【J1採点&寸評】神戸×甲府|石津の2ゴールなど4得点を奪った神戸が甲府を一蹴!

カテゴリ:Jリーグ

本田健介(サッカーダイジェスト)

2015年04月12日

J1で初の2ゴールをマークした石津をMOMに選出。

【警告】神戸=なし/甲府=なし
【退場】なし
【MAN OF THE MATCH】石津大介(神戸)

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【試合内容】
 開始4分に石津のゴールで先制した神戸が終始、試合の主導権を握った。45分には甲府守備陣のクリアミスを石津が見逃さずに2ゴール目をマーク。
 
 後半も攻撃の手を緩めない神戸は、54分に三原、73分に小川がネットを揺らし、一方的な展開に持ち込む。その後は2種登録選手の藤谷をJデビューさせるなど、ネルシーニョ監督が余裕の采配を見せ、83分には1失点したものの4-1で勝利。
 
 一方、甲府は終了間際のアドリアーノのゴール以外、チャンスらしいチャンスを作れずに完敗を喫した。

【J1採点&寸評】1stステージ・5節 全9試合の評価をチェック!
 
【J1 PHOTOハイライト】1stステージ・5節

【チーム採点・寸評】 
神戸 6.5        
早々に先制点を奪うと、その後も石津、小川らを中心に攻め込み、4ゴールを奪取。甲府を終始押し込み、ホームでのリーグ初勝利を挙げた。「納得できる勝利」と指揮官もチームの出来を賞賛。
 
甲府 4.5
5バックで守るも相手の攻撃をまったく抑えられず、計20本のシュートを浴びる。後半には伊東、アドリアーノと攻撃のカードを切るも機能したとは言い難く、課題だけが残った。
 
【神戸|採点&寸評】                          
GK      
22 山本海人 6          
阿部翔に放たれたファーストシュートを少し前にこぼしてしまうなど、やや不安な立ち上がりも、その後は危なげないセーブを披露した。1失点はチョン・ウヨンのミス絡みと致し方なし。
 
DF
5 岩波拓也 6       
好フィードを高橋峻に通し、先制点を演出。守備面では阿部拓を抑え、ミスらしいミスもなかった。前半終了間際にはCKのこぼれ球に反応し、惜しいシュートを放った。
 
14 増川隆洋 6       
盛田と迫力のエアバトルを展開。ハイボールへの強さは健在だった。また地上戦でも身体を投げ出して石原の突破を食い止めるなど安定したプレーを見せた。左足でのロングパスも正確だった。
 
16 チョン・ウヨン 5         
最終ラインから前線への低くて速いくさびのパスは秀逸。相手のプレッシャーが少なかった分、のびのびとプレーした。が、82分にアドリアーノに奪われ失点に関与。絶対にやってはいけないミスだった。

MF
3 相馬崇人 6             
左サイドの主導権を常に握り、16分には1対1で対峙した松橋を置き去りにするなど、キレのある突破を見せた。3点目のシーンではニアに早いボールを入れ、得点の起点となった。

6 高橋峻希 6       
岩波のフィードに抜け出し、石津の先制点をアシスト。その後も阿部翔の裏を狙い続け、甲府守備陣に脅威を与えた。前線で起点となったマルキーニョスとの連係も良好だった。
 
10 森岡亮太 5.5       
32分には小川に芸術的なスルーパスを送り、決定機を創出。“らしさ”は随所で発揮した。ただ62分にGKとの1対1を外し、ミスからピンチを招くなどマイナス面も。
 
13 小川慶治朗 6.5    
右サイドから積極的に仕掛け、石津の2点目を生んだ。また三原が挙げた3点目の場面ではクロスに対してニアに飛び込み、甲府守備陣をかく乱。72分にはこぼれ球を拾い、自ら落ち着いて決めた。
 
18 マルキーニョス 6 
2シャドーの右でプレー。的確なキープで時間を作り、味方の攻め上がりを促した。クロスの質も高く、石津、小川をサポート。欲を言えば、チャンスがあっただけにゴールを奪いたかった。

24 三原雅俊 6   
森岡が前目でプレーするため、後方に重心を置いてバランスを取った。もう少し縦方向のパスが欲しかったが、53分に見事なミドルでネットを揺らすなど、十分な働きだった。

FW      
9 石津大介 6.5       
開始早々に高橋峻のクロスに合わせて先制点をマーク。44分には相手のクリアミスを見逃さずに、2点目を奪取した。J1での初の2ゴールで、チームをリーグ2連勝に導いた。
   
交代出場                                            
FW
7 ペドロ・ジュニオール 6
67分に石津に代わり1トップに入ると、カウンターの先導役となった。73分にはマルキーニョスからスルーパスを受けGKと1対1に。シュートは阻まれるも、小川のゴールにつなげた。
 
DF
35 藤谷 壮 6
神戸U-18所属ながら、2種登録選手としてJデビュー。落ち着いた対応でアドリアーノの突破を食い止めた。試合後にはネルシーニョ監督もその才能を高く評価した。

監督                
ネルシーニョ 6.5
石津の1トップ起用が当たり、チームをリーグ2連勝に導く。後半、やや攻撃の手が緩まったと見るや、P・ジュニオールを投入し、4点目をもたらす。終盤には藤谷をピッチへ送り、未来への投資も行なった。

 

石津は「良いボールが来たので」と謙遜しながら、2ゴールを奪う大仕事をやってのけた。(C) J.LEAGUE PHOTOS

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