名古屋――“隼磨vs名古屋の左サイド”にも注目。 松本――ロースコアの勝負に持ち込みたい。
3月7・8日、いよいよJ1リーグの2015シーズンが開幕。サッカーダイジェストWebでは1シーズンを通じ、毎節各カードの最新チーム情報をお届けする。
ここでお伝えする開幕カードは、名古屋 vs 松本。昨季の巻き返しを狙う名古屋と初のJ1に挑む松本の一戦を展望する。
【J1】1stステージ1節展望|全9カードの予想布陣&各チームの最新動向
――◆――◆――
J1リーグ・1節
名古屋グランパス – 松本山雅FC
3月7日(土)/14:00/豊田スタジアム
名古屋グランパス
昨季リーグ成績:10位 勝点48 13勝9分12敗 47得点・48失点
開幕を目前にして主力に負傷者が相次いだが、右SB矢野の代役を竹内が務め、右膝に痛みがあったL・ドミンゲスも回復傾向にあり事なきを得た。さらに、新戦力のノヴァコヴィッチを活かし切れていなかった前線も、裏への飛び出しでチャンスを生む永井らの働きかけで連係が生まれつつある。個の打開力に頼らず、コンビネーションからの崩しが機能するかも鍵となりそうだ。
また、今季はプレシーズンで精度を上げてきたセットプレーからの得点にも期待がかかる。180センチ台後半の闘莉王や牟田らに加え、193センチの長身を誇るノヴァコヴィッチの高さも存分に活かしたい。
一方、守備面では自慢の堅守を徹底して整備。今週のトレーニングでは、3-4-2-1の布陣が予想される松本対策として、2シャドーへのマーキングを入念にチェックするなど開幕戦に向け、できる限りの準備は施した。
この試合では、サイドの攻防も見どころのひとつで、松本の右SBは一昨季まで名古屋に所属した田中隼の先発が濃厚。「永井、田口、本多ならひとりで抑えられる」と自信を見せており、これに対して名古屋の左SB本多も「みんなでガンガンいこうと話している」と応戦。“隼磨vs名古屋の左サイド”にも注目したい。
KEY PLAYER:ノヴァコヴィッチ(FW)
ゴール前での嗅覚は、昨季までの活躍からも実証済み。名古屋の一員として臨む開幕戦で本領を見せたい。
松本山雅FC
リーグ成績(2014年/J2):2位 勝点83 24勝11分7敗 65得点・35失点
新戦力15人のうち、4人がスタメンに名を連ねる見込み。なかでも、3バックは酒井と後藤のふたりが新顔で、早い段階から守備戦術の練習をじっくりと行ない、組織としての守り方を整備してきた。
その成果を測る2月21日の横浜とのプレシーズンマッチでは、見事に無失点で切り抜けた。開幕戦で対戦する名古屋も堅守速攻型とはいえ、ボールを扱う技術では一日の長があることは明白だ。前線からのコース限定とスペースを与えないハイプレスを90分間継続し、ロースコア勝負に持ち込めるかどうかが鍵となる。
キャンプ終盤に取り組んだ攻撃練習では、1トップのオビナが存在感を発揮。この新ブラジル人を起点に厚みのある攻撃を繰り出してゴールを狙いたい。途中交代のカードとしては2シャドー候補の前田、石原ら活きの良いドリブラーに期待がかかる。
28日間に及ぶキャンプは総じて反町監督の青写真どおりに進んだ。ただ直前の練習で喜山が別メニューとなったのは気がかりだが、開幕に間に合わないようであれば、岩上か岩沼がボランチの一角に収まりそうだ。
KEY PLAYER:田中隼磨(DF)
昨季は強いメンタルでJ1昇格を牽引した精神的支柱。右膝の故障もスムーズに回復し、5年間在籍した古巣に乗り込む。
ここでお伝えする開幕カードは、名古屋 vs 松本。昨季の巻き返しを狙う名古屋と初のJ1に挑む松本の一戦を展望する。
【J1】1stステージ1節展望|全9カードの予想布陣&各チームの最新動向
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J1リーグ・1節
名古屋グランパス – 松本山雅FC
3月7日(土)/14:00/豊田スタジアム
名古屋グランパス
昨季リーグ成績:10位 勝点48 13勝9分12敗 47得点・48失点
開幕を目前にして主力に負傷者が相次いだが、右SB矢野の代役を竹内が務め、右膝に痛みがあったL・ドミンゲスも回復傾向にあり事なきを得た。さらに、新戦力のノヴァコヴィッチを活かし切れていなかった前線も、裏への飛び出しでチャンスを生む永井らの働きかけで連係が生まれつつある。個の打開力に頼らず、コンビネーションからの崩しが機能するかも鍵となりそうだ。
また、今季はプレシーズンで精度を上げてきたセットプレーからの得点にも期待がかかる。180センチ台後半の闘莉王や牟田らに加え、193センチの長身を誇るノヴァコヴィッチの高さも存分に活かしたい。
一方、守備面では自慢の堅守を徹底して整備。今週のトレーニングでは、3-4-2-1の布陣が予想される松本対策として、2シャドーへのマーキングを入念にチェックするなど開幕戦に向け、できる限りの準備は施した。
この試合では、サイドの攻防も見どころのひとつで、松本の右SBは一昨季まで名古屋に所属した田中隼の先発が濃厚。「永井、田口、本多ならひとりで抑えられる」と自信を見せており、これに対して名古屋の左SB本多も「みんなでガンガンいこうと話している」と応戦。“隼磨vs名古屋の左サイド”にも注目したい。
KEY PLAYER:ノヴァコヴィッチ(FW)
ゴール前での嗅覚は、昨季までの活躍からも実証済み。名古屋の一員として臨む開幕戦で本領を見せたい。
松本山雅FC
リーグ成績(2014年/J2):2位 勝点83 24勝11分7敗 65得点・35失点
新戦力15人のうち、4人がスタメンに名を連ねる見込み。なかでも、3バックは酒井と後藤のふたりが新顔で、早い段階から守備戦術の練習をじっくりと行ない、組織としての守り方を整備してきた。
その成果を測る2月21日の横浜とのプレシーズンマッチでは、見事に無失点で切り抜けた。開幕戦で対戦する名古屋も堅守速攻型とはいえ、ボールを扱う技術では一日の長があることは明白だ。前線からのコース限定とスペースを与えないハイプレスを90分間継続し、ロースコア勝負に持ち込めるかどうかが鍵となる。
キャンプ終盤に取り組んだ攻撃練習では、1トップのオビナが存在感を発揮。この新ブラジル人を起点に厚みのある攻撃を繰り出してゴールを狙いたい。途中交代のカードとしては2シャドー候補の前田、石原ら活きの良いドリブラーに期待がかかる。
28日間に及ぶキャンプは総じて反町監督の青写真どおりに進んだ。ただ直前の練習で喜山が別メニューとなったのは気がかりだが、開幕に間に合わないようであれば、岩上か岩沼がボランチの一角に収まりそうだ。
KEY PLAYER:田中隼磨(DF)
昨季は強いメンタルでJ1昇格を牽引した精神的支柱。右膝の故障もスムーズに回復し、5年間在籍した古巣に乗り込む。