堅い試合展開のなかチームに新たな風を吹かせた茶島をMOMに。
【試合内容】
広島は前半、攻守の切り替えと精度の高いパスを駆使して浦和を押し込む。11分には柏の突破から森﨑浩、37分には塩谷のパスから茶島がダイレクトボレーを放つも枠を捉え切れず、0-0のままゲームを折り返す。後半は高い位置からプレスをかけて、状況の打開を狙う浦和に対し、攻守の切り替え時にパスミスを連発。守勢に回る時間が長く、互いのGKが好セーブを見せたこともあり、スコアレスドローで勝点1を分け合った。
【J1採点&寸評】1stステージ・3節|全9カードを現地取材記者が評価
【J1 PHOTOハイライト】1stステージ・3節
【チーム採点・寸評】
広島 6
浦和の攻撃陣を無失点で抑えた点は評価。ただゲームを支配していた前半から一転、後半は攻守の切り替えの際にミスが多く、守勢に回った影響で反撃する力も消耗してしまった。
浦和 5.5
監督が「良い意味でサプライズ」と話すように、終盤も運動量を落とさず相手を押し込んだが、ビッグチャンスはなし。試合後、一部のサポーターから「勝つ気があるのか」と厳しい声が飛んだ。
【広島|採点・寸評】
GK
1 林 卓人 6
セービング、状況判断とも安定。味方がシュートブロックしたこぼれ球がゴールを襲った場面も冷静にボールを弾き出し、試合の主催者が選ぶマン・オブ・ザ・マッチに選ばれた。
DF
4 水本裕貴 6
浦和の左サイド(橋本、槙野)が自重気味で、相手と対峙する機会はそこまで多くなかった。それでも優れた読みで最終ラインに安定感を生み、連続フル出場を118試合に伸ばす。
5 千葉和彦 6
自陣内で李にパスカットされて決定的なピンチを招くも、自らの守備でなんとか防ぐ。それ以外は巧みな身体の入れ替えやカバーリングで冷静に対処し、無失点に貢献した。
33 塩谷 司 6
フィジカルを活かし、対峙する興梠を封じる役割に加え、果敢なオーバーラップも披露。特に前半は、前線の佐藤や茶島に何本も低空のロングパスを供給して攻撃をリードした。
MF
6 青山敏弘 5.5
走行距離は両軍でトップ。細かく上下動しながら、ボールホルダーやシャドーをカバーしていた。ただし、肝心のパスに受け手とズレがあり、ボールロストにつながる場面が散見。
8 森﨑和幸 6
持ち前の危機察知能力とポジショニングで攻守のバランスを調整。最終ラインに加わってビルドアップにも参加していたが、守備から攻撃に切り替える際のパスを相手に狙われた。
14 ミキッチ 5.5
ドリブル突破の迫力は申し分なかったものの、クロスが味方に合わなかったり、相手の守備網に引っ掛けられるなど、アタッキングサードに入った後のプレーにやや精度を欠いた。
18 柏 好文 6
推進力と鋭い切り返しでサイドからチャンスメイク。特に攻守の切り替えの早さがカウンターで活きた。強いて言えば、後半劣勢の中でもひとりで局面を打開するプレーがほしい。
7 森﨑浩司 5.5
最大の見せ場は11分の決定機。柏の折り返しにゴール前に飛び込んで左足を振り抜くも、槙野に触られ2戦連発ならず。その後は守備に追われ、前に出て行くだけの力がなかった。
25 茶島雄介 6.5
序盤は相手のマンマークに押し返されていたが、試合が進むごとに順応。裏を突く動きで攻撃に勢いを生み、指揮官のスタメン起用に応えた。フィニッシュの精度が今後の課題だ。
FW
11 佐藤寿人 6
前線のターゲットとして広範囲を奔走。何度倒されても球際で身体を張り、突破口を開こうとトライし続けた。茶島からのスルーパスに反応するも、シュートが枠を捉え切れなかったシーンも。
交代出場
9 ドウグラス 5.5
前節に続き、佐藤に代わってCFへ。動き自体は悪くなく、クロスからのシュートチャンスを狙っていたが、チームが押し込まれる時間帯が続いた影響でボールが収まらなかった。
30 柴﨑晃誠 ―
守勢に回った局面での出場。時間が短かったこともあるが、守備時のポジショニングに意識が強く働いていた印象で、本来シャドーで期待される「パス」を通すシーンはなし。
監督
森保 一 5.5
ブロックを作った堅守、攻守の切り替えを徹底。前半は完璧に近かったが、アジャストしてきた浦和に後手を踏み(交代カードも1枚残す)、「後半については反省」と振り返る。
