。そして長期に渡るキャンプではハードワークがベースの“石﨑サッカー”を新加入組の意識に浸透させ、既存戦力との融合を進めてきた。
新戦力で注目は、仙台から獲得した渡辺だろう。チームに素早くフィットしたCBは、副キャプテンに就任。練習試合での負傷により開幕スタメンが危ぶまれたが、すでに戦列に復帰し、3バックの中央に陣取るディフェンスリーダーとして存在感を示している。
前線では、ディエゴや山﨑との連係に磨きをかけていた川西は負傷離脱中で、キャンプから好調を維持した伊東がその穴を埋める。アルセウの加入で競争が激化したボランチは、どうやら宮阪とアルセウのコンビで開幕戦に臨みそうだ。
粘り強く昇格を勝ち取った昨季のメンバーをベースにしつつ、守りに力強さが加わった。石﨑監督も警戒する仙台の野沢にセットプレーの機会を与えないためにも、高い位置からのプレスでボールを奪い、厚みのある攻撃につなげたい。
KEY PLAYER:渡辺広大(DF)
「環境を変えたい」と新天地を選んだCBが古巣とのダービーマッチで山形デビューを果たしそうだ。熱さと冷静さを両立させたい。