連動性を欠き、今季最少のシュート7本。
4節・鳥栖戦での今季公式戦初勝利に続き、ACL・広州恒大戦もアディショナルタイムの劇的弾で勝利を飾った。乗っていた鹿島は5節の新潟戦でも勝点3を狙ったが、あと一歩及ばずに引き分けた。スコアは1-1。前半にカウンターから失点し、後半立ち上がりに土居のゴールで追いついたものの、追加点を奪えずに終了の笛を聞いた。
開幕から公式戦6試合勝ちなしとつまずいたことを踏まえれば、勝点1はポジティブに受け止められるかもしれない。とはいえ、試合内容を振り返ると、小さくない不安も感じた。
結論から言えば、この試合で感じた不安は攻撃面にある。新潟戦で放ったシュートは7本だけだった。理由は明白だ。新潟のタイトなディフェンスの前に、得意とするサイド攻撃が機能しなかったからである。
キープ力の高い遠藤や金崎(あるいはカイオ)を起点にタメを作り、SBが絡んでコンビネーションで崩していく。これが、鹿島のベーシックな攻撃パターンだ。特に右サイドの遠藤とSB西のコンビネーションが生命線で、多くの試合で彼らの連係からチャンスを作ってきた。
しかし、この試合では「(鹿島は)サイドハーフが起点になるので、そこに厳しく行くことを意識していた」(前野/新潟)という新潟SBのマンマークに遭って機能せず。さらに、「相手がマンマーク気味に来るので(自分が下がるとSBが)食いついて来る」(遠藤)と相手SBを釣り出し、裏にできたスペースにCFの高崎が流れてボールを引き出す動きも織り交ぜたが、これも不発に終わった。攻撃のリズムを作れない鹿島は、そのまま有効な打開策を見出せずに90分間を過ごしてしまったのだ。
なぜ、攻撃が機能しなかったのか。その理由を土居が説明する。
「(高崎への)ロングボールを蹴る時の意思統一ができていなかった。前線に入った時のサポートが遅かったし、競った後のこぼれ球も拾えなかった。ボランチがボールをもらいに下がっているのに、最終ラインから蹴る場面もあった」
意思統一がままならなかったために、ピッチのあちこちに齟齬が生まれ、チームとしての連動性を欠いた。その結果、今季最少のシュート7本に終わったのだ。
生命線のサイド攻撃が封じられ、不慣れなロングボールによる攻撃もほとんどの場面で新潟の守備に撥ね返された。これでは、追加点が奪えないのも無理はない。
開幕から公式戦6試合勝ちなしとつまずいたことを踏まえれば、勝点1はポジティブに受け止められるかもしれない。とはいえ、試合内容を振り返ると、小さくない不安も感じた。
結論から言えば、この試合で感じた不安は攻撃面にある。新潟戦で放ったシュートは7本だけだった。理由は明白だ。新潟のタイトなディフェンスの前に、得意とするサイド攻撃が機能しなかったからである。
キープ力の高い遠藤や金崎(あるいはカイオ)を起点にタメを作り、SBが絡んでコンビネーションで崩していく。これが、鹿島のベーシックな攻撃パターンだ。特に右サイドの遠藤とSB西のコンビネーションが生命線で、多くの試合で彼らの連係からチャンスを作ってきた。
しかし、この試合では「(鹿島は)サイドハーフが起点になるので、そこに厳しく行くことを意識していた」(前野/新潟)という新潟SBのマンマークに遭って機能せず。さらに、「相手がマンマーク気味に来るので(自分が下がるとSBが)食いついて来る」(遠藤)と相手SBを釣り出し、裏にできたスペースにCFの高崎が流れてボールを引き出す動きも織り交ぜたが、これも不発に終わった。攻撃のリズムを作れない鹿島は、そのまま有効な打開策を見出せずに90分間を過ごしてしまったのだ。
なぜ、攻撃が機能しなかったのか。その理由を土居が説明する。
「(高崎への)ロングボールを蹴る時の意思統一ができていなかった。前線に入った時のサポートが遅かったし、競った後のこぼれ球も拾えなかった。ボランチがボールをもらいに下がっているのに、最終ラインから蹴る場面もあった」
意思統一がままならなかったために、ピッチのあちこちに齟齬が生まれ、チームとしての連動性を欠いた。その結果、今季最少のシュート7本に終わったのだ。
生命線のサイド攻撃が封じられ、不慣れなロングボールによる攻撃もほとんどの場面で新潟の守備に撥ね返された。これでは、追加点が奪えないのも無理はない。