広島は前半、攻守の切り替えと精度の高いパスを駆使して浦和を押し込む。11分には柏の突破から森﨑浩、37分には塩谷のパスから茶島がダイレクトボレーを放つも枠を捉え切れず、0-0のままゲームを折り返す。後半は高い位置からプレスをかけて、状況の打開を狙う浦和に対し、攻守の切り替え時にパスミスを連発。守勢に回る時間が長く、互いのGKが好セーブを見せたこともあり、スコアレスドローで勝点1を分け合った。
【J1採点&寸評】1stステージ・3節|全9カードを現地取材記者が評価
【J1 PHOTOハイライト】1stステージ・3節
【チーム採点・寸評】
広島 6
浦和の攻撃陣を無失点で抑えた点は評価。ただゲームを支配していた前半から一転、後半は攻守の切り替えの際にミスが多く、守勢に回った影響で反撃する力も消耗してしまった。
浦和 5.5
監督が「良い意味でサプライズ」と話すように、終盤も運動量を落とさず相手を押し込んだが、ビッグチャンスはなし。試合後、一部のサポーターから「勝つ気があるのか」と厳しい声が飛んだ。
【広島|採点・寸評】
GK
1 林 卓人 6
セービング、状況判断とも安定。味方がシュートブロックしたこぼれ球がゴールを襲った場面も冷静にボールを弾き出し、試合の主催者が選ぶマン・オブ・ザ・マッチに選ばれた。
DF
4 水本裕貴 6
浦和の左サイド(橋本、槙野)が自重気味で、相手と対峙する機会はそこまで多くなかった。それでも優れた読みで最終ラインに安定感を生み、連続フル出場を118試合に伸ばす。
5 千葉和彦 6
自陣内で李にパスカットされて決定的なピンチを招くも、自らの守備でなんとか防ぐ。それ以外は巧みな身体の入れ替えやカバーリングで冷静に対処し、無失点に貢献した。
33 塩谷 司 6
フィジカルを活かし、対峙する興梠を封じる役割に加え、果敢なオーバーラップも披露。特に前半は、前線の佐藤や茶島に何本も低空のロングパスを供給して攻撃をリードした。
MF
6 青山敏弘 5.5
走行距離は両軍でトップ。細かく上下動しながら、ボールホルダーやシャドーをカバーしていた。ただし、肝心のパスに受け手とズレがあり、ボールロストにつながる場面が散見。
8 森﨑和幸 6
持ち前の危機察知能力とポジショニングで攻守のバランスを調整。最終ラインに加わってビルドアップにも参加していたが、守備から攻撃に切り替える際のパスを相手に狙われた。
14 ミキッチ 5.5
ドリブル突破の迫力は申し分なかったものの、クロスが味方に合わなかったり、相手の守備網に引っ掛けられるなど、アタッキングサードに入った後のプレーにやや精度を欠いた。
18 柏 好文 6
推進力と鋭い切り返しでサイドからチャンスメイク。特に攻守の切り替えの早さがカウンターで活きた。強いて言えば、後半劣勢の中でもひとりで局面を打開するプレーがほしい。
7 森﨑浩司 5.5
最大の見せ場は11分の決定機。柏の折り返しにゴール前に飛び込んで左足を振り抜くも、槙野に触られ2戦連発ならず。その後は守備に追われ、前に出て行くだけの力がなかった。
25 茶島雄介 6.5
序盤は相手のマンマークに押し返されていたが、試合が進むごとに順応。裏を突く動きで攻撃に勢いを生み、指揮官のスタメン起用に応えた。フィニッシュの精度が今後の課題だ。
FW
11 佐藤寿人 6
前線のターゲットとして広範囲を奔走。何度倒されても球際で身体を張り、突破口を開こうとトライし続けた。茶島からのスルーパスに反応するも、シュートが枠を捉え切れなかったシーンも。
交代出場
9 ドウグラス 5.5
前節に続き、佐藤に代わってCFへ。動き自体は悪くなく、クロスからのシュートチャンスを狙っていたが、チームが押し込まれる時間帯が続いた影響でボールが収まらなかった。
30 柴﨑晃誠 ―
守勢に回った局面での出場。時間が短かったこともあるが、守備時のポジショニングに意識が強く働いていた印象で、本来シャドーで期待される「パス」を通すシーンはなし。
監督
森保 一 5.5
ブロックを作った堅守、攻守の切り替えを徹底。前半は完璧に近かったが、アジャストしてきた浦和に後手を踏み(交代カードも1枚残す)、「後半については反省」と振り返る。