「曲者」の森谷が公式戦2試合連続ゴール。川崎の変則的3バックはある程度機能も…。
【試合内容】
川崎は変則的な3バックシステムを採用し、持ち前のボールポゼッションと高い位置からのプレッシングで徐々に主導権を掌握。対する浦和も裏を狙いながら、サイドを起点に時折鋭い攻撃を繰り出す。スコアが動いたのは35分。大島の上がりから左サイドの車屋がドリブルでエリア内に侵入すると、最後は森谷が冷静に流し込んで川崎が先制点を奪った。
後半に入ると徐々に両軍の陣形が間延びし始めるなか、浦和の仕掛ける回数が増えて盛り返していくが、川崎もカウンターを繰り出して応戦。浦和は石原が負傷交代するアクシデントもあったが、武藤と梅崎を続けざまに投入して攻撃の活性化を図ると、89分に柏木のFKからズラタンが同点弾を叩き込む。川崎が最後に追いつかれる形で、上位対決は痛み分けに終わった。
【J1 PHOTOハイライト】1stステージ・5節
【PHOTOギャラリー】等々力新メインスタンド内覧会の模様 part.1
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【チーム採点・寸評】
川崎 5.5
エウシーニョが右ウイングバック兼ウイングを担う変則的3バックは、守備面で上々の出来も、攻撃面で連係が伴わず。セットプレーは以前からの課題で、今回もそこを突かれた点は反省材料。
浦和 5.5
試合後、「我々のほうが3ポイントに近かった」といつものミシャ節も、実際はどちらに転んでも不思議はなかった。阿部が起点となれず攻撃面で展開力を欠いたが、それでも勝点1を拾った。
【J1採点&寸評】1stステージ・5節 全9試合の評価をチェック!
【川崎|採点・寸評】
GK
21 西部洋平 5.5
大きなミスは見られなかったが、キックの精度に物足りなさを残す。終盤には前に飛び出しながらボールに触れず、危険な場面も作られた。
DF
3 角田 誠 6
守備の統制を巧みに取りながら、変則的3バックのバランスを調整。FKから1失点も、堅牢な守備組織を構築し、攻撃面でもソツなくパスを散らした。
5 谷口彰悟 6
前半は裏のスペースを突かれる場面もあったが、徐々に距離感を修正して対応。ズラタンと対峙しても互角の競り合いを見せた。
17 武岡優斗 5.5
エウシーニョとの連係には課題を残すも、粘り強い守備は評価に値。もっとも攻撃で絡む機会は少なく、エウシーニョのサポートも不十分だった。
MF
14 中村憲剛 6
最終ラインの前に陣取り、アンカーとして機能。この日は守備の意識とバランス感覚を発揮し、主に守備面で大きく貢献した。
16 大島僚太 6
相手を難なくいなしながら、機を見た持ち上がりで先制点の起点に。最後までボールの運び役をこなすなど、自身の役割は全うした。
18 エウシーニョ 5
基本は右ウイングながら、激しいアップダウンを繰り返し、FWからDFまで幅広い役割をこなす。クロスの精度が低く、何本も無駄にした。
19 森谷賢太郎 6.5
中盤の位置に入りながら、CFやウイング的な振る舞いも。浦和からすれば捉え難く、まさに「曲者」。公式戦2試合連続ゴールの結果も残す。
20 車屋紳太郎 6
巧みなコース取りをしたドリブルで関根を抜き去り、中央で待ち構えていた森谷のゴールをアシスト。その後は単調な仕掛けが続き、今後に課題を残した。
FW
10 レナト 6
鋭いドリブルは相手が数人掛かりで警戒するほど鋭く、その「引き付け力」でスペースも作り出した。ただ、ゴール前の崩しでは工夫を欠いた感も。
13 大久保嘉人 5
中盤に下りて起点を作るも、肝心のボールが入らず、シュートも1本のみ。「ボールが入らないし、今日は守備しかしてない」と試合後は憮然とした表情。
交代出場
MF
6 山本真希 ―
投入直後から意気揚々とプレー。モチベーションは高かったが、チームは無情にも追いつかれ、結果的に逃げ切るという役目を果たせなかった。
監督
風間八宏 5.5
変則的な3バックで臨み、守備では一定の強度を保った。ただ、攻撃の迫力はやや欠けており、守備が改善されるも攻撃は十分に活きず。
川崎は変則的な3バックシステムを採用し、持ち前のボールポゼッションと高い位置からのプレッシングで徐々に主導権を掌握。対する浦和も裏を狙いながら、サイドを起点に時折鋭い攻撃を繰り出す。スコアが動いたのは35分。大島の上がりから左サイドの車屋がドリブルでエリア内に侵入すると、最後は森谷が冷静に流し込んで川崎が先制点を奪った。
後半に入ると徐々に両軍の陣形が間延びし始めるなか、浦和の仕掛ける回数が増えて盛り返していくが、川崎もカウンターを繰り出して応戦。浦和は石原が負傷交代するアクシデントもあったが、武藤と梅崎を続けざまに投入して攻撃の活性化を図ると、89分に柏木のFKからズラタンが同点弾を叩き込む。川崎が最後に追いつかれる形で、上位対決は痛み分けに終わった。
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【チーム採点・寸評】
川崎 5.5
エウシーニョが右ウイングバック兼ウイングを担う変則的3バックは、守備面で上々の出来も、攻撃面で連係が伴わず。セットプレーは以前からの課題で、今回もそこを突かれた点は反省材料。
浦和 5.5
試合後、「我々のほうが3ポイントに近かった」といつものミシャ節も、実際はどちらに転んでも不思議はなかった。阿部が起点となれず攻撃面で展開力を欠いたが、それでも勝点1を拾った。
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【川崎|採点・寸評】
GK
21 西部洋平 5.5
大きなミスは見られなかったが、キックの精度に物足りなさを残す。終盤には前に飛び出しながらボールに触れず、危険な場面も作られた。
DF
3 角田 誠 6
守備の統制を巧みに取りながら、変則的3バックのバランスを調整。FKから1失点も、堅牢な守備組織を構築し、攻撃面でもソツなくパスを散らした。
5 谷口彰悟 6
前半は裏のスペースを突かれる場面もあったが、徐々に距離感を修正して対応。ズラタンと対峙しても互角の競り合いを見せた。
17 武岡優斗 5.5
エウシーニョとの連係には課題を残すも、粘り強い守備は評価に値。もっとも攻撃で絡む機会は少なく、エウシーニョのサポートも不十分だった。
MF
14 中村憲剛 6
最終ラインの前に陣取り、アンカーとして機能。この日は守備の意識とバランス感覚を発揮し、主に守備面で大きく貢献した。
16 大島僚太 6
相手を難なくいなしながら、機を見た持ち上がりで先制点の起点に。最後までボールの運び役をこなすなど、自身の役割は全うした。
18 エウシーニョ 5
基本は右ウイングながら、激しいアップダウンを繰り返し、FWからDFまで幅広い役割をこなす。クロスの精度が低く、何本も無駄にした。
19 森谷賢太郎 6.5
中盤の位置に入りながら、CFやウイング的な振る舞いも。浦和からすれば捉え難く、まさに「曲者」。公式戦2試合連続ゴールの結果も残す。
20 車屋紳太郎 6
巧みなコース取りをしたドリブルで関根を抜き去り、中央で待ち構えていた森谷のゴールをアシスト。その後は単調な仕掛けが続き、今後に課題を残した。
FW
10 レナト 6
鋭いドリブルは相手が数人掛かりで警戒するほど鋭く、その「引き付け力」でスペースも作り出した。ただ、ゴール前の崩しでは工夫を欠いた感も。
13 大久保嘉人 5
中盤に下りて起点を作るも、肝心のボールが入らず、シュートも1本のみ。「ボールが入らないし、今日は守備しかしてない」と試合後は憮然とした表情。
交代出場
MF
6 山本真希 ―
投入直後から意気揚々とプレー。モチベーションは高かったが、チームは無情にも追いつかれ、結果的に逃げ切るという役目を果たせなかった。
監督
風間八宏 5.5
変則的な3バックで臨み、守備では一定の強度を保った。ただ、攻撃の迫力はやや欠けており、守備が改善されるも攻撃は十分に活きず